2024年3月の読書メーターまとめ

読んだ本: 8冊

読んだページ: 2326ページ

感想・レビュー: 8件

ナイス: 386ナイス

2024年3月に読んだ本
8

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2024/03/31
深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)
- 真梨幸子
416
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2011
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2024/03/26
変な家
- 雨穴
256
登録
1311
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2024/03/23
月の立つ林で (一般書)
- 青山美智子
264
登録
9338
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2024/03/22
ここにあるはずだったんだけど
- 佐々木愛
176
登録
287
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2024/03/20
渦の外
- 今中浩恵
150
登録
2

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2024/03/17
存在のすべてを
- 塩田武士
472
登録
3945
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2024/03/06
ともぐい
- 河﨑　秋子
304
登録
2169
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2024/03/02
ふるさと銀河線軌道春秋 (双葉文庫)
- 高田郁
288
登録
4411

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

おかだ

2024/03/23

どれもこれも、優しくてあたたかくて毛布みたいなお話だった。ポッドキャスト『ツキない話』でふんわり繋がっているのも良い。1話目に軽ノリで登場した佑樹が何気にキーパーソン。新しい1歩を踏み出す人、ほんの少し違う視点を得る人、かけがえのないものに気付く人、過去に置き去りにした気持ちと向き合う人…代わり映えのしない毎日にひと握りの前向きなパワーを添えてくれるような、素敵な物語たち。読んでいてとても心地良かった。ポッドキャスト、なんかいいなぁ。私も探してみよう。

月の立つ林で (一般書)

青山美智子

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

おかだ

2024/03/31

真梨幸子だから！とイヤミス的な展開を覚悟して読んだから拍子抜け。でも嫌いじゃない。伝説の美少女として名を馳せた元タレント・神崎有利子に狂わされる男どもの悲しい顛末。有利子が凄いのか男どもがアホなのか分からない。多分どっちもだと思うけど。有利子の何にそんなに魅了されているのかが理解出来ず困る。余程の美女なのだろうが、ビジュアルだけではこうはなるまい。かといって有利子の中身は、ものすごアホで突出した魔性は無いと思う。むしろ愛情に飢えた可哀想さ、みたいなものに惹かれるのだろうか。本当に有利子は哀れな女だった。

が「ナイス！」と言っています。

映画観に行こうかなー？って迷った末にとりあえず本を読んでみることにした。もともとYouTubeでいくつかの間取りは観た事があった。しかしこの間取りを、ここまで膨らませてホラー＆ミステリー仕立てにしてるのが凄いなと思った。間取り図とほぼ会話で進むので読むのにそんなに時間はかからない。中学生の子供のクラスで流行っていたらしいけど、まあ分かる気がする。読みやすくそれなりに凝ってて読後満足感は得られる。ちなみに映画を観た人が「めっちゃグロかった」と言っていたが、これをどんな風にグロくしたのか気になる。

が「ナイス！」と言っています。

どれもこれも、優しくてあたたかくて毛布みたいなお話だった。ポッドキャスト『ツキない話』でふんわり繋がっているのも良い。1話目に軽ノリで登場した佑樹が何気にキーパーソン。新しい1歩を踏み出す人、ほんの少し違う視点を得る人、かけがえのないものに気付く人、過去に置き去りにした気持ちと向き合う人…代わり映えのしない毎日にひと握りの前向きなパワーを添えてくれるような、素敵な物語たち。読んでいてとても心地良かった。ポッドキャスト、なんかいいなぁ。私も探してみよう。

が「ナイス！」と言っています。

こども産んでも万年貧乳の自分、楽しく読んだっす。憧れるよね〜、爆乳。走って乳揺れるとか経験したこと無いっすもん。乳由来で肩とか凝ってみたいっすわ。それはさておき4つの短編。『EあるいはF』これ大好き。あるある。推しが爆乳グラドルと結婚したモヤモヤに共感の嵐。『ブラ氏の告白』夫氏、必死で弁明してるけど女性モノのブラを身に着けた地点でアウトである。『授乳室荒らしの夢』生き辛くて胸がキュッとする。皆そうなんだろうけど。『胸は育たない』胸が小さくても青春したっていいじゃないか！どれもそれぞれ違う味があり良かった。

が「ナイス！」と言っています。

図書館で見つけて何気なく読んだ。華道家の跡取りになるべくがんじ絡めに育てられた朱里が家を飛び出し、自分で人生を切り拓いていく話。お嬢様の生ぬるい我儘やんけ、と最初は思ったが、そこから抜け出そうともがき、少しずつ自分の力で生きていく強さを手にしていく朱里に好感を持った。先生と景子さんがホンマにステキ、というか根っからの悪者とか出てこない。皆それぞれに抱えるものがあり、やるせなくも愛おしい人々だった。自分の足で地面を踏みしめて踏ん張って生きていく、その先に人の幸せはあるものだよ、と。短い中に凝縮されていた。

が「ナイス！」と言っています。

圧巻でしたな。２つの児童誘拐事件が同時発生、1人は無事保護されたがもう1人は戻らず。しかし3年後に不意に帰ってきた。それから30年を経て、空白の3年間を埋める新聞記者の執念。いやもう、この作品自体が大作の写実画みたいやん。存在のすべてを、真実を、緻密に細部までミッチミチに描くやん。この大容量の小説の中で少しずつ物が、景色が、人が、繋がっていく。終盤はもう、読むのが止められなかった。3年間、それからずっと、そこに確かに存在し続けた愛を想う時、ただただ涙が止まらなかった。いやもうホントに、圧巻でしたわ。

2024/03/20 05:57

硬質で緊迫感伝わる序章の仕上がりが、後々の章へ見事に繋がってますよね。読みながら、序章の映像がフラッシュバックするようなカットが入ってくるー、そんなリアルな追体験をするかのような読書時間でした！😭

おかだ

2024/03/20 21:23

hiace9000さん☆私も、時間を忘れて夢中になって読みました(´ω`)少しずつパズルのピースが揃って、一気にハマっていく瞬間！ゾクゾクしました٩( ᐖ )

が「ナイス！」と言っています。

おかだ

2024/03/06

河﨑秋子さん直木賞おめでとうございます。しかしこれ凄かった。なんというか、読んでる間ずっと匂いが、獣の匂いが漂ってくるような小説だった。熊爪って、ほぼ熊やんなと思った。山で生き、生活の為に必要なものを得るためにたま〜に人里に下りてきて慣れない飯を食い山に戻って行くよな。そんなほぼ熊・熊爪と穴持たず＆赤毛との息もつかせぬ死闘は圧巻だった。最後はどうして、陽子はどうして…と想いを馳せる。熊になりきれない熊爪のはんぱさに引導を渡すのが陽子だからこその哀愁漂う余韻がある。とても良い。あと犬も良い。

2024/03/13 23:08

おかださんの言う通り確かに熊爪はほぼ熊だ🐻

おかだ

2024/03/14 00:56

あっきょさん☆主人公の名前、熊爪って…熊が登場した時ややこしくない？と思ったけど、作者が熊爪って名前にした気持ち分かった。ほぼ熊だもの🐻

が「ナイス！」と言っています。

おかだ

2024/03/02

しんみりした。鉄道の絡んだ短編が9篇。読んだ後ほっこりするような温かい物語もあれば、ずしっと胸に来る重ための物語もある。緩急あって飽きのこない、味わい深い短編集だった。人が生きていく道程にはささやかな幸せもあり、なんでもない日常もあり、暗闇を這うような苦しみもあり。そういう毎日を束ねて人生というのだなあ…みたいな、らしくない事をしみじみ思ったりする。楽しいばかりの人生を過ごしたいけど無理やん。でもつらいばかりが人生でもないから。みんなそうなんだよね。と、自分を慰めつつ読了。

ふるさと銀河線軌道春秋 (双葉文庫)

高田郁

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。