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2024年9月の読書メーターまとめ

moonlight
読んだ本
11
読んだページ
3482ページ
感想・レビュー
11
ナイス
587ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月のお気に入り登録
3

  • しげ
  • みかんちゃん
  • チーママ

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • チーママ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

moonlight
『汝、星の如く』を読んだ時に、“普通ではない”事情を穏やかに受け入れるばかりか周りの人を快く助ける北原先生の存在は現実的ではない、と感じた。本作はそんな北原先生の過去と前作のその後を描き、そして表題作は全ての人物と繋がりつつ、作品を世に出す編集者の魂を描いたお仕事小説にもなっている。自立した個と個として出会って生きていくことの価値、自由を選ぶ覚悟を身をもって示す北原先生こそが現実を一番よく見つめている人だった。苦しさを描いても温かく幸せを描いても切ない凪良作品、いつも心の深いところに響いてくる。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

moonlight

疲れ気味の心身にドクター伊良部はありがたかった😆9月も良い本に出会えますように。moonlightさんの2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2808ページ ナイス数:488ナイス ★moonlightさんの2024年8月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/501039/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
11

moonlight
両親は年齢の割に元気でしっかりしていると思っていが、父が急逝し母が一人になって、できないことの多さに愕然。死後の手続きに加えて介護申請をし、面談を経てケアマネさんが決まるまでの数ヶ月の忙しさたるや💧介護サービスを受けるのを拒む母を説得するにも時間と労力を使い、最近ようやく一つサポートを受けることが決まり少しホッとしたところでこの本を買っていたことを思い出した。必死にネットで調べたこともここに書かれていた😅でも親子ともに年老いて行く介護はまだ始まったばかり。折に触れまた開くことになるだろう。
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moonlight
ホラー短編が10編。グロ強めの作品もあるが、概ね怖さの中に悲哀が感じられる味わい深い作品たち。かくれんぼと人生をうまく絡めた表題作と、古典的な怖さに一捻りある『黒髪』が気に入った。一見、普通に暮らしている人々にも隠された暗さがあり、それが歪んだ世界へと誘うようなゾクゾク感。あまり馴染みの無い作家さんだけど、クセになりそう。次は『よもつひらさか』を読んでみようかな。
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moonlight
理系の謎解きが苦手で敬遠しているガリレオシリーズ。でも、これはひと味違うらしいということで手に取った。殺人事件の捜査に天才物理学者の湯川学が絡むのはいつものことながら、活躍の場はトリック解明ではなく母を思ってのある行動だった。人の心の機微には興味が無さそうな湯川にも人間らしい情があって、ほろ苦いような切ない気持ちになった。真相が判明したかに思えた後の怒涛の展開が、さすが東野圭吾で満足して読了。
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人と関わるよりも古道具と対話する方が好き、という若き古道具屋の主、柚之助。古道具を売買するついでに客の抱える悩みも解決する、ということだが、祖母の思い出話や店番を手伝う少女の壮絶な過去、失踪した父の話がけっこうな存在感を伴って描かれているので、あちこち話が飛んであまり入り込めなかった。シリーズになりそうな雰囲気だけど続きを読むかは微妙かな。 
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moonlight
20代前半、鎌倉の西隣の藤沢から東隣の逗子に通勤していたので、鎌倉も馴染みのある街。この本に出てくるお菓子のいくつかは豊島屋の商品だと意識しないで親しんでいた。でも、本店限定品に知らなかった物が多くてあの頃ならすぐに買いに行けたのに惜しいことしたなぁ。数年前に久々に鎌倉に行ったら小町通りが食べ歩きの街と化していて面食らってイワタコーヒーに逃げ込んだのだけど、次は豊島屋の茶寮にぜひ行かねば。とりあえず今は8/10ハトの日にオンライン注文した1枚入り鳩型缶が届くのを楽しみに待っているところ😊
もんらっしぇ
2024/09/17 16:49

moonlightさん、早速の共読で嬉しゅうございます<(_ _)> 鳩サブレー1枚専用缶!あれは可愛いですよね~(^^)/

moonlight
2024/09/17 18:03

いざ豊島屋を実行したもんらっしぇさん、確かにこれは茶寮に行きたくなりますね〜!私もいつか必ず行きます😊

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moonlight
失感情症という、他者への共感はおろか自分の感情もわからない少年ユンジェと、幼い頃に誘拐され不良少年になって生家に戻ってきたゴニ。怪物と呼ばれ社会からはじき出される二人の交流の物語。原文もそうなのか翻訳だからなのか凄惨な事件や暴力も淡々と描かれて、やや筋を追っているだけの印象。それでも、懸命に感情というものを学ぼうとするユンジェがゴニの心を開かせ不器用ながらに交流していく様子は微笑ましい。デリカシーの無い言葉をかけたりイジメをする“普通”の生徒たちとユンジェ、どちらが怪物か?考えさせられた。
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各話にお酒が出てくる短編集。①リキュール入りのチョコレートボンボンが繋ぐ縁、②手作りの果実酒にハマる女性、③日本酒の蔵元の若き後継、④料理とお酒の飲み方の不一致で離婚の危機の夫婦、⑤コロナ禍のzoom飲み会で腕をふるうバーテンダー。お酒の種類も扱い方もそれぞれバラエティに富んだ味わいで、甘いものが食べたくなったり日本酒が飲みたくなったりカクテルを作りたくなったりしながら楽しく読了。特に第2話坂井希久子さん『初恋ソーダ』が好み。丁寧に作って熟成させた果実酒をがぶ飲みされたら私も腹立つわー😅
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女性作家8人による短編集。タイトル通り、女同士の友情にまつわるあれやこれや…独占欲、執着心、歪んだ正義感、嫉妬。程度の差はあれど自分の中にもあると認めざるを得ない闇を前半の4編で次々と見せつけられる。でも、後半は大人の距離感をわきまえた女たちの話で、こちらもやはり共感できるのだ。女の友情は薄いなんて言わせない!言われたくない!阿川佐和子さんの描く『ブータンの歌』が最も心に沁みた。
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moonlight
遺伝性の難病で今際の際にある息子トキオが、過去の父親拓実に会いに行くという話。若かりし頃の拓実のダメダメっぷりにげんなりしつつも500頁超を飽きさせずに読ませてくるのはさすが東野圭吾。未来の予言や過去の大事故の回避といったタイムリープらしさもありつつ、行方不明の彼女探しに汚職が絡んで多くの頁が割かれたり拓実の出生の秘密も探る、というやや盛り込み過ぎ感は否めない。それでもトキオのひたむきさが物語全体を上手くまとめて魅力的なものにしていると感じた。
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moonlight
マッチングアプリを使った詐欺、競馬の予想詐欺、AIを駆使したディープフェイク詐欺…世の中が便利になれば犯罪者にとっても便利になるということを肝に銘じないと騙されそう。オレオレ詐欺から情報がアップデートされていない私には勉強になった。今作はマツにスポットが当たる巻かと思ったが、登場場面は少なく何やら心境の変化から行動も変わった様子。いつものメンバーにギフテッドの小学生が加わり今後の展開がより楽しみになってきた。雰囲気がラノベっぽいけど若者じゃなくても楽しめるシリーズだと思う。
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moonlight
『汝、星の如く』を読んだ時に、“普通ではない”事情を穏やかに受け入れるばかりか周りの人を快く助ける北原先生の存在は現実的ではない、と感じた。本作はそんな北原先生の過去と前作のその後を描き、そして表題作は全ての人物と繋がりつつ、作品を世に出す編集者の魂を描いたお仕事小説にもなっている。自立した個と個として出会って生きていくことの価値、自由を選ぶ覚悟を身をもって示す北原先生こそが現実を一番よく見つめている人だった。苦しさを描いても温かく幸せを描いても切ない凪良作品、いつも心の深いところに響いてくる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/07(3733日経過)
記録初日
2014/01/06(3977日経過)
読んだ本
916冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
304241ページ(1日平均76ページ)
感想・レビュー
830件(投稿率90.6%)
本棚
14棚
性別
血液型
B型
職業
サービス業
現住所
神奈川県
自己紹介

かつては宮部みゆきさんを中心に好きな作品ばかり繰り返し読むという超偏食読書でした。皆さんの感想を参考に様々な本を読んでいきたいと思います。
好んで読む作家さんは宇江佐真理、伊坂幸太郎、恒川光太郎、知念実希人

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