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2024年10月の読書メーターまとめ

もぐ
読んだ本
4
読んだページ
1600ページ
感想・レビュー
4
ナイス
47ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

もぐ
この本を入手するところから困難があった話題の書。冒頭に挿し込まれている家系図と巻末の注釈との行き来が忙しかったが、改行の全くない文字の洪水に溺れそうになりながらも、内容にある種の文学性が感じられたため、この大長編の割には途中での挫折の危機にもあわずに、百年の叙事詩の終結まで辿り着くことができ、最期に示された当初からの予言はどこに書いてあったのかと、また始めから読み返したくなるような不思議な作品であった。感想、長文形式を真似てみました。
Norikazu  Ando
2024/10/02 14:36

モグさん頑張りましたねー、私は何とか読み切りましたが感想らしい感想はなくやっと終わった感しかありませんでした。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

もぐ
ネタバレ揃って命を絶った3人とその近親者たちの群像劇。次々と人と場面が切り替わるが、リファレンスがないため、人間関係をよく理解出来ず、読むのに苦労した。ストーリーも3人がなぜ自死に至ったのかの理由を紐解く訳でもなく、残された人々のその後についても3人の死に影響を受けて何かが変わる訳でもなく、ただ淡々とそれぞれの話が切り取られているだけに思えた。正直言って主題が曖昧だった。あとカッコ書きで説明を加えることが随所にあるが、(その手法が作者の特徴と言えるのかもしれないが)ちょっと鼻についてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
もぐ
発行の10年後の解説で、老人問題は変わっていないと意見があるが、そこから更に何十年も経っている現在においても、根本的なところは何も変わっていないのだろう。発行当時本書がベストセラーになり、大きなムーブメントを起こしたように、今一度多くの人が本書を手に取り改めてこの問題への意識を高めていく必要性を強く感じた。綴られている世相は昔のものだが文体は古臭くなく作者の巧さが光った。
が「ナイス!」と言っています。
もぐ
1に続いて英国で起きている「今」がリアリティをもって語られている。主人公である息子は自分の置かれている立場や環境をクールに捉え、それがゆえなのか同じ世代の子に比べ(ましてや日本の子に比べ)物事を冷静にみて、筋が通った客観的な意見をごく自然に語っていることに驚かされる。それについては、作者の母親としても接し方が大きく影響していることは間違いないし、それにより自身がベストセラー作家になりえたのも事実。ただ、2を読んでいても、どうしても浮かぶのは、なぜ作者は自分の息子に日本語を全く話せなくしたか、という疑問だ。
が「ナイス!」と言っています。
もぐ
この本を入手するところから困難があった話題の書。冒頭に挿し込まれている家系図と巻末の注釈との行き来が忙しかったが、改行の全くない文字の洪水に溺れそうになりながらも、内容にある種の文学性が感じられたため、この大長編の割には途中での挫折の危機にもあわずに、百年の叙事詩の終結まで辿り着くことができ、最期に示された当初からの予言はどこに書いてあったのかと、また始めから読み返したくなるような不思議な作品であった。感想、長文形式を真似てみました。
Norikazu  Ando
2024/10/02 14:36

モグさん頑張りましたねー、私は何とか読み切りましたが感想らしい感想はなくやっと終わった感しかありませんでした。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/13(3724日経過)
記録初日
2004/01/01(7632日経過)
読んだ本
683冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
226506ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
229件(投稿率33.5%)
本棚
3棚
性別
血液型
O型
現住所
神奈川県
外部サイト
自己紹介

子どもの頃からもう30年以上も新潮文庫の100冊を追いかけてきました。もともと読むのは速くないので100冊達成したのは、ここ10年くらいの亊です。2014年にたまたま100冊のキーワードでこのサイトを見つけて、思わず過去の読了分をまとめて登録しました。その後、継続してイベントを企画していただけているので毎年楽しみに参加しています。例年開始時点では過去の既読分でリードしますが、読むのが遅く年内クリアが目標の毎年です。座右の銘は「ひとりになったら 本を読む。」、遥か昔に坂本龍一が新潮文庫の100冊を宣伝した年のキャッチコピーです。

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