ネタバレミステリー短編集。孤独死した部屋の清掃をする人達の物語。どんでん返しも無く謎解きもむつかしくなく、メチャ大変なお仕事という感想。特殊清掃の場面では化学防護服、自給式空気呼吸器が当たり前にもビックリ。亡くなった方の気持ちを汲み取り、伝えたいことは何かと常に心に留めながら。氏家所長が出てきてお久しぶり。

ネタバレ２巻目だけど国道食堂上下巻みたいで完結。食堂のリングが舞台装置になって結婚式まで。人生で辛いことがあってもこの店に来たなら幸せに巡り合うよう。オーナーを中心にみんな幸せに、ほっこりしました。近くにあれば寄ってみたい。

ネタバレコロナの最前線にたつ現役医師が自らの経験を元に綴ったストーリー。未曾有のパンデミックの現場の病院の混乱、医師や看護師、医療関係者の揺れる使命感、家族との対応のリアル感に胸が塞ぐ。クルーズ船からのコロナ患者を長野県まで受け入れていたなんて知らなかった。ウィルスと闘うのに途中からはマスクも防護服も必要なのに再利用だったなんて。医療者だからではなく人間としての信念に基づいた皆様に感謝しかない。

ネタバレそして誰もいなくなったのオマージュ作品。誰も幸せにならずに終わった・・・イヤミス感たっぷり。夕美と加古はどうなるの？父が拳銃自殺で夕美は理由を知った時果たしてどう思うのか？最後の皆川の推理は当たっているのだろうけど、証拠もなくただの憶測にしかならない。数学の高城先生が犯人のようにカモフラージュ。法で裁けない罪、その罪を背負いこれからどう生きていくのか？最後まで息をつかせぬどんでん返し面白かった。

ネタバレ国道５１７号線沿いにある国道食堂。お店の中にプロレスのリングがある料理も美味しい食堂。そこに立ち寄るお客さん、店主、従業員など登場人物は多いけれど、その人達が繋がり小さな奇跡を起こす。二方君の今後も気になるし、続編も読みます。温かくて優しい胸がほっこりするストーリーでした。

ネタバレ今回は口入屋の坊次郎からの繋ぎ、幕府御庭番の曽和一鉄からの仕事の依頼。依頼主はなんと老中松平武元。一日だけ、俺を晦まして欲しいと。依頼のため会うことも難しい老中の望みをくらまし屋が叶えることが出来るのか？立ち回りは少なかったが、偽の参勤交代を作ったりと一番のスケールで難儀ではあった。最後、娘の花嫁衣裳を見、話せて思いを叶えられて良かった。七瀬さんの過去も。虚に対して御庭番とも連携を取ることになり今後の展開も楽しみ。

ネタバレ3作目、妹と親友がデートの途中に自動車事故に。妹だけが後遺症で左足を引きづることに。それが原因か？二人は判れることに。社会人３年目の傑は過去への拘りを捨てきれず、今もなお引きずっているのがちょっと辛い。３月～１０月の１月ずつのストーリーが絡み合い。妹、若緒の就活をメインに傑の職場でもパートのリーダーとの仲たがいなど、日常によくあることだけどなかなか解決できず追い込まれる。彼女や妹さんの方がしっかりしてると思う。言葉に出して良い時とうまくいかない時も。でも、最終良い方向へ向かって良かった。

ネタバレ6人の有名な作家さんの短編集。人が裁かれる場所の法廷、そこで事件の真相を追い、ドラマが生まれる。被告は無罪？有罪？弁護士や裁判官が主人公、警察ミステリーとは違った面白さがあった。夏樹静子、土屋隆夫、横山秀夫さんのお話はさすが！

ネタバレおかわり！の3冊目。ようやく馨と哲の結婚式に。哲は美音と馨の姉妹で差がありすぎない素敵な結婚式をと思い、馨は出来るだけシンプルな式をと。お互いの気持ちはよく分かるけどねぇ～二組の新婚生活が垣間見えて、絆が深まっていくのが嬉しい。今回も素敵な常連さん達との人情、思いやりと優しさが溢れ、ほっこり胸が温かくなる物語でした。

ネタバレ東京タワーのエレベーターで昭和の時代にタイムスリップしてしまった菜緒とばあさん。平成のお金は使えないし、泊まる所もなく困り果てて、仕方なくばあさんの実家へ。住み込みのお手伝いさんのせっちゃんをはじめ皆さんが優しく暫く厄介になることに。ばあさんは繁盛している仕出し屋の一人娘だった。割と素直な働き者の１５歳の菜緒さんとなんか怪しげな７１歳のばあさんのコンビ。タイムスリップを何回か経験している菜緒の幼馴染の西原君との出会い。お手伝いのせっちゃんとばあさんが平成に会えて誤解も解けてめでたしめでたし。

ネタバレミステリー短編集。孤独死した部屋の清掃をする人達の物語。どんでん返しも無く謎解きもむつかしくなく、メチャ大変なお仕事という感想。特殊清掃の場面では化学防護服、自給式空気呼吸器が当たり前にもビックリ。亡くなった方の気持ちを汲み取り、伝えたいことは何かと常に心に留めながら。氏家所長が出てきてお久しぶり。

ネタバレ日本初の正教会のイコン聖像画師、山下りん。彼女が当時、信仰と芸術の狭間で苦しみ、もがく、葛藤が身につまされるほど響いてくる。西洋画を学ぶためにロシアへ留学。心身を崩して途中で日本へ帰国。聖像画師として人生を賭けると共に宣教師ニコライが彼女に常に温かな道を灯して導いてくれる。当時の日本とロシア、正教会の立場がよくわかる。

ネタバレ素泊まり、おひとり様歓迎路線に切り替えた温泉宿。オーナー夫婦と幼馴染の章が宿に併設された食事処ヒソップ亭の料理人、新鮮な魚料理と銘酒、ほっこりする接待に心が和む。こんな源泉かけ流しの温泉付きでリーズナブルな宿泊代、その上美味しい料理ときたら!あ~近場だったら即、常連さんだわ。桃子さんが料理人になるかと思えば、新しいスタッフが。次作はどうなっていくのかな？楽しみ。

ネタバレ東大卒5名に在学中１名を含んでの作家さん達だけのアンソロジー。結城真一郎さんの「いちおう東大です」がこの本の中身みたいです。案外、塾や勉強ばかりで大学に行った時のコンプレックス？があるみたいですね皆さん。特に女性は言われますよね、東大なんか行ったらお嫁の貰い手が・・・新川帆立さん、辻堂ゆめさん、浅野皓生の作品が特に面白かったです。浅野皓生さんの本、長編を読んでみたいです。