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2024年10月の読書メーターまとめ

さく
読んだ本
20
読んだページ
6572ページ
感想・レビュー
19
ナイス
576ナイス

2024年10月に読んだ本
20

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さく
ネタバレいかに私がのほほんと生きていたかを思い知らされる。大人になるまでずっと、衣食住を親に守られてきたこと、そしてそれを当然のことだと疑わなかったこと。花だって、愛してくれる大人はいた。けど、守ってはもらえなかった。お金がないと生きていけない。だから、稼ぐしかない。生きていくために、売り子を始め、どんどん堕ちていく。周りの大人に恵まれなかった。そんなふうにも感じたけれど、花の冷蔵庫を食べ物で満たしてくれていたシーンを思い出して、涙が溢れた。大人の彼らだって、方法がわからなかったんだよね。
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2024年10月の感想・レビュー一覧
19

さく
あぁ、どのパンも美味しそうー!!実はカレーパンもコロネもカツサンドも、パン屋では選ばないパンで、特に好きでもないんだけど(コロネは食べたことないかも)、それでもとっても美味しそうだった!!初コロネを食べてみようとパン屋さんに行ったのに売ってなくて、いつものクロワッサンと季節のパンを買って帰りました。あー美味しかった!パンの本を読んでパンを食べて、幸せです!
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さく
妻子ある裕福な男性が、漆工の独身女性と不倫している話なのに、乙川さんの文章が綺麗で、不倫をしている感じがしない。気まぐれなパトロン、といった感じ。
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さく
死んでミイラにされたセティは、心臓が欠けていたため、心臓のかけらを探すため期間限定で冥界から生き返る。そして先王のミイラが消失した事件に直面し、その謎を解き明かし、エジプトを救おうとする。なにこの設定、意味不明!て思いましたが、なんとびっくり!面白かったです!!死者が生き返ることも、そりゃあるだろう。死後の世界はあって当然。なぜなら、死後の世界のために、今を生きているのだから。そのためのミイラなのだから。エジプトの、独特の生と死の捉え方が前提にあって、違う価値観に触れた興味深さがありました。
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さく
ネタバレいかに私がのほほんと生きていたかを思い知らされる。大人になるまでずっと、衣食住を親に守られてきたこと、そしてそれを当然のことだと疑わなかったこと。花だって、愛してくれる大人はいた。けど、守ってはもらえなかった。お金がないと生きていけない。だから、稼ぐしかない。生きていくために、売り子を始め、どんどん堕ちていく。周りの大人に恵まれなかった。そんなふうにも感じたけれど、花の冷蔵庫を食べ物で満たしてくれていたシーンを思い出して、涙が溢れた。大人の彼らだって、方法がわからなかったんだよね。
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さく
面白かったー!西軍と東軍が入り乱れて戦う様子も面白いのに、そこにさらに草の者たちが決死の覚悟で徳川家康を討とうとする!お江が、たった一人で、あと一歩、というところまで迫ったのがカッコいい!最終巻まで生きていてね、お江…!!最後の本多忠勝の台詞には痺れました!!「かくなるからには、それがし、伊豆守殿と共に沼田城に立てこもり、殿を相手に戦つかまつる」今回は真田幸村があまり活躍しなかったから、次巻ではたくさん登場したらいいな!
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さく
良かった!!大人になった今振り返る、学生の頃のある夏の一日。その日は芝刈りバイトの最終日。ぼくは、丁寧に丁寧に芝を刈る。最後だからというわけではなく、普段から、誰よりも丁寧な仕事をするのだ。村上春樹さんのノスタルジックな文章と、安西さんの絵がぴったりハマっている。余白のある文章の配置もいい。村上春樹さん、好きだなぁ。
chantal(シャンタール)
2024/10/18 23:33

村上さんの新作ですか?読みたい!

さく
2024/10/19 15:39

新作ではなくて、過去作を、安西さんの絵をつけて単行本にしたみたいですー!!

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さく
放心。この結末を、どう受け止めたらいいのかわからない。とっくに巽は、過去と訣別し、生きていく覚悟を決めているというのに。前半は、監獄での過酷な日々が描かれている。お坊ちゃんだった巽は若気の至りで投獄され、そこで同じく囚人の大二郎と出会う。夢のような法螺ばかり吹く大二郎は、小さな石を、後生大事に持ち歩いていた。そんな二人を取り締まる看守の中田は、職務に忠実で、芯が通っていて、魅力的に描かれている。大二郎の過去を知ってなお、中田は看守であり続けられるのだろうか。「生きることを諦めることこそ最大の罪業だ」
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さく
以前西村ツチカさんの挿絵を見た時に、幽霊みたいだなぁ、と思ったのですが、今回は幽霊の挿絵で、イメージにぴったり!そして、斉藤倫さんの紡ぐ物語は、いつも心に響くものがある。今回は「かなしみ」のなくなった世界で、ぼくたちが再び「かなしみ」を取り戻すまでの物語。親しい人を喪った時、人は悲しみに打ちひしがれて、生きる力をも失ってしまう。それなら、そんな悲しみはなくなった方が、幸せに生きられるだろう。そうやって、悲しみの原因を忘れ、大切な人のことを忘れ、何を忘れたのかも忘れ、生きていく。それが、幸せ。ほんとうに?
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さく
良かったー!!野球少年の母が主人公。母一人子一人で甲子園を目指す!息子の航太郎が大阪の高校に入学を決めたため、自身も大阪に引っ越し、望まぬ野球部の役員にもなる。野球部の母は大変と聞いてたけど、こんなに大変だとは!父母会で決められた大量のルールがあり、上下関係があり、監督に渡す裏金作りをさせられ、あー怖い!決して爽やかではない高校野球!けど、航太郎が、強くて優しくてほんとにいい子!試合シーンはハラハラドキドキ。もう、緊張して続きが読めないくらい。そして、ラスト。爽やかな読後感でした。
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さく
さらっと読めた。安野光雅さんの絵本は何冊か持っているけれど、特に『はじめてであうすうがくの絵本』は私も旦那も子どもの頃好きだった絵本で、我が家に2セットあります。子どもたちも好きになってくれたらいいな。そして、考えることも、好きになってほしいな!
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さく
父の冤罪は晴らせるのか?そして、自身は冤罪なのか?無罪を主張する弁護士と検察官でバチバチに対決する裁判の様子が面白かった!続きが気になり夜中の2時ごろまで読んで一晩で読了!貴志さんの本、今まで怖いと思って読んだことがなかったけれど、この本は大丈夫でした!ただ、ストーリーにはモヤモヤします。自身の子どもを犯罪者の息子にしたくなかったお父さん。息子には、復讐に囚われてほしくなかったんじゃないかな。
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さく
佐竹美保さんの絵に惹かれて。おそらく新藤さん初読み。ラナとジャミルは、気づくと竜に乗っていて、竜に運ばれて蜃気楼の街「竜の方舟」に辿り着く。そのまま竜の方舟で過ごすか、竜に乗って新たな場所に行くか選ばなければならない。いかにもなファンタジーだけれど、戦争や難民についても触れられていて、ラストも、ほんとにこれがハッピーエンドなのかはわからない。新藤さんの他の作品も読んでみたい。
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さく
このシリーズ、毎回あまり好きになれないんだけど、今回もやはり、うーん、と思うところがあった。故人である先代(祖母)の不倫の手紙を読むところとか、子どもの手紙を捏造するところとか。
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さく
小野寺さんだなぁ。淡々としていて安心して読み進められる。これといった起伏のない展開が、大好きです!「展望デッキで遠くを眺めているだけでも、何かすっきりしますから。東京モノレールでそこへ向かっている時点で、気持ちは結構上がりますから」東京モノレールに乗りに行きたくなる。けど私、モノレール、怖いんですよね…。なんか落ちそうじゃないですか?
さく
2024/10/13 07:35

まだ表紙の絵みたいに線路に乗ってたらいいんですけど、ぶら下がってるのが怖すぎて…😂

あすなろ
2024/10/13 07:36

まあ、確かに見た目不安定だからなぁ😅

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さく
競馬の話である『銀色のステイヤー』を読み終わって、次に『ザ・ロイヤルファミリー』を手に取ったらこれまた競馬の話だった。たしかに、表紙の絵にも馬の写真が飾られてるー!『銀色〜』は調教師や牧場メイン、『ザ・ロイヤル〜』は馬主メインとはいえ、同じ競馬の話だから、内容ごっちゃになってしまった。間に他の本を挟めばよかった、と後悔。馬主って、こういう感じなのね!馬で儲けてるわけじゃなくて、本業で稼いで、そのお金で馬主をする。すごい世界だ。馬主のおかげで競馬は成り立っているのね。
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さく
あの生と死の気配が濃厚な『ともぐい』を読んだ後だったので、これも重たい本に違いない、と思ってドキドキしながら読み始めましたが、意外や意外、あっさりした競馬の本でした。以前読んだ馳星周さんの『フェスタ』の方が手に汗握る競馬で良かったな。川﨑さん、こういう爽やかな話も書くんですね!
みっちゃん
2024/11/22 09:57

レビューのラスト2行、私も同じに思いました!😲

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さく
玉置半右衛門の生涯が、同郷の菊池留吉の視点で描かれている。鳥島ではアホウトリを撲殺し羽毛を売り捌き大富豪となり、さらに海洋に漕ぎ出して南大東島ではサトウキビ栽培を始める。最後まで読んでも彼が何を求めていたのかがわからない。彼を無人島へと駆り立てたものはいったいなんだったのだろう。
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さく
人を殺すことについて幼い頃から興味があった双子のアリオとユリオ。ユリオは人を殺し、自分をも殺した。アリオはその時からただ死んでいないだけの生を送る。「愛なんかなければいいのにと思う。愛は憎しみになるから。そして人を殺すから」「人生に救いはない。愛は救いにならない。それでも僕は死んだ人を愛し続ける」心地いい虚無感。
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さく
読メ登録2500冊目!Z世代の働き方、がテーマとのこと。これが直木賞候補作とは...!もう私にはついていけません。Z世代の人たちはこういう本を面白いと思うのでしょうか...?
さく
2024/10/07 21:37

『月の影影の海』含む十二国記シリーズは面白いですよ〜!この前新潮部で、一生1人の作家しか読めないなら、みたいな話題ありましたが、私なら小野不由美さんのこのシリーズ選びます😍ファンタジーが苦手でなければ楽しめるはずです😍

キキ☆新潮部
2024/10/07 22:46

うわ~ん😣さくさ~ん!ありがとうございます!嬉しい感想、上書き保存します!今年の完読は諦めていたのですが、まだ時間もあるし、挑戦してみようかな、と思えました。ヨーロッパ退屈日記は、もう一度予約かけます👍十二国記は、ものすごい人気作品だとは思っていましたが、さくさんがそこまでおっしゃるならば、読まないわけにはいきません😆村上春樹アンチ寄りだった私の読書人生を変えてくれたさくさんですが、またしても救われた思いです💐新潮部、部活動、もう少し頑張ってみます😉さくさん、本当にありがとうございました!

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/04(3706日経過)
記録初日
2014/09/01(3739日経過)
読んだ本
2537冊(1日平均0.68冊)
読んだページ
744478ページ(1日平均199ページ)
感想・レビュー
2484件(投稿率97.9%)
本棚
25棚
性別
職業
主婦
自己紹介

女性作家のファンタジーと時代小説が大好きです!登録はしていないですが、絵本も好きです。

2014年から毎年新潮部員です!

大好き:上橋菜穂子、長野まゆみ、荻原規子、小野不由美、乾石智子、ル・グウィン、佐竹美保、酒井駒子、どいかや、森博嗣、クラフト・エヴィング商會、高田郁、イヌイマサノリ

好き:梨木香歩、宮沢賢治、朝井まかて、小川洋子、三浦しをん、宮下奈都、西條奈加、原田マハ、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、いまいあやの、刀根里衣

ベスト3冊:ゲド戦記、十二国記、少年アリス

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