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2025年12月の読書メーターまとめ

brzbb
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2025年12月に読んだ本
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2025年12月のお気に入られ登録
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2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

brzbb
幼いころから都市の合理的な生活に息苦しさを覚え、長じて人類学に出会いアニミズムの研究でフィールドワークをしているうちに、動物が出てくる夢を頻繁にみるようになるのに耐えられず動物すらいない火山に行き、そこでいるはずのない熊に出会い顎を嚙み砕かれ生還。なんという衝撃だったろう。著者はそれを運命と感じ、その体験に必死に意味を見出そうとする。その格闘の記録。客観的に見れば「熊に襲撃され生還した」というだけでしかない。しかし、自分の世界観によって自分の体験に意味を見出そうとしなければ、人生に意味などありえるだろうか
が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
6

brzbb
平和のための戦争。防衛のための先制攻撃。マジョリティがマイノリティを勝手に恐怖し、暴力的排除の口実にする。20年前の本だけどパレスチナ問題(=イスラエル問題)についても論じられている。存立危機事態の攻撃が肯定されるなら、ハマスのテロも肯定されなければならない。しかし現在の日本ではテロリストとは、外国人への恐怖(テロル)を煽って金儲けしているインフルエンサーたちのほうだ。フロイトからジュディス・バトラー、ベンヤミン、ドゥルーズ=ガタリなどが前提とされてるので、難しい部分も多々あったけど。
ちづる
2025/12/31 16:39

『暴力の哲学』を読んで、戦争や防衛における先制攻撃の正当性や暴力の使い方について深く考えさせられました。マジョリティが少数派に対して暴力的に勝利する様子が描かれ、特にその背景にある恐怖感や支配欲がどれほど社会的に影響を与えるかについて強く印象を受けました。また、イスラエル問題などが深く掘り下げられており、歴史的背景や現代の政治的対立がどのように暴力と結びつくのかが示されています。ところで、この本に登場する暴力と平和の関係について、どのように感じましたか?

が「ナイス!」と言っています。
brzbb
大学に行って成功しようという価値観・経済政策は、そうできなかった人たちへの侮辱であり尊厳を奪った。そこに手っ取り早く尊厳を取り戻す方法を与えたのが排外主義者たちでトランプ政権の誕生にもつながった。「日本人ファースト」なんかとは別のアイデンティティ政治、承認の政治が必要。能力主義、自由意志、自己責任の幻想を脱して、累進課税の強化、高すぎる給与を規制したり、非大卒者の議員を増やす仕組みを導入したりすることによって、経済的、政治的格差を解消し、同時に差別のない市民の連帯を実現することに左派の未来がかかっている。
が「ナイス!」と言っています。
brzbb
幼いころから都市の合理的な生活に息苦しさを覚え、長じて人類学に出会いアニミズムの研究でフィールドワークをしているうちに、動物が出てくる夢を頻繁にみるようになるのに耐えられず動物すらいない火山に行き、そこでいるはずのない熊に出会い顎を嚙み砕かれ生還。なんという衝撃だったろう。著者はそれを運命と感じ、その体験に必死に意味を見出そうとする。その格闘の記録。客観的に見れば「熊に襲撃され生還した」というだけでしかない。しかし、自分の世界観によって自分の体験に意味を見出そうとしなければ、人生に意味などありえるだろうか
が「ナイス!」と言っています。
brzbb
就職氷河期でやっと入った漫画編集の仕事がブラックすぎで、自殺未遂で実家に戻るが、精神科に通いながら少し元気になると就職しようとするけどうまくいかず自殺未遂を繰り返す。たぶんそんなふうにして親元で暮らしている人はぜんぜん珍しくないだろう。そのリアルさ。社会という巨大な機械仕掛けのシステムにどうしてもフィットできない人がいて、そういう人は著者のように自分を破壊しようとするか、あるいはシステムのほうを破壊しようとしてしまう。生活保護や福祉サービスというセーフティネットは存在しているけど、
brzbb
2025/12/05 07:54

それもシステムの一部でしかない。生活保護や福祉サービスを受けることに引け目を感じる必要はまったくないけど、「デイケアにしか居場所がない」「あらゆることに選択の自由がない生活」の息苦しさがリアルに伝わってくる。最低限のお金を支給するだけとか、福祉事業を回すためだけじゃなくて、本当に個人に寄り添うことにも税金をかけなければ、真綿で首を締めるようなシステムになってしまう。

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brzbb
震災後、陸前高田で撮影された安田菜津紀氏の写真からインスパイアされたという絵にひかれて。短歌から着想を得た絵もあるし、逆に絵から書き下ろされた短歌もあるし、すでに描かれていた絵もあるという、「歌画集」。 名もなき、だなんて言っても誰も名を知らないだけの花やゆうれい
brzbb
2025/12/02 18:04
が「ナイス!」と言っています。
brzbb
古いおもちゃを買い取って売ってるような小さな雑貨店に置かれたスノードームの中のオブジェたちが、スノードームのガラスに現れた傷をきっかけに、世界の終わりや雑貨店で起こる事件(といってもほとんどなにも起こらないといえば起こらない)について話し合う小説(挿絵もいっぱい)。スノードームは「コップの中の嵐」のコップや人間の頭蓋骨の中を象徴してるんだろう。物語というより考えること自体をテーマにした省察の雰囲気だけど、ラストはけっこう衝撃的で、あらためて最初から読むとすべては予言されていたような、小説としての強度も。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/02/16(5803日経過)
記録初日
2004/11/29(7708日経過)
読んだ本
698冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
182256ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
653件(投稿率93.6%)
本棚
451棚
性別
外部サイト
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