国立西洋美術館でモネ展を観てきました。たくさんの「睡蓮」を並べた展示は圧巻です。また、白内障を患って色の見え方が変わってしまった晩年の作品は、誰もが好きなモネの淡い色彩ではないかもしれませんが、燃えるような赤みが印象的でした。最後に手がけた連作は、モネ自身が長年暮らしたバラの庭から見た家だと知り、胸が熱くなりました。。
今、一色さゆりさんの『モネの宝箱』を読んでいるところです。国立西洋美術館、ポーラ美術館(箱根)、大原美術館(倉敷)、アサヒグルーブ大山崎山荘美術館(京都)の四つの“睡蓮”が出てきます。私は大山崎山荘は行ったので懐かしく思い、この文庫を買いました。
《自己紹介》
読書をするようになったきっかけは、体験できないことや経験したことのない感情に出会いたいと思ったからです。ページの中の見えないものを想像し、感じて、人の喜び、哀しみ、痛みに共感できたら素敵だと思います。
現実にも、思いがけない悲しい出来事があったり、何気ない言葉で誰かを傷つけてしまったり、気をつけていても病を患ったり、一生懸命にやっても報われないことがあります。本を読んで流した涙のように、現実の世界でも、人に優しくなりたい、大切な人の気持ちをわかってあげられるようになりたいと思います。
心の機微や美しい情景描写、日常の中に見い出す思いがけない出来事、日常から離れた素敵なファンタジー、優しい眼差しやほっこりじんわり、そんな本が好きです。読んだときの気持ちを忘れてしまうのが悲しいから、読書メーターは備忘録として始めました。
ひとたび放たれた言葉は読者の理解力や解釈に委ねられていますので感想は人それぞれでしょうが、たとえ好みでなかったときも良いと感じた点だけを綴ることにしていますので当てにならないレビューです。
読書のほか、四季折々の草花、美術館・博物館、ミュージカル、バレエなど舞台芸術、古い洋館、神社仏閣など、心の純度を保つため、時々触れています。帰り道は月を眺めます。月にかなわぬ想いを伝えます。
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読んでいていろいろな感情があふれ、苦しくなったり、泣いてたりもしたけれど、私の感想なんて当人たちには大きなお世話なのだろうと、それがこの本で私が学んだことだ。