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2025年1月の読書メーターまとめ

活字スキー
読んだ本
6
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802ページ
感想・レビュー
6
ナイス
820ナイス

2025年1月に読んだ本
6

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

活字スキー
昭和、平成、令和日本の文壇をしっちゃかめっちゃかに駆け回って今は悠々自適の御隠居暮らしをされているという筒井康隆大先生(90歳)が、まだまだ血の気の多いアラフォー時代に描かれたエッセイ集。内容はまさに遠慮なしの玉石混淆、こんな調子で半世紀もあたり構わず噛みついてぶった切りまくってたら、そりゃあ熱烈なファンも敵もたくさん出来るやろなぁ。話に出てくるそうそうたる面子のほとんどが鬼籍に入られているというのに、当の本人は「書くべきものは全て書いた」とか言ってしゃあしゃあとご存命というだけで面白いのはずるい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

活字スキー

さすがに本の登録が滞りすぎてるので、仕事終わりに星乃珈琲さん寄って読了本の感想をひねくる。自分は珈琲屋さんの珈琲はだいたいブラックでいただくのだが、「ミルクはいかがなさいますか?」「いらないです」と確認しているにもかかわらず毎回ミルクがついてくるのは何故だろう。敢えてこちらの意向を無視していただける高度なサービスなのだろうか?

さすがに本の登録が滞りすぎてるので、仕事終わりに星乃珈琲さん寄って読了本の感想をひねくる。自分は珈琲屋さんの珈琲はだいたいブラックでいただくのだが、「ミルクはいかがなさいますか?」「いらないです」と確認しているにもかかわらず毎回ミルクがついてくるのは何故だろう。敢えてこちらの意向を無視していただける高度なサービスなのだろうか?
モモ
2025/01/29 10:37

「敢えてこちらの意向を無視していただける高度なサービス」の素敵な言い回しに思わず笑ってしまいました。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
6

活字スキー
映画館で予告を観て「ペット・セメタリーのリメイクかな?」と思った。『ペット〜』をレンタルで観たのは遥か昔なのでほとんど覚えていないのだが、ジョジョ三部の「審判」で大体オッケーのはず。いわゆる「ゾンビもの」とはつまるところ人喰いモンスター・パニックでてんやわんやの悪趣味エンタメとなりがちだが、本作は年齢制限も無く、とにかく「死んだはずの愛する人が帰って……きた?」という悲喜こもごものやるせない空気感を味わう静かな作品だった。
活字スキー
2025/01/28 22:42

死者の蘇りは同時多発的に発生したようだが、どの程度の規模、期間、条件によるものかの説明は無く、三組の視点でそれぞれの悲哀が淡々と描かれる。セリフも少なく、劇的な映えもほとんど無いので途中でけっこう眠たくなってしまった。映画そのものはさておき、映画館で入場の際、新人バイトとおぼしきお姉さんが入場特典を渡すのを忘れていたのだが、自分がトイレに行ってからスクリーンに向かうところで「すみませ〜ん」と渡しに来てくれた。正直大した特典でもないが、自分の務めをきちんと果たそうとするその意気に敬意を表する。

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活字スキー
タイトル通り、まさしく「底知れない」インド。今やすっかり凋落したかつての支配国イギリスを人口でもGDPでも悠々と抜き去り、国際舞台の様々な場面での存在感を増しているかの国を、元NHK特派員でもある著者が多角的に評する。政治、経済、科学、文化……。変革に満ち満ちた長い歴史と多様な文化がひしめくインドは、かつて世界をリードしてきた欧米諸国の勢いが失われ、新たなステージに突入した現代における真の大国となれるのか。願わくは、良い意味で「底知れない国」であり続けてほしい。
活字スキー
2025/01/28 20:32

自分のように近年インド映画にやられっぱなしの人間ならずとも、興味深くかつ手軽に読めて満足度の高い一冊だろう。内外に問題を抱えながらもインドの歴史上異例の長期政権となったモディ政権。国際社会を騒がせている権威主義国家との共通項もあれば、決定的な対立を避けつつ国益を最大化するための全方位外交も。インド国内だけでなく、世界中に広がり活躍するインド系人材の存在にも注目したい。まずは、その人口ボーナスを(中国よりも)うまく活用し、次世代以降の持続的発展に繋げられるかが大きな分岐になると思う。

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活字スキー
科学の限界を超えたボーカロイド、電子の歌姫ミクさんが地上に降臨なされたのは2007年……ということは、今現役で『プロセカ』を楽しんでるティーンのほとんどにとって、生まれた時からミクさんが存在するのは当たり前なのか!すごいなZ世代。オジサン世代の自分はゲームやったことないので、上映中はずっと「ええい、人間キャラはいい、ミクさんを映せ、ミクさんを!」と、ガンダムの活躍が見たすぎるテム・レイ状態でした。
活字スキー
2025/01/22 00:09

映画の内容は完全に『プロセカ』ファン向けで、登場人物も多いからゲームの設定をあらかじめ理解してないとかなり厳しい。物語自体は、ミクさんという存在の尊さと、青臭くもまぶしい若者たちの想いでまとめられたストレートなもので、近くの席の男子高校生3人組は思い切り感情移入して楽しんだらしく、上映後「めっちゃ良かったわ〜!泣いたし!」と大はしゃぎだったのも微笑ましかった。まぁ、スレたオジサンからすると全体的にテンプレで構成されすぎな印象が強かったけどミクさんは正義だから。

活字スキー
2025/01/22 00:10

そんなわけで、好きな人ならちゃんと楽しめるのは良いとして。入場者特典は劇中歌の中からランダムでCD……うん、プレイヤーが無いからプッチ神父か『ヘルレイザー』ごっこでもするか。あとゲームで使用できるシリアルコードも入ってたけどこれはどうしようもないな。そしてご丁寧に「1週目」とあるからには、今どきのオタクビジネスらしく週替りで特典内容も変わるのだろう。そしてさっそくアホみたいな価格設定でフリマサイトに出されてるのも今どきなのだろう……そこに愛はあるんか?

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活字スキー
昭和、平成、令和日本の文壇をしっちゃかめっちゃかに駆け回って今は悠々自適の御隠居暮らしをされているという筒井康隆大先生(90歳)が、まだまだ血の気の多いアラフォー時代に描かれたエッセイ集。内容はまさに遠慮なしの玉石混淆、こんな調子で半世紀もあたり構わず噛みついてぶった切りまくってたら、そりゃあ熱烈なファンも敵もたくさん出来るやろなぁ。話に出てくるそうそうたる面子のほとんどが鬼籍に入られているというのに、当の本人は「書くべきものは全て書いた」とか言ってしゃあしゃあとご存命というだけで面白いのはずるい。
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活字スキー
【湿った地にはオアレ稲、風吹く地にもオアレ稲、心優しき香君さまは、何処にも、尊き宝をもたらし賜う】日本が誇るアジアンファンタジー作家、上橋菜穂子さんの新作が文庫で出揃ったようなので満を持して着手。例によってカタカナの人名や国名、見慣れない固有名詞がずらっと並ぶものの、何の問題もなくすみやかに物語世界へと誘われる読み心地がたまらない。これまでの作品と同様に、複雑にして豊潤、そして時に残酷な、素晴らしい命のドラマが見られる期待感と共にあっという間に読了。
活字スキー
2025/01/04 23:38

これでもかとアピールされる夢のようなスーパー穀物、オアレ稲。これまでの上橋作品を読んできた人間なら、そんなに都合良く一方的な話がいつまでも続くはずがないとすぐに分かる。そして緊迫感溢れる序章からも、この世界の平穏や繁栄が極めて危ういものであることも明白。既に変化の兆しはあちこちに……。おそらくは『守り人』や『鹿の王』で描かれたような人災と天災によって、この世界も大いに揺さぶられることになるだろう。

活字スキー
2025/01/04 23:39

それにしても気になるのは、これまでの作品では中心となるのは武闘派と内職系の男女が多かったが今回はこれといった武闘派キャラが見当たらない。ナホコさんの暴力衝動も歳相応に落ち着いたということなのか、これから登場するのか。それとも、アイシャとオリエの宮廷内シスターフッドに期待してもよろしいのかしら?少なくとも、西から来た少女が風に乗ってそのまま東に流されていく、なんてことにはならないだろう。ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ〜♪

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
2025年の映画初め、インド映画史上最大規模で送る超大作SFエンタメ。『マハーバーラタ』の最終局面から始まったかと思えばいきなり『スター・ウォーズ』✕『マッド・マックス』な2898年の世界へ大ジャンプという遠慮のなさがいかにもインドエンタメらしくて最高。基本的にはインド版『SW』と思っておけば十分楽しめるんだけど、ざっくりあらすじだけでも『マハーバーラタ』を触っておくのと、インド映画に馴染みがあればあるだけ楽しくなる。そして近年ありがちなパターンとして、色々盛り込んだ結果3時間でまとめ切れない!
活字スキー
2025/01/04 22:29

なんといっても、あのプラバースを真っ向ガチバトルで圧倒するバッチャンのインパクトよ。もちろんVFXありとは言え、プラバースが肉弾戦どころか武装したパワードスーツでも勝てない不死身のジジイとか、さすがリビングレジェンドだぜ。基本的にはアルジュナが属する五王子陣営が善、対する百王子陣営が悪のイメージだけど神話キャラはどいつもこいつも破天荒だし、現代的な解釈も分かれがち。本作ではどうやら百王子陣営のキャラに寄せた視点らしい。そしてシスの暗黒卿ぽいボスは『マハーバーラタ』で言うと闇堕ちしたアルジュナ、なのか……?

活字スキー
2025/01/04 22:30

ま〜、金のかかった作品だこと。『ブラフマーストラ』でも思ったけど、こんな大作を割と若手の監督がやらせてもらえるインド映画業界がうらやましい。そして『プシュパ』も『サラール』も早く続編下さい。チョイ役で出てきた某監督「俺のところで働く話はどうなってるんだ!」「やべぇ、あの人に捕まったら5年は働かされる」て、『バーフバリ』のことやろ!人気者はつらいね。パンフレットのインタビューによれば本シリーズは二部作らしいけど、プラバースは暴れ足りないし、ディーピカーさんのカッコいいところも見たいからなるはやでお願い!

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/04(3790日経過)
記録初日
2013/01/02(4430日経過)
読んだ本
2151冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
583043ページ(1日平均131ページ)
感想・レビュー
1851件(投稿率86.1%)
本棚
17棚
性別
血液型
O型
現住所
大阪府
自己紹介

徒然なるままに関西を徘徊する
野良サタニスト。
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〈 読メ開始 2014.10 〉

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