水道局のHPの資料を見ると、特に府中の浄水所で調査が開始された2005年から高濃度井戸が取水停止になる2019年まで14年に渡り、2020年に厚労省が定めた50ナノグラムの基準を上回っていた事が分かる。 まだ健康被害との因果関係が証明されていないことを理由に行政主体の周辺住人の血液検査は行われていないが、市民団体が行った検査結果は全国平均の2.4倍の数値だった。 PFAS汚染の深刻さ以上に、国と行政の責任逃れ、隠ぺい体質と情報公開制度の抜け穴を再度突きつけられ、暗澹とした気持ちになった。
あとは、単に私の不勉強かもしれないけれど、曲がりなりにも毎日新聞を読んで夜のニュース番組を見ていたのに、NHKスペシャルを見るまでこの問題をほとんど認識できていなかった事が怖かった。著者は朝日新聞記者とのことだが、テレビ朝日は報道したのだろうか?
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