ネタバレ小鳩君と小佐内さんは高校1年生、恋愛関係でもなく依存関係でもなく互恵関係。今日も２人は清く慎ましく目立たないように小市民を目指している。でも、なぜか２人の前には謎が。名探偵として目立ちたくないのに、どうしても謎を解く必要に迫られる小鳩君。小佐内さんとお互いを言い訳に使う約束をしているのだけれど。健吾が良き友達としてストーリーを引き締めている。

ネタバレ家族の中で一番気になったのが「姉妹」私が妹を持つ姉妹だから。小さい時、学生時代、大人になってから、そして今、切り離せないけど、うっとおしい、いろんな感情がありありと描かれていて、思わずうんうんと頷いていた。どおしても姉目線でいる私、いいのか悪いのか?親が亡くなり二人だけになって身につまされる。読む時期によって心が揺さぶられる。家族っていいなと思わせてくれたこの本を読んで良かった。

ネタバレ明治３５年、弔堂に行く坂の途中にあるあばら家、不味い甘酒とふかし芋を売る店の老店主、弥蔵。明治の世の中についていけず、ついていこうとも思わず、店の経営もどうでもいいと思っている。お店の馴染み客の利吉とのよもやま話でわかってくる。蘇峰富徳、岡本綺堂、宮武外骨、竹久夢二、寺田虎彦、藤田五郎（斉藤一）らわ弔堂へ案内する。弥蔵の正体が明らかになり、弔堂で店主、客達、弥蔵の話の中でみんなの心のたけが発露されていく。

ネタバレ主人公の森林保護官と巨大な熊との死闘。先輩の森林保護官と熊に襲われるシーンは、凄い迫力で手に汗握る状態。この所、冬眠しない熊の被害がちょこちょこ話題になっていたが、出会えば命に係わるのだから本当に身につまされる、保護官の方達も大変だ、この本で少し垣間見ることができて良かった。先輩も助かり、親を亡くした小熊がどうぞ山の神になれますように。次作あるようなので追っかけます。堪能しました。

ネタバレ過去から来た10才のちぃ子と10才の娘を亡くした譲の擬似親子のストーリー。ひと夏、自分が譲さんの子供になると言って親子ゲームが始まる。でも、コロナで在宅だからと言ってもずっと子供に付き合う譲に違和感を感じていた・・・これも伏線！？こんなにほっこりして胸が温かくなるとは思わなかった。昭和時代も懐かしく楽しめた。未来に希望の持てるラストにも良かった。

ネタバレ小鳩君と小佐内さんは高校1年生、恋愛関係でもなく依存関係でもなく互恵関係。今日も２人は清く慎ましく目立たないように小市民を目指している。でも、なぜか２人の前には謎が。名探偵として目立ちたくないのに、どうしても謎を解く必要に迫られる小鳩君。小佐内さんとお互いを言い訳に使う約束をしているのだけれど。健吾が良き友達としてストーリーを引き締めている。

ネタバレシリーズ3作目。久しぶりのレオとクロがお互い文句を言いながらも力を合わせて事件を解決していく。事件がどんどん大きくなっていき、2人が酷く傷つけられてどうなるのかハラハラドキドキ。「おしゃしみ」と「しゅうくりいむ」をいっぱいあげたいね。何だかシリーズ完結の雰囲気やけど、まだまだ続いて欲しいな。

ネタバレ九州で4代続く開業医の目線で書かれたストーリー。軍医として戦地に赴いた２代目とコロナと闘う現代の健が、心に響いた。町医者の目から見た文章だったからかも。初代から４代目まで町医者に誇りを持って、患者に寄り添う、一本芯が通っていて、皆父親の背中を見て育ったからかも。年代があちこち飛んでいたので少し混乱したのが残念だったけど、とても素晴らしい本だった。

ネタバレ東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷のハヤブサ地区に移り住んだ、ミステリー作家三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋に、そこで消防団に勧誘される。迷いながら入団した太郎だったが、やがて長閑な集落で密かに進行していた事件の存在を知る。連続放火事件に隠された真実は？後半は二転三転しながらの展開に。人間関係が濃い田舎での新興宗教は、誰がどう繋がっているのか分からず殺人まで起こる。ラストまで一気読み。ドラマでは別設定とか、見てみたい。

ネタバレ雨ちゃんも３０才、受け持ち患者も増え、大きな手術も任されるように。それにしても過酷な職場で事務仕事も多い、よく頑張ってるね。でも、どんな仕事でもそうだけど、ちょっと慣れて来た頃が一番ポカや失敗が起こる。結索処理のミスで患者の容体が悪化、再手術に。結果、手術を外され喪失感から辞職も考える、傷心を抱え帰省。父と兄の見守りや母の心遣い、歌う民謡に癒され復帰する。はるかとの悲しい別れ、葵との最後のディナー。救えなかった命に寄り添う気持ちを忘れずに、今日も患者に向う。

ネタバレ中学に進んでまもなく、どうしても学校へ行けなくなった、まいは、ひと月あまりを西の魔女の元で暮らした。西の魔女とは、母方の祖母でイギリス人、大好きなおばあちゃんから、魔女の手ほどきを受けることに。魔女修行の根本は、なんでも自分で決める、ということ。喜びも希望も悲しみも挫折も、もちろん幸せも。まいがおばあちゃんに影響を受けながら、成長していくのが見えて、「渡りの一日」で東の魔女になっていく、まいを見ておばあちゃんに見せてあげたかったなと