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2024年4月の読書メーターまとめ

Book & Travel
読んだ本
6
読んだページ
2416ページ
感想・レビュー
5
ナイス
623ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Book & Travel
ネタバレ図書館で予約して半年以上、偶然にも本屋大賞受賞のタイミングで回ってきた。評判通り面白く、何と言っても自分のやりたいことに突き進みつつ、何事にも生真面目な成瀬のキャラクターが本作の魅力だろう。同調圧力が強いと言われる日本社会で、成瀬がこれだけ支持されるのも面白い。幼馴染の島崎をはじめ成瀬に影響される人物たちも気になる所。各々の視点での短編が展開され、最後に本人視点の話になる構成がいい。豊富な大津ローカルネタは、地域は違っても自分の地元を懐かしく思い出す。その辺りが割と年配層に受けている理由かも知れない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

Book & Travel

午前中は都内に出る用事があったので、そのまま外苑前周辺を散歩。午後は地元に戻り、買い物がてら近所をぶらぶら。気温が上がり、どこも桜が満開で絶好の花見日和です。

午前中は都内に出る用事があったので、そのまま外苑前周辺を散歩。午後は地元に戻り、買い物がてら近所をぶらぶら。気温が上がり、どこも桜が満開で絶好の花見日和です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

Book & Travel
こちらも彦根出張に合わせ9年振りの再読(初読は旧版で登録)。近江散歩は、美濃国境の寝物語の里から彦根、姉川、国友、安土城へ。井伊直政・直孝親子や浅井長政と、優れた人物ながら小説等では脇役になりがちな人物の生涯が掘り下げられ、とても興味深い。優美な彦根城は司馬さんにも絶賛されている。奈良散歩は興福寺と東大寺。東大寺に伝わった華厳の成立・伝来の歴史を鮮やかな国際的色彩と供に迫る辺りは、圧巻の読み応え。千年以上続く修二会は一度見てみたいものだ。街道シリーズの中でも、特に筆致がいきいきしている様に感じられる巻だ。
chantal(シャンタール)
2024/04/28 20:59

この回は本当に素晴らしいですよね!私もまた再読したくなりました!そして東大寺をゆっくり散歩したいです😊

Book & Travel
2024/04/28 22:08

chantalさん、本当にこの巻はいいですよね。司馬さんは近江と奈良への愛情が伝わってきます。

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Book & Travel
滋賀出張のお供に読んだ一冊。賤ヶ岳七本槍の七人の人生を追いつつ、彼らの若き日の小姓仲間であり、関ヶ原で往った佐吉(石田三成)の驚くべき構想に迫っていく。三成が主役の司馬遼太郎『関ヶ原』をはじめこの時代を描いた作品は数多く読んだが、ここまで三成を好意的に書いた作品はなかなか無い。彼の先見性が現代的過ぎる様にも思えたが、加藤清正や福島正則と三成の関係性、良く書かれることの少ない片桐且元や大蔵卿局の胸の内など、こうだったらいいなと思える所も多かった。こんな小説を書けたら楽しいだろうなと思わせてくれる作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
Book & Travel
ネタバレ図書館で予約して半年以上、偶然にも本屋大賞受賞のタイミングで回ってきた。評判通り面白く、何と言っても自分のやりたいことに突き進みつつ、何事にも生真面目な成瀬のキャラクターが本作の魅力だろう。同調圧力が強いと言われる日本社会で、成瀬がこれだけ支持されるのも面白い。幼馴染の島崎をはじめ成瀬に影響される人物たちも気になる所。各々の視点での短編が展開され、最後に本人視点の話になる構成がいい。豊富な大津ローカルネタは、地域は違っても自分の地元を懐かしく思い出す。その辺りが割と年配層に受けている理由かも知れない。
が「ナイス!」と言っています。
Book & Travel
扱われるテーマに興味があり、以前から気になっていた作品。体を壊して第一線から外れていた刑事の田川は、未解決の居酒屋強盗殺人事件を担当することに。田川得意の地道な捜査により、事件の真相が明らかになっていく。ストーリーが丁寧に作られている印象で、田川と彼を支える周辺人物の温かさが良い。事件の背景にあるのは大型商業施設進出による地方商店の衰退と、食の安全の問題。作品の中で主張される市場の道徳観念については、一企業人として心に留めておきたい事だ。10年程前の作品だが、描かれる問題は今も変わっていないのではないか。
が「ナイス!」と言っています。
Book & Travel
著者はデビュー30年で著作2冊と寡作ながら評価の高いSF作家。タイムトラベル、AI、パラレルワールド等を扱った9編の短編集で、どの話もとても緻密に練られている印象。哲学的でありながら、各々の世界の現実的な部分まで深く描かれ、その中での登場人物の思いや行動に考えさせられる。SFだがディストピア感は無く、大切なことの普遍性を訴えている様で共感できる所が多かった。特に良かったのはの2つの中編「不安は自由のめまい」「偽りのない事実~」。面白くてどんどん読み進めるというより、読後にじわりと余韻が残る作品群だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/02(3530日経過)
記録初日
2007/12/15(5983日経過)
読んだ本
973冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
353793ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
715件(投稿率73.5%)
本棚
50棚
性別
年齢
48歳
血液型
O型
現住所
神奈川県
自己紹介

歴史と紀行が好きな会社員です。本を片手にあちこち旅をしたいものですが、なかなかそうもいきません。読書時間は往復2時間強の通勤電車がメイン。小説全般、音楽、スポーツ、一般教養、たまにビジネス関連も。書店や図書館で積読本を大量に増やしては、気まぐれに読んでいます。

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