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2024年5月の読書メーターまとめ

tomo6980
読んだ本
9
読んだページ
3012ページ
感想・レビュー
9
ナイス
44ナイス

2024年5月に読んだ本
9

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tomo6980
いわくつきの過去とか、家族の絆とか、定跡どおりではあるのだけどね。こちらは「誰がロジャー・アクロイドを殺したか」に興味があるのでね。「刑事にどんなトラウマがあろうが知ったことか」なんである。ヴァン・ダインの二十則でも熟読していただこうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
9

tomo6980
ネタバレ世界に冠たる大英帝国。これが書かれたのはその絶頂期。でも常に「先祖返り」、野蛮に戻ってしまうことを恐れていたらしい。いくら払拭したつもりでも、侵略してくる「野蛮」。その怯えが帝国主義を推進させたのかしら。それに対する一種のあこがれも含めて「恐ろしい、恐ろしい」に繋がっていたりして。
が「ナイス!」と言っています。
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「だから彼は現在だけを生きている。目的に向かって努力しても空しいことを彼は経験から学んでいる。そして運命の気まぐれにまかせて放浪する喜びを知っている」
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ『ロゼアンナ』はヒラリー・ウォーが下敷きなら、これはクロフツか。人物の入れ替わりなんて結構似ているかも。フレンチ警部も旅好きだし、地元の警察と上手くやるのが得意だったし。違うのは奥さんとの関係か。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ美女に変化した狐にたぶらかされて、逃亡した兵士。取り調べで「(妖怪に強い)犬に会っても気づかなかったのか」と聞かれ「この上なく楽しかったのです」と答える。なんという太平楽。34の「術くらべ」に出てくる昞さんなんか、屋根の上で飯を炊くだけ。術師でなく、ただの迷惑なおっさんじゃないか。南伸坊先生に漫画にしてほしい話がいっぱい。でも、大蛇を退治した後、それまでに人身御供にされた娘の骸骨に「あんた方は弱虫だから蛇に食べられてしまったのよ。ほんとうにお気の毒なこと」と言ってのける少女にのけぞる。
が「ナイス!」と言っています。
tomo6980
いわくつきの過去とか、家族の絆とか、定跡どおりではあるのだけどね。こちらは「誰がロジャー・アクロイドを殺したか」に興味があるのでね。「刑事にどんなトラウマがあろうが知ったことか」なんである。ヴァン・ダインの二十則でも熟読していただこうか。
が「ナイス!」と言っています。
tomo6980
ネタバレいきなり恩赦を口にしたり、クーデターを企てたり、外見がそっくりになるよう教育された独裁者たちの方が(まあ、本文にもあったけど「独裁者の集団」ってギャグでしかない)なかなか個性的。彼らを根本的に洗脳して、という話にならないのがケストナーの資質なのだろう。そんなことは思いもつかないか、思いついても書くことができなそう。
が「ナイス!」と言っています。
tomo6980
ネタバレ元ネタがわからなくともエーコが面白がっているのはよく伝わる。「帝国の地図(縮尺1/1)」なぞ、なんと馬鹿馬鹿しいことか。「帝国に居住する臣民の総数は地図の全周の測定値を超えないこと」って、何が何だか。でも「ノニータ」のようにネタ元がわかるほうが確かに笑えるのだけど。
が「ナイス!」と言っています。
tomo6980
ネタバレやっぱり、喜劇に必要なのは「こいつら、何やってんだ」と読者に思わせる力だな。作者や登場人物は突っ込まないのが大事。そういう意味で『狩猟解禁日』とか『おじいさんそっくり』とかがいいな。
が「ナイス!」と言っています。
tomo6980
ネタバレ旅をすることがちょっと死ぬことであるならば、読書もまたちょっとした死であるかもしれない。プラハにあるという「影の博物館」から京都の石庭までなめらかに旅をしているうちに(プラトンの洞窟などを反復しながら)、いつの間にかすっかり忘れてしまった産道に回帰しているという。読書という死からの復活は文字通り再生である、という。イエメンで「夕陽と共に死にたい」みたいなことを言っていて、カッコつけすぎじゃね、と思わないでもないが、照れ笑いの落ちが付くので許そう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/24(3525日経過)
記録初日
2014/01/29(3793日経過)
読んだ本
838冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
275749ページ(1日平均72ページ)
感想・レビュー
809件(投稿率96.5%)
本棚
0棚
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