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2024年10月の読書メーターまとめ

moonlight
読んだ本
11
読んだページ
3422ページ
感想・レビュー
11
ナイス
650ナイス

2024年10月に読んだ本
11

2024年10月のお気に入り登録
3

  • 剛腕伝説
  • かいちゃん
  • Yo

2024年10月のお気に入られ登録
4

  • 剛腕伝説
  • リードっち
  • かいちゃん
  • Yo

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

moonlight
読み終わると、タイトルがしみじみ良い。生きるぼくら。辛い体験から引きこもりになった青年が、米作りを通して生きる力を取り戻していく。機械や農薬に頼らない米作りは手間がかかって大変だが、しっかり手間をかけたら米の育つ力を信じて待つ。まさに子育てと同じ。美術ものではないが、マハさんらしく一枚の絵が大事な役割を担っている、美しくて力強い物語だ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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共読もあって皆さまの感想とともに楽しく読書できました。2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3482ページ ナイス数:587ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/501039/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
11

moonlight
維新から10年後ほどの大阪、江戸時代の名残濃い中に新しいことが少し入り込んできている不安定な時代ならではの雰囲気。幽霊が見え、怖い絵ほどよく売れる幽霊絵師の火狂と、絵の念を感じ取って夢に見る少女の真阿が、一枚の絵から隠れた事件の真実を明らかにしていく。火狂と真阿、どちらも特殊能力を持っているので謎解きには都合が良すぎると言えばそうなのだが、人間の悲しみと向き合いながら真実に迫っていくふたりのやり取りがとても温かくてしみじみ良い。シリーズになりそうかな?
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moonlight
読み始めてすぐに作者を確認、原田マハさんてこんな文体も書くんだ⁈そして読み進めるうちにこれはおとぎ話なんだな、なるほどそれに相応しい文体で書いたのね、と納得。たまにはこんな甘い世界も悪くはないけどなんか型通りのハリボテの幸せ感。おとぎ話に心ときめくには歳をとりすぎた自分を思い知らされて読了。マハさんの作品は概ね好きなのに残念。
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moonlight
亡き父の書棚から。30年以上も前の出版。そういえば父はお寿司が好きだったなと思い出しつつ。元々は江戸庶民の軽食だったという蘊蓄から始まり、値段もピンキリのお店紹介、圧巻は原寸大の握り寿司の図鑑!ページいっぱいにマグロ、貝、白身、軍艦、海老、光もの、煮もの、玉子、巻物などなど…と続き、実家から帰る電車で隣の人の視線を感じながら眺めた。私が知っている父はチェーン店や持ち帰り店の握りを黙々と食べる姿だったけれど、本に掲載された名店にも行ったことがあるのかな?そんなたわいのない話ももっとしておけばよかったな。
剛腕伝説
2024/10/26 01:50

初めまして。しみじみとするお父様との思い出。本当に良いレビューです(^^)

moonlight
2024/10/26 20:13

剛腕伝説さん(お名前👍)、レビュー褒めて頂き嬉しいです。ありがとうございます。コメントをいただいて、またしみじみと父を思い出しております。

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moonlight
とある事件が元で別れた元夫婦が、旅先の山形で偶然に再会したことから始まる文通。今や文通という言葉も死語に近いのではないだろうか。そして、こんなにも美しい日本語で手紙をやり取りすることは今や稀有なことかもしれない。それくらい時代が変わったことを感じる。でも、言葉を綴るうちに自分の心を見つめ、辛い過去を振り返りつつ未来を向いていく2人の往復書簡は、書くという行為がもたらした奇跡のようだった。
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moonlight
うーーーん。ある少女の自殺の謎についてインタビュー形式で物語は進む。語り口がそれぞれ散漫で脱線したり脇道へ逸れたり、読みにくい。それがリアルでもあるけど、私は辟易とした。なんとか最後まで読み進めたものの、そこまでして追及しなければならなかったのか?というモヤモヤ、インタビュアーでもある美容外科医の締めの挨拶にもモヤモヤ。湊かなえさんの作品としてはすっきりしなかったな。
moonlight
2024/10/22 10:55

すばるさん、コメントありがとうございます。共感頂けて嬉しいです。タイトルへの繋げ方もわかったようなわからなかったような、やっぱりわからん!と思いました。

すばる
2024/10/22 21:35

そうですね。今、「落日」を読んでいるんですが、章立てというか作品の構成が似通った形式で、それが作家の個性ということなのかもしれませんが、やはり少しわかりにくく、読みにくい印象です。特に「カケラ」は良く分かりませんでしたね。。。。(*_*;

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moonlight
楽しみにしているシリーズの第8巻。『賽子と虻』は某有名アニメ映画を彷彿とさせる世界観。『土鍋女房』は民話のような雰囲気で、今巻の中では私はこの話が一番好み。表題作は手に汗握る展開で、語り手はどうやって生き延びたのか気になり読み進めたが、黒白の間で聞く話としては随分とヘビーなのではないだろうか?シリーズ初期のような人間の喜怒哀楽から生み出される怪異譚の方が自分の好みとは合う感じ。変わり百物語を主催する三島屋にも変化が訪れるので今後に期待。
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moonlight
短編集。女二人の物語で、幼馴染、母娘、旅先の出会い、大家と店子など様々な関係性での心理描写が温かい。表題作は飼い主の都合に翻弄される猫と猫の切ない物語でなかなか良かった。最も面白かったのは『木蓮』、家庭的で子ども好きな女と思われたくて無理して彼氏の娘を預かった女の開き直りからのドラマは痛快。
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moonlight
読み終わると、タイトルがしみじみ良い。生きるぼくら。辛い体験から引きこもりになった青年が、米作りを通して生きる力を取り戻していく。機械や農薬に頼らない米作りは手間がかかって大変だが、しっかり手間をかけたら米の育つ力を信じて待つ。まさに子育てと同じ。美術ものではないが、マハさんらしく一枚の絵が大事な役割を担っている、美しくて力強い物語だ。
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moonlight
防衛といっても軍事ではなく自然災害、主に地震とそれによる二次災害からいかに身を守るか、という内容。過去に首都直下型地震と南海トラフ地震は大まかな周期で連続して起きており、確率的にはどちらもそろそろ…らしい。現時点では地震予知はできないということで備えるしか無いのだ。能登の被害には胸が痛むが、地震の後には雨が降る、という言い伝えがあることに背筋がぞわりとした。
Shintaro
2024/10/05 11:16

僕も中学生で総体の野球の応援を追えて帰宅する途中、塀倒れて信号止まってましたね。家の中も大変でした。

moonlight
2024/10/05 17:13

Shintaroさん、そうですそうです、中総体の日でした。私は帰宅直後に揺れが来てとっさにテーブルの下に潜ったら頭上から食器が降ってきました。たんすの引き出しが飛び出したり、ピアノが動いたり、かなりの揺れでしたね。

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moonlight
学生が集う山荘での殺人事件、というありがちな設定と思いきや、かなり特殊な事態でクローズドサークルに陥るハメに。巻頭の見取り図を何度も確認しながら自分なりに考えたものの、お手上げ。だってアレをそんなふうに使って殺すなんて…。こんな複雑なトリックを犯人はとっさにあの状況で組み立てられるのか?というツッコミは置いておいて面白く読了。できればA君殺さないで探偵トリオで活躍させて欲しかったな。
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moonlight
源氏物語の簡約現代語訳はいくつか読んだことがあるが、紫式部日記は初めてなのでまずはわかりやすそうな漫画から。ネガティブ…というか孤独が伝わってくる。意に染まぬ宮仕えでバカのフリをしないと周りと合わせられないなんて気の毒。でも、それを自分で綴っているくらいだからプライドも高いのよね。鬱積した感情を物語に昇華させたと思うとあの大長編も納得。そして大河ドラマは様々なエピソードを上手いこと脚色しているなぁと感心。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/07(3730日経過)
記録初日
2014/01/06(3974日経過)
読んだ本
915冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
303887ページ(1日平均76ページ)
感想・レビュー
829件(投稿率90.6%)
本棚
14棚
性別
血液型
B型
職業
サービス業
現住所
神奈川県
自己紹介

かつては宮部みゆきさんを中心に好きな作品ばかり繰り返し読むという超偏食読書でした。皆さんの感想を参考に様々な本を読んでいきたいと思います。
好んで読む作家さんは宇江佐真理、伊坂幸太郎、恒川光太郎、知念実希人

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