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2024年4月の読書メーターまとめ

Smith, Ordinary. Person.
読んだ本
2
読んだページ
911ページ
感想・レビュー
2
ナイス
34ナイス

2024年4月に読んだ本
2

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Smith, Ordinary. Person.
 数多の西洋怪奇小説の紹介と翻訳で、本邦における怪奇翻訳の礎を築いた、翻訳業界そして編集業界の巨匠、平井呈一。本書は彼の偉業である怪談翻訳の集成として、名訳として知られるラヴクラフトの「アウトサイダー」ほか、彼の筆によって邦訳された傑作怪奇短編13篇に加え、対談やエッセー、書評を収録している。収録作品はいずれも古典ながら、現世に至っても色褪せない魅力を輝かせている。古きを温めて新しきを知れる、怪奇小説読者必携の一冊。以下、コメントになるべくネタバレなしの収録作品各話感想。
Smith, Ordinary. Person.
2024/04/13 09:00

●アスキス「鎮魂曲」(1931) ■医者のわたしは心臓に病を抱える若女主人の診療に招かれ、彼女に恋をする。明るく聡明な彼女だったが、心臓の他に今ひとつ問題を抱えていた。それは、時折"もう一人の自分"が現れることに悩まされることで――。 ▶(適度に色気と湿度のあるゴシックホラー。その結末に、読者によっては想像を覆される驚きに襲われるかもしれない。)

Smith, Ordinary. Person.
2024/04/13 09:01

●ワイルド「カンタヴィルの幽霊」(1887) ■イギリスは16世期に建てられたカンタヴィル卿の古屋敷には長年幽霊が住み着いており、住人を恐怖のどん底に突き落とすことに愉悦と誇りを持っていた。今度の住人はアメリカから来た公使(外交官)一家。いつものように行動を起こしたが豈図らんや、合理主義・物質主義の一家に逆にやり込められるはめに――。 ▶(オスカー・ワイルドによる、当時の英国人と米国人双方の性格を皮肉ったコメディ調のホラー。その滑稽な展開と美しい結末から、映像化も何度かされている。)

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
2

Smith, Ordinary. Person.
 時は2010年代。トランスジェンダーであると主張する人が、特に欧米の、未成年の少女の間で急増していることがわかった。調査を始めると、性自認の問題とは全く別の、社会全体に関わる重大な問題が顕になってきた――。 少女たちの "流行" の実態を明らかにし、ジェンダー思想と性自認の実情、思想と彼女たちを政治的に利用する人々、そして副次的に "キャンセル・カルチャー" の問題まで社会に突きつけた衝撃のルポルタージュ。 "本書を短絡的にジェンダー/トランスジェンダーの問題に分類すれば、必ず問題の本質を読み誤る!"
Smith, Ordinary. Person.
2024/04/27 14:10

 原著の刊行は2020年で、作中で紹介された問題や課題、用語を英語で検索すると、2024年現在、ディトランジショナー(性別移行のプロセスを中断したり元々のジェンダーに再移行した人)らが性急な性別移行の危険性を訴えたり、WHO(世界保健機関)がケアの対象を成人に限定することを求める見解を発表したりするなど、行き過ぎたトランスジェンダー称賛に対して社会全体で揺り戻しが進んでいることを確認できる。

Smith, Ordinary. Person.
2024/04/27 14:12

"トランスジェンダー/Transgender"■"ディジスター/Desister"■"ディトランジショナー/Detransitioner"■"ジェンダー・ケア/Gender Care"■"The WPATH Files"

が「ナイス!」と言っています。
Smith, Ordinary. Person.
 数多の西洋怪奇小説の紹介と翻訳で、本邦における怪奇翻訳の礎を築いた、翻訳業界そして編集業界の巨匠、平井呈一。本書は彼の偉業である怪談翻訳の集成として、名訳として知られるラヴクラフトの「アウトサイダー」ほか、彼の筆によって邦訳された傑作怪奇短編13篇に加え、対談やエッセー、書評を収録している。収録作品はいずれも古典ながら、現世に至っても色褪せない魅力を輝かせている。古きを温めて新しきを知れる、怪奇小説読者必携の一冊。以下、コメントになるべくネタバレなしの収録作品各話感想。
Smith, Ordinary. Person.
2024/04/13 09:00

●アスキス「鎮魂曲」(1931) ■医者のわたしは心臓に病を抱える若女主人の診療に招かれ、彼女に恋をする。明るく聡明な彼女だったが、心臓の他に今ひとつ問題を抱えていた。それは、時折"もう一人の自分"が現れることに悩まされることで――。 ▶(適度に色気と湿度のあるゴシックホラー。その結末に、読者によっては想像を覆される驚きに襲われるかもしれない。)

Smith, Ordinary. Person.
2024/04/13 09:01

●ワイルド「カンタヴィルの幽霊」(1887) ■イギリスは16世期に建てられたカンタヴィル卿の古屋敷には長年幽霊が住み着いており、住人を恐怖のどん底に突き落とすことに愉悦と誇りを持っていた。今度の住人はアメリカから来た公使(外交官)一家。いつものように行動を起こしたが豈図らんや、合理主義・物質主義の一家に逆にやり込められるはめに――。 ▶(オスカー・ワイルドによる、当時の英国人と米国人双方の性格を皮肉ったコメディ調のホラー。その滑稽な展開と美しい結末から、映像化も何度かされている。)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/06(3618日経過)
記録初日
2004/02/20(7377日経過)
読んだ本
781冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
177068ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
759件(投稿率97.2%)
本棚
36棚
外部サイト
URL/ブログ
http://publicoenemy.blog60.fc2.com/
自己紹介

 雑食性なので本棚そのものは混沌としていますが、一応判別しやすいように、なるべくこまめに整理整頓は心がけているつもりです。  最近は読むだけでなく、実行可能なものは実践してみています。  実践して明らかな結果が出たものや、ネタバレ全開な長文の感想は、プロフィールにあるウェブログにて公開しています。ただし、主観的なもの、プラシーボ効果、思い込み等の可能性も否定しません。

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