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2024年9月の読書メーターまとめ

月をみるもの
読んだ本
10
読んだページ
2938ページ
感想・レビュー
9
ナイス
271ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月のお気に入り登録
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

月をみるもの
前著では(https://bookmeter.com/books/11816121 )「もっとサイエンスの話が読みたいなあ」と思ったのだが、今回はちゃんと論文ネタが紹介されていて感無量。無事に就職してモーリタニアでも日本でも賞をもらって印税もがっぽり入って、、、と順風満帆に見える著者。しかし「研究対象のバッタと違って自分にはパートナーが見つからない」と愚痴ることで、妬み嫉み僻みを回避するその技法は、バッタのみならずホモサピの習性もちゃんと理解してるやん、、、って感じだった。
月をみるもの
2024/09/14 09:54

ウルドさんが、西遊妖猿伝に出てくる蝗婆々(こうばば)の弟子たちのような女性と出会える日も遠くないが、そういう幸福なエピソードは決して出版されないであろう(断言) https://comic.pixiv.net/store/variants/0029x5fd

月をみるもの
2024/09/14 11:57

”だけど、もっと深刻な代償は「独身」だった。私の独身は、何か型なる力に護られているのか?と疑うほどに婚活はことことく失敗した。バッタには孤独相と群生相、転移相があるが、私の相は今や「可哀相」だ“

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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

月をみるもの

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:2891ページ ナイス数:189ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/511967/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
9

月をみるもの
EPRパラドックスやパールの因果モデルにもしっかり言及してるんで、自然科学ネタもちゃんとおさえてるのかな、、、と思いきや、肝心の「物理主義」の章で時間の矢〜エントロピーに全く触れてない。エネルギーが移動しても保存される、、、という話しかしておらず、因果の話すんのに時間の非対称性の話はスルーすんのかよ!? ってなった。しかしまあタイトルのとおり、 A very short introduction としては、よい読み物であると思う →
月をみるもの
2024/09/29 13:31

やっぱヒュームの直接の後継者はルイス(そしてイーガン?)なのかー、、とおもいつつ、様相実在論は哲学者にすら受け入れるのが難しいのだな、、、、といういまさらな感想。

月をみるもの
2024/09/29 13:47

「外界からの刺激が感覚を生じさせる」とか「連続して起こる出来事に相関を見出す」といったヒュームの説明は、すでに因果関係を前提してるんじゃないの(論点先取)? という指摘はごもっともな感じがした。因果をほかの概念に還元して説明するのではなく、そもそも人間の認識の先験的な形態である、、、とカントは言ってないか。。でも近接性と時間先行性は、そのまま時空の性質の話だし、なんらかの対応付けはできそうな感じがする。因果律を原初的なものだとすると充足理由率になるんかな https://t.co/HSDm39Xq0D

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月をみるもの
基礎科学と応用科学(なかでも一番わかりやすい臨床医学)がどうつながっているのかを、これほどわかりやすく伝えてくれる実例はなかなかない。 どんな科学が将来どんな役にたつか、その展開をあらかじめ予見することなど誰にもできはしない。 しかしながら残念なことに「学術研究予算を効率的に使うには、あたる宝くじだけ買えばよい(自分にはその選択能力がある」と信じる、頭の悪い官僚と政治家を後をたたない。そして彼らを生み出しているのは、社会そのもの=民主主義においては我々有権者である。
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月をみるもの
法律も経済も「所有」という概念なしでは成り立たない。そして「自由」という概念も「所有」と切り離すことはできない(自分が自由意志で取り扱いを決められるもの〜所有しているもの)。「なにもかも失って身ひとつ」とか「裸一貫」とか言うように、自分の身体こそが最後の自分の所有物(それを失ったらもうなにも残らない)と思うわけだが、本書第五章に挙げられている実例はそういった思い込みを完膚なきまでに打ち砕いてくれる。
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月をみるもの
ランバート人とコンタクトする場面では「百億の昼と千億の夜」のラストシーンを連想せずにはいられない。絶望の淵に立たされている阿修羅王に「被造物が造物主(=神)と戦い、勝つことだってあるんだぜ」と教えてあげたい。オーバーロードどころかオーバーマインドだって一蹴できるかもしれない。
月をみるもの
2024/09/24 20:44

モラヴェック先生は、ちゃんと量子力学のエベレット多世界解釈とルイスの可能世界論( https://bookmeter.com/books/11643870 ) のつながりについても言及してて流石である。 いま「順列都市」読むと「ああマトリクスとかシミュレーション仮説みたいな話だね」と思うかもしれないが、「順列都市」のがずっと先だし(1994年出版)思考の強度も物語としての面白さも圧倒的に高い。

月をみるもの
2024/09/24 21:38

本作は、「都市と星」「果てしなき流れの果てに」「三体」といった最高のSF群の一角を成す。いずれの作品でも主人公は、時間と空間と情報の果てまで辿り着くわけだが、その極地でもまだ「人間」のことが問題になるのはなぜなんだろか。やっぱ、人間が出てこないと物語にならないのか、物語にはなるけど誰も読みたがらないのか。

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月をみるもの
告白しよう。イーガン大好き! とか公言してる自分だが、本作は出版された当時、最初のほう(「コピー」がなんども殺、、、じゃなくて終了されるところへん)だけ読んで、その先にすすめなかったのだ。いまあらためて読んでみると、この作品が30年前に書かれたなんて信じがたい。。 台風制御ネタなんて、30年後の現実がショボくて申し訳ないほどだ。。 https://typhoonshot.ynu.ac.jp/aboutts.html
月をみるもの
2024/09/23 18:07

同じく長年にわたって放っぽらかしになっていた「宇宙消失」も読んでみなくては。

月をみるもの
2024/09/23 18:09

物理本はとっくにどこかに埋もれているため、 Kindle で読んでたのだが、下巻があるのすっかり忘れてて、「え?ここで終わり? まじ?? 打ち切りなの??」ってなった (^^;)

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月をみるもの
柞刈湯葉の短編が面白い。あとはまあ昔ながらのwiredだった
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月をみるもの
米中の角逐の狭間で沈みゆくロシア・日本に対して、赤丸上昇中のインド。陸のシルクロードと海のシルクロードの現代版が、「一帯一路」と「自由で開かれたインド太平洋」、、、というわけでもないんだけど、それぞれ積み重ねられてきた文明の厚みを感じさせられることは確か。
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月をみるもの
リニューアルされた日銀貨幣博物館(https://t.co/U6vNMPQsjH )に行きたくなった。こないだ石見銀山にも行ってきたし、「ハイパーインフレーション」も読んだしで、新たな発見があるに違いない
月をみるもの
2024/09/14 22:57

メソポタミアでは都市国家と貨幣がほぼ同時に発生したようなのだが、実際はどっちかが先にできて、もう片方はその後に続いたのだろうか。MMT的な表券主義なら、まず国家ができて徴税などを行う手段として貨幣を作り出すと説明するわけだが、中世の日本は中国がつくった銭を輸入して使っていたので、あてはまらない。

月をみるもの
2024/09/14 23:00

もちろん今だってドルがそのまま通用する国がたくさんあるわけだが(https://stripe.com/jp/resources/more/which-countries-use-the-us-dollar-heres-a-complete-list ) これらの国も政治的には独立しているし、アメリカに税金を払ってるわけでもない。当時の日本も、こんな感じだったのかな、、、と思ってたんだけど、本書を読むとまったく状況が異なることがわかる。なんてったって世界通貨たる銀を中国に供給してたのは、日本なんだし。

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月をみるもの
前著では(https://bookmeter.com/books/11816121 )「もっとサイエンスの話が読みたいなあ」と思ったのだが、今回はちゃんと論文ネタが紹介されていて感無量。無事に就職してモーリタニアでも日本でも賞をもらって印税もがっぽり入って、、、と順風満帆に見える著者。しかし「研究対象のバッタと違って自分にはパートナーが見つからない」と愚痴ることで、妬み嫉み僻みを回避するその技法は、バッタのみならずホモサピの習性もちゃんと理解してるやん、、、って感じだった。
月をみるもの
2024/09/14 09:54

ウルドさんが、西遊妖猿伝に出てくる蝗婆々(こうばば)の弟子たちのような女性と出会える日も遠くないが、そういう幸福なエピソードは決して出版されないであろう(断言) https://comic.pixiv.net/store/variants/0029x5fd

月をみるもの
2024/09/14 11:57

”だけど、もっと深刻な代償は「独身」だった。私の独身は、何か型なる力に護られているのか?と疑うほどに婚活はことことく失敗した。バッタには孤独相と群生相、転移相があるが、私の相は今や「可哀相」だ“

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/09(3698日経過)
記録初日
2014/07/19(3780日経過)
読んだ本
3315冊(1日平均0.88冊)
読んだページ
900615ページ(1日平均238ページ)
感想・レビュー
2319件(投稿率70.0%)
本棚
21棚
性別
職業
専門職
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/bamboo4031
自己紹介

えすえふ、歴史もの、科学もの

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