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2024年5月の読書メーターまとめ

ナハチガル
読んだ本
5
読んだページ
1554ページ
感想・レビュー
5
ナイス
290ナイス

2024年5月に読んだ本
5

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • NANA

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ナハチガル
大人になってから母が読書好きだったことを知った。本を読んでるところなんて見たことなかったからだが、「あなたたち(兄と私)に何か食べさせることで精一杯だった」と聞いて、ありがたくも申し訳なくも思った。両親の背中をぜんぜん見ずに本好きになってしまったが、つくづく読書って特殊な営みだなあと、本書を読みながら改めて思った。半身で働くといっても収入の確保や生活の維持については触れられていないし、余暇が増えれば読書量が増えるわけでもないと思うが、著者のナイーブとも言えるひたむきさのお陰で心楽しい読書体験だった。A +
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

ナハチガル

山歩きをして、久しぶりにカナヘビとヘビを見た。クネクネと滑らかに動いていた。腰痛がなさそうでうらやましい。

乃得   Noël
2024/05/05 15:11

すみません、読んでいて、、、、プフって笑ってしまいました😹

ナハチガル
2024/05/05 15:23

AZさん、ご無沙汰してます。乃得 Noël さん、コメントありがとうございます。時々、四つ脚の足生き物がうらやましくなるのです。

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2024年5月の感想・レビュー一覧
5

ナハチガル
平野さんの小説を読むのは久しぶりだけど、第一線で描き続けている人はやっぱり違うなあと感心する。著者らしさをきちんと保ちながら見事に進歩してる。ハイクオリティで、隅々まで神経の行き届いた高品質の商品だ。我ながら嫌な言い方になってしまうけど、当時の時事問題やらファッションやらファインアートやらグルメやらを盛り込みながら、期待を裏切りすぎない絶妙なさじ加減で、ありそうでなかったとも言えないけど、決してありきたりでない、しかもちゃんと売れる大人の悲愛を描ききっている。三谷の造形が素晴らしい。堪能した。A +。
ナハチガル
2024/05/29 21:42

私は夢枕獏さん『宿神』の新聞連載で、飯野和好さんが挿絵を描かれていたのをスクラップしていたことがありました。取っておけばよかったです。

KF
2024/05/29 23:19

スクラップはねえ、取っておくと時間の経過と共に値打ちが向上しそうですよねぇ。

が「ナイス!」と言っています。
ナハチガル
冒頭はそれこそジャズのようで、東北弁の語りが新鮮で刺激的だったが、途中でAudible に切り替えてからは、東北弁のうまいナレーターの技量もあって、ふつうの老女の人生語りのように思えてだんだん飽きてきて、集合意識や「イチブトゼンブ」みたいな話も陳腐に感じられたが、人類の歴史を語り始めた頃からまた面白くなったけど、ラストは予定調和に感じた。芥川賞は新人賞だから、これから活躍できそうな人を選ぶべきで、自分史の延長のような本作はどうかも思うが、何かしらスルーできないパワーがあることは認めざるを得ない。B。
が「ナイス!」と言っています。
ナハチガル
大人になってから母が読書好きだったことを知った。本を読んでるところなんて見たことなかったからだが、「あなたたち(兄と私)に何か食べさせることで精一杯だった」と聞いて、ありがたくも申し訳なくも思った。両親の背中をぜんぜん見ずに本好きになってしまったが、つくづく読書って特殊な営みだなあと、本書を読みながら改めて思った。半身で働くといっても収入の確保や生活の維持については触れられていないし、余暇が増えれば読書量が増えるわけでもないと思うが、著者のナイーブとも言えるひたむきさのお陰で心楽しい読書体験だった。A +
が「ナイス!」と言っています。
ナハチガル
第二次大戦前の木工細工を作っていた工場から語り起こし、プラスチック成形機の導入、ブロックの開発、同業他社との競争、会社の巨大化、コンピュータ玩具との競合、大量リストラ、創業者一族間の確執、ネット上の市場開拓、女性の経営参加などなど、次から次へと現れる困難に立ち向かうひとつの稀有な企業の姿が、ひとりの人間の生き様のように丹念に描かれている。世界的な企業すら波間に翻弄される小舟のように見せてしまうこの百年くらいの情勢の変化こそが、テーマのようにも思える。ビジネス書の趣が強いが、読み物として十分楽しめる。B。
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ナハチガル
四篇のタイトル『香港林檎』『上海蜜柑』『ストロベリーソウル』『東京花火』をあらためて見直して、やはり無理やりな印象は拭えなかった。どうせなら最後は『東京バナナ』がよかったと思うが、もともとは『オリンピックにふれる』というタイトルだったそうだ。そのほうがぴったりじゃないか。短編集のタイトルにするために変えたのか。著者の意志なら良いのだけど。語り口と呼吸が素晴らしく、それぞれの話はそれぞれにおもしろいが、語り手の雰囲気が良くも悪くも皆似ている。人よりむしろ都市と時代を描いていると言うべきか。ABA-A+。A。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/28(3439日経過)
記録初日
2015/01/28(3439日経過)
読んだ本
1679冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
288091ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
1584件(投稿率94.3%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

"We read to say that we have read." Charles Lamb
「わたしたちは、あれは読んだよ、と言うために読むのである」チャールズ・ラム

読みかけ:
The Wheel of Time
Dune
水浒传
Ilias
La Sainte Bible
La Divina Commedia
源氏物語
創竜伝
帝都物語
古事記
西游记

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