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2025年2月の読書メーターまとめ

なつのふね
読んだ本
3
読んだページ
708ページ
感想・レビュー
3
ナイス
117ナイス

2025年2月に読んだ本
3

2025年2月のお気に入られ登録
2

  • K
  • Go!Go!Taxi!!

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

なつのふね
ネタバレ8月と言えばとんでもない猛暑の月(特に京都盆地では)そして戦没者たちの慰霊の月。京都の大文字の送り火を絡めながら 第二次世界対戦の戦中にやりたくても学業ができなかった学生ややりたくても野球ができなかった野球人の悲哀を 幽霊を登場させる形で描いた。そしてここに中国人留学生のシャオさんを登場させることで物語がより国際的な広がりを持った。軽妙な会話で進むけれど 静かに静かに戦争の余りに不条理で過酷な部分を"告発"している。2度3度徴兵される内に肩を壊してしまった沢村栄治のエピソードは涙無しでは読めない。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
3

なつのふね
ネタバレ三島屋の次男坊の富次郎が 黒白の間で摩訶不思議な話を客から聞き取り それを他言すること無く聞き捨てる。何かに似ている•と思ったらNHKのねぽりんはほりんという番組。匿名の特殊な仕事をする人が声を変えてその内容を教えてくれる番組。最近見始めてその面白さに驚いた。どうも私は変わったお話が好物らしい。この九之続の4話も奇妙な話ばかり。出産の安全を願う気持ちや親子の上手く行かないことやら、芸術家の焦燥やら、大災害のとてつもない恐ろしさやら今にも通じる背景が共感できて物語に入り込めた。富次郎、画を捨てないで!と願う
が「ナイス!」と言っています。
なつのふね
ネタバレまるまると太った牛が食べられてしまうことを知って一目母牛に会いたいと牧場に出掛けていく絵本。とにかく主人公の牛が可愛くリュックに水筒、傘まで持っていて並々ならぬ覚悟を感じる。食育のお話であるけど私は出征する息子と母もこのような気持ちではないか?と思った。運命は受け止めざるを得ないけど私が確かに存在したことを忘れないで、頑張って生きてね、と言うような。終わりに近づくにつれて空が美しく茜色に変化していて とても素敵な絵本だった。
が「ナイス!」と言っています。
なつのふね
ネタバレ8月と言えばとんでもない猛暑の月(特に京都盆地では)そして戦没者たちの慰霊の月。京都の大文字の送り火を絡めながら 第二次世界対戦の戦中にやりたくても学業ができなかった学生ややりたくても野球ができなかった野球人の悲哀を 幽霊を登場させる形で描いた。そしてここに中国人留学生のシャオさんを登場させることで物語がより国際的な広がりを持った。軽妙な会話で進むけれど 静かに静かに戦争の余りに不条理で過酷な部分を"告発"している。2度3度徴兵される内に肩を壊してしまった沢村栄治のエピソードは涙無しでは読めない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/10(3924日経過)
記録初日
2014/06/10(3924日経過)
読んだ本
606冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
183716ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
417件(投稿率68.8%)
本棚
8棚
性別
血液型
AB型
職業
事務系
現住所
奈良県
自己紹介

読書は昔から(半世紀‼前から)大好きでした。小説・エッセイをよく読みます。純文学が好きですが心に響く、古今東西のいろんな作家の作品を読みたいです。
読書メーターでは 共通の本を読んだ人のレビューを読めたり 興味深い本を教えてもらったり 読書が更に楽しくなる機会を得られて有り難く思います。
最近は 年齢を重ねたせいか、江戸時代の武家もの、町人ものの小説にはまっています。また 刑事物、ミステリーも面白く読むことが多くなってきました。
朱川湊人と重松清の誕生日のちょうど中間に生まれたことに 最近 気づきました。また 小川洋子も同年代です。なんだか 少し誇らしく感じています。

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