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2024年10月の読書メーターまとめ

やっちゃん
読んだ本
12
読んだページ
3652ページ
感想・レビュー
12
ナイス
350ナイス

2024年10月に読んだ本
12

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • うっちー
  • わわわわわ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やっちゃん
都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた話。6つの短編は会社員(桐人)と、彼の上司(恵理子)、恵理子の友人の息子、恵理子の親友、その親友の喫茶店の常連で桐人らの会社のGM、恵理子の部下(璃子)のなど全てが繋がっている。印象深いのは苛めに苦しむ男子高校生がボクシングを始めた話と、精神疾患を抱える璃子の話。昼休みにプラネタリウムで亡くなった従兄を想う璃子に何があったのか興味深く見守った。大丈夫、桐人が居るし。全ての話が癒されるという訳ではないが前向きになれる感じで良かった。昼休みのプラネタリウム羨ましい。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

やっちゃん

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3483ページ ナイス数:405ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/538431/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
12

やっちゃん
終始、柊二に寄り添って読んでいたので三章の小説部分がまどろこしいと言うか少し飽きたけど、それでも久しぶりの小林さんは凄く腕をあげていて面白く読む事ができた。週刊誌記者は恨みをかう職業だと失念させられていたので、思いがけない展開に驚かされ楽しんだ。上司や同僚に恵まれた柊二。兄が集団リンチ事件の加害者だと知っても変わらず柊二を助けてくれる。姉の死は予想通り手話が絡んでいたが、梨七が姉になりすまして同じリンチ事件の加害者の弟と接触していた事は想定外。二人が純粋に愛し合って今があるのならそれでいいけど…複雑。
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やっちゃん
シリーズ第3弾。長い間、気になりつつ積んでいたので、もう宇藤君の名前さえ忘れていた。けど、相変わらずの好青年ぶりに何だかほっとさせられた。第3話の蜜柑の子に登場した幼い柊君が宇藤君に心を開いてくれるのも頷ける。メロンパンは好きではないけど、柊君が一番と言うメロンパンは食べてみたいな。ところで、演劇屋花嵐からの脚本作家への誘いを蹴った宇藤君は、地道にこの先コンテストなんかで受賞して、プロの作家かなんかになる日が来るんだろうか?あれっ、シリーズ続編ってあるのかな?
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やっちゃん
愛玩具として犬を飼った事はあるが番犬は経験がないので、接し方や愛し方の具体的な違いはよく分からない。躾にしても「待て」と食事を待たせる意味が分からない。自分の犬として大事に育てて来た虎と名付けた番犬を、日本に連れて帰って来れなかったのは…来なかったのは子供だったし仕方ない。罪として背負う必要はないのではと思うが後悔やタラレバなどの感情を自身の現在の恋愛事情などと絡めた小説。短く淡々とした話で、あっと云う間に読み終わってしまうが、何となく余韻が残る。亡くなった愛犬の仕草なんかが思い出され少し寂しくなった。
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やっちゃん
女性ばかりを狙った連続殺人事件。従弟の願示は、自分の亡双子の弟の20年前の犯行を何者かが模倣していると八島(刑事)に告げ、一緒に極秘に捜査したいと云う。身内の犯行を思わせつつも、もしかしてアル中の八島自身が犯人か?いや願示も怪しいな。二重人格かも?など色々想像。愉しませてくれたゾクゾクのサスペンスミステリ。犯罪性も依存症も遺伝しないと云うが果たして!うん面白かった。認知症の祖母の存在が不気味。みんな似たようなタイプの女性が好きなのね。夜に一人で読んでたらちょっと怖くなった。でも救いのあるラストで良かった。
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やっちゃん
これ本当に高校生の話?!ってくらい、皆達観してると云うか大人びている。私が知らないだけで何かに夢中になったり特別な才能に恵まれた娘たちってこんな感じなんだろうか。病気を隠し続けて脚本家?を続けた了も、了の死因を突き止めようと演劇学校に入学して来た貴水も、余りにも高校生らしからずで興醒めした。歳も違うしそんなに深い間柄には思えなかった貴水の行動には違和感を抱いたし、神だの魔女だのってついて行けない感じ。常にNo.2だったさやかにも余り寄り添えず、久々の降田作品は殆ど惰性で読まされた。心に響かず残念。
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やっちゃん
電動自転車ラピドのブレーキの欠陥による事故の責任を認め、被害者や遺族に謝罪していた社長が、社長室で首吊り死体となって発見された。関わるメンバー7人が何者かによってとある廃墟に集められ、社長を殺した犯人以外は毒ガスで死ぬと告げられる。えっ?じゃあ自分こそが犯人だと証明しろって事なの?馬鹿げた設定だなぁと思いながらも、社長が本当は冤罪被害者である事が判って来ると、誰に殺されたのか知りたくはなってきた。ただ、真相が判明しても全然すっきりしない。とんだ茶番劇を見せられた感じ。何だかなぁ、下村さんハズレ続きだわ。
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やっちゃん
全て別のホテルの話かと思っていたが、そうか、東京・大阪・上高地の三つの帝国ホテルが舞台なのか。なるほどね。42話の短い話。何れも心に沁みる良い話ばかり。温かく素敵な時間やかけがえのない思い出の数々に触れる度に、心が洗われるような気がしたものの、特にこれと言って印象に残った話はなかったように思う。ただ、最終話の「光り輝くその場所」は著者本人の話なのかなぁと感慨深い。辻村深月さんの東京會舘を思い出した。あと、ちょうど来年に姉妹で泊まるホテルをあれこれ悩んでいた時に読んだので、違う意味では思い出の1冊になった。
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やっちゃん
ひとり暮しの女性がテーマのアンソロジー。独居の高齢女性が番犬をレンタルするが、実はこの犬には秘密があって…という話が想像と違ったオチで良かった。山で染め物をしている女性の話も恋愛事情を含め好感が持てた。初読みのくれはさんの[ひとり映画]を楽しむ二人の女の話も、新天地で夫に先立たれ一人になった初老女性が地域に馴染んで行く話も希望があって良かった。ただラスト期待していた松村さんが残念。結局はお金なの?って感じ。確かに大金があれば老後の心配なんてしなくてすむものね。けど、億単位の話は現実味に欠けて興醒めだわ。
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やっちゃん
都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた話。6つの短編は会社員(桐人)と、彼の上司(恵理子)、恵理子の友人の息子、恵理子の親友、その親友の喫茶店の常連で桐人らの会社のGM、恵理子の部下(璃子)のなど全てが繋がっている。印象深いのは苛めに苦しむ男子高校生がボクシングを始めた話と、精神疾患を抱える璃子の話。昼休みにプラネタリウムで亡くなった従兄を想う璃子に何があったのか興味深く見守った。大丈夫、桐人が居るし。全ての話が癒されるという訳ではないが前向きになれる感じで良かった。昼休みのプラネタリウム羨ましい。
が「ナイス!」と言っています。
やっちゃん
保坂作品は2冊目。これも面白い。訳あって、見ず知らずの老女…しかも真逆とも思える性格の二人が期間限定で一緒に暮らす事になった話。二人共好ましく可笑しい。ただ、初めから自分の正体を明かさなかった加代の本心がなかなか判らず少し戸惑った。また加代に更なる秘密が判明すると、どうなるの?とドキドキ感も味わえた。いつ死ぬかわからないからと散財する加代より、自分は今のところ倹約家の真理子タイプ。だがこの先どう変わるか分からない。歳とってから一緒に暮らしたいと思えるような友達ができた事は二人にとって良かったと思う。
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やっちゃん
ネタバレタゴサクに逃げられ、チキショー!という気持ちはあるが、前作に比べると嫌悪感は少ない。そればかりか、また次回作で逢う事を楽しみにしてしまっている。正直、前作の詳細を忘れてしまっているから充分に楽しんで読めてはいないと思うけど、ただやっぱり沙良ちゃんは素敵だし好きだなぁと思った。スマートウォッチを沙良のポケットに忍ばせた伊勢、前作で大怪我を負った矢吹が義足で復帰を果たした事なんかも知ると嬉しく感じた。余り好きではなかった作品の第2弾という事で多少躊躇したけど読んで良かった。
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やっちゃん
韓国の本を読んだのは初めて。似たようなカタカナの名前に戸惑い、女性に対しての様々な呼び名(オンマやイモ)に混乱したけど慣れました。鬱病になって仕事を辞めて離婚した女性(ヨンジュ)が本屋を立ち上げ再生して行く話。町の本屋さんは何処も経営が大変。でもヒュナム洞書店はバリスタが美味しいコーヒーを煎れてくれるし、作家を招いたトークショーを企画したりと魅力的。あれこれ奮闘する店主やバイト君らが好ましく応援したくなる。常連客とのふれあいや仄かな恋の行方も読んでいて心地好い。良い作品で読み終えて浄化された気がしました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/07(3610日経過)
記録初日
2015/01/03(3614日経過)
読んだ本
1542冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
487183ページ(1日平均134ページ)
感想・レビュー
1516件(投稿率98.3%)
本棚
8棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
北海道
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