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2024年1月の読書メーターまとめ

assam2005
読んだ本
15
読んだページ
3744ページ
感想・レビュー
15
ナイス
673ナイス

2024年1月に読んだ本
15

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

assam2005
コレは一体、何?実話なのか、それとも創作か。主人公・小説家の視点から見た現代に生きる周りの人達の足掻きを冷静に描写。特に表題作がかなりズシンとくる。周りに認められたいと必死に足掻く同級生が、主人公のあきれる程冷静な観察眼を通して、より痛々しい姿を浮き彫りとする。より高い理想と、到底及ばない実力とのギャップを目の前にして、人はどう行動するのか。私にはこのタイプの人の言動は理解できない。「君のクイズ」とは違った切り口で、痛いところを突いてくる。私は「君のクイズ」派なので、こちらはちょっと重く、難解でした。
konoha
2024/01/31 06:46

小川さんとても頭のいい方なのだろうなと思いました。記憶力や観察力すごいですよね。「君のクイズ」楽しみです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

assam2005

12月は諭吉沼に沈んだ月でした。久しぶりの大人買いに心ときめく。いや、私、犬派なんどけどもね…。勢い余ってこんなものまで買い込む始末。↓そんな私は織塚部長推し。大人の沼ってコワイわぁ。今月もよろしくお願いします。2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:4565ページ ナイス数:908ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/547055/summary/monthly/2023/12

12月は諭吉沼に沈んだ月でした。久しぶりの大人買いに心ときめく。いや、私、犬派なんどけどもね…。勢い余ってこんなものまで買い込む始末。↓そんな私は織塚部長推し。大人の沼ってコワイわぁ。今月もよろしくお願いします。2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:4565ページ ナイス数:908ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/547055/summary/monthly/2023/12
が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
15

assam2005
コレは一体、何?実話なのか、それとも創作か。主人公・小説家の視点から見た現代に生きる周りの人達の足掻きを冷静に描写。特に表題作がかなりズシンとくる。周りに認められたいと必死に足掻く同級生が、主人公のあきれる程冷静な観察眼を通して、より痛々しい姿を浮き彫りとする。より高い理想と、到底及ばない実力とのギャップを目の前にして、人はどう行動するのか。私にはこのタイプの人の言動は理解できない。「君のクイズ」とは違った切り口で、痛いところを突いてくる。私は「君のクイズ」派なので、こちらはちょっと重く、難解でした。
konoha
2024/01/31 06:46

小川さんとても頭のいい方なのだろうなと思いました。記憶力や観察力すごいですよね。「君のクイズ」楽しみです。

が「ナイス!」と言っています。
assam2005
まだ「何となく変」を、どう直したら上手くいくかを、BAさんが分かりやすく説明してくれる第二弾。どんなふうになりたいか、メイクをして目指すところを見据えて、どうやったらそれに近づけるのかをご紹介。シミを隠すコンシーラーは手の甲でコネコネしてから塗る、クッションファンデはスライドせず円を書くようにポンと押す、アイライナーは目尻を少しあける。メイクは場数。ほうほう、書き留めておきたいことがチラホラ出てくる。分かってても、「ま、いいや」とやっていないこともチラホラ。それがいけないのよね。しばし反省。
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assam2005
自室で毒入りコーヒーを飲んで死亡したとされる長男・要。その12年後、今度は父・征一が同じようにして亡くなった。そして両方で見つかった遺書。嵐の中、道路冠水し、クローズドサークルとなった館で起こった事件の謎を解く。ところどころで表現の仕方に違和感を感じる。あれ?これは引っ掛けようとしてない?ミスリードさせようとしてない?そういうのが少ーしだけ…見える。そうやって眺めてしまって、急速に熱が冷めてしまった感がある。ミスリードされたことに気づかず、ラストに一気に判明するって本当に難しいことなんですねー。
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assam2005
悪意を含んだ人の言葉はどんどん染み渡り、広がり、真実に取って代わる。さも、それが唯一の正義と言わんばかりに。だけど、そこにはどこか歪さが潜んでおり、よくよく考えると何かがおかしい。なのに、それに気づかず周りの言葉に流される。その歪みに気づいた露が、級友のために奔走する。子どもってどうして「友達のためにかばってあげてるの」を悪気もなくやるのか。それは単なる言い訳か、それとも自己陶酔か、憂さ晴らしか。そして、声が大きいものに皆流される。流される方も悪いのか。それに気づかなければ悪意は断てないってことかな。
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assam2005
ただ純粋に「好き」だけでは生きていけない。嘘に嘘を塗り固めて、ある人はそれを真実だと思い込み、またある人は後悔し、恋をどす黒いものへと塗り固めていく。同僚の女性から好意を寄せられたさえない男性が、女の仕掛けた罠へと落ちていく。まるでドラマを観ているような展開に、思わずのめり込み一気読み。「ときめきと恐怖が交差する一気読み必至」は看板に偽りなし。三人の視点で語られる恋は嘘だらけ。なのに、その根底にあるのは「純愛」だと思うのです。恋は幸せ?いや、恋は苦しみ。この衝撃は後に残る。
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
豪快、かつスカッとする本が読みたいと思い、手を伸ばした。大富豪の象徴である葉巻をくゆらせ、札束をバラ撒き…いや、金を湯水のように使い…いや、出せるもの全てを使い事件を解決。靴底をすり減らして聞き込みをするのが常識だった昭和にコレ。神戸大助、大富豪にして刑事。その父にして豪快な喜久右衛門。その秘書にして麗しの鈴江。令和時代のアニメ版と比べると野暮ったさはあるのだけど、素直で、ひねくれたところもなく、単純明快でワクワクさせられる。これぞ、昭和!グズグズと燻り続け、後をひく令和モノとは対照的な作風。
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assam2005
2025年1月以降の大学入学共通テストに導入される「情報Ⅰ」。試作問題はITパスポートと統計検定3級を合体させたような問題、らしい。基本情報技術者試験程の難易度はなく、プログラミング言語までは必要とされていない。が、確率・統計、データ分析を初見問題を、かつあの短時間で解かないといけないのが…受験生の皆さん、恐れ入ります。これらを普通に解ける子達が、数年後、入社してきて共に働くこととなるんですよね。ああ、自分の至らなさが身に沁みる。常に更新されるITの世界。常に学ぶ姿勢が大事。
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assam2005
特殊設定ミステリ、ここまで来たか!事件現場に立ち入ると、その空間を強制的にクローズドサークルにしてしまう呪いを持った高校生・袋小路。脱出するには真相究明をすること。並外れた推理力を持つ時任と共に呪いを打ち破っていく二人。1階から始まり、徐々に上階へと現場は移り、最後の現場は屋上へ。最後の事件に突入した時、あれれ、何かに気づく。そして、もう一度読み返す。おおおっ、そういうことか!あらら、見落とすところだった、あぶない、あぶない。どこで違和感に気づけるか。さー、あなたもチャレンジだ。(笑)
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
そっと「見て見ぬふり」をする。大人になってからいくつ増えていっただろう。正しいこと以外も当たり前のようにまかり通り、また、子どもの頃感じてきた正義が世の中の正解でないと分かった時の衝撃を思い出す。世の中の理不尽さをいくつも飲み込み、苦痛を享受し、その痛みに耐えきれずになかったことにする。それは大人の我が身を守る手段の一つかもしれない。短編4話それぞれ違う「痛み」。自分以外の人との距離感の取り方を考える。自分の思うように、人を動かそうとすると何処か歪になる。その歯止めが「見て見ぬふり」なのだろうか。
えんちゃん
2024/01/14 11:42

assamさん、あら嬉しい!好印象ではなかったようですが🤭作品の振り幅が大きいですよね✨️私は黒武田作品も結構好みです🥰純粋な青春小説も残酷な青春小説も。まさに両刀使いですね。

assam2005
2024/01/14 12:51

えんちゃん、私にとっての「黒」の本のレビュー最大の賛辞なんです、コレ。強烈でした。黒武田作品って今まで良いなーってあまり思わなかったんですが、コレはど真ん中にきました。どうしても黒はねー…後引きずるんで手放しに「好き好き」言えないモノが残ります。読んて良かった。ありがとうございます♪

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assam2005
接点がないように思われるこの二人の会話。意外と面白い。お互いが違う世界を興味本位で覗いてみたら、珍しく、面白い世界が見えた、という感じ。兼近がもう一度勉強し直したいと相談したところ、中野先生が高卒認定を勧め、それをサポートしているとのこと。逆にお笑いに対しては兼近が先生に。見た目とは違う真面目な姿のギャップ、笑いに対しての考察の鋭さ・深さに、「なんという才能でしょう。かねちー、恐ろしい子…!(白目)」とある。怯むことなく「やってみよう」と思い、怯むことなく行動できるのは才能だろうか?スキルだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
何をするのも一緒、顔も同じ双子の弟・ユリオが中学二年生の時に自殺した。兄に何も言わずに。そこから兄・アリオの人生は一変し、無気力になる。そして、アリオが大学生になり、一人の女性・蒼、アリオとそっくりな市堰に出会う。ユリオと見間違えるくらい似た他人・市堰。自暴自棄なユリオと何度も出てくる「死」と「遺伝子」が結構重い。遺伝子やDNAは他人の手で作り上げられるものなのか?と疑問に思う。「誰でもいいから殺したい」という感覚は私にはわからないのだけど、その理由としての一つの提示に思えました。いやサクサク死に過ぎ。
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
ロボットが人間のように人間と共に生活するこのシリーズ、クライマックスへ。人間の学校に通い、病院でスタッフとして働く。ベン達が新しく買おうとする洗濯ロボットの迎え入れに意見し抵抗するタング。「僕とうまくやっていける洗濯ロボットじゃないとダメ」というタング。ロボットと人間の間を行くタングの生活は、驚くことばかり。ストレートな言葉に優しさが潜む。そして、今までのお話が全て伏線だったことに気づく。このラスト、壮大な回収劇を見せてくれた。タングは人間か、ロボットか。それだけではなく、タングの幸せは何処にあるのか。
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
美味しい料理と、優しい町の人情と。町で惣菜屋を切り盛りする三兄弟。長男・晴太、長女・ヒロ、次男・蒼。仲の良い三兄弟。なのに、読み進めるに連れ、何か普通の家族とは違う違和感。それは少しずつ、少しずつ明らかになっていくのだが。大人だって生活していくのに音を上げる世の中なのに、子ども達だけで生きていくのってそんなに簡単なわけじゃない。ここに出てくる大人は皆子どもに見え、子どもが大人に見えた。大人のツケを子どもが負うのは見ていて本当に辛い。それを分かった上で受け止める子ども側の気持ちを垣間見た気がした。
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
幸来の父母、上京する。諭吉とのご対面は既に済んでいるから平凡かなと思っていたら、親と子は何でもわかっているってことはなくて、ちょっとしたことから行き違い。親子だからこそ言い出しにくくて、ズルズルときて数年。お互い一番良くわかっているようで、わかっていない。親子って不思議な関係。そして、諭吉が日常に溶け込むのに協力してくれた師匠とも言える方がちょこちょこ出てくる。出会いは最悪だったのに、どんどん友好な関係になってきているんじゃないかしら。新しいアイテム、新しいイベントを楽しむ諭吉。その好奇心が素敵。
が「ナイス!」と言っています。
assam2005
キャー!織塚部長のオフのお姿!さりげないセクハラの回避術!この方、何でもできるのね。キュンが溢れる…。恒例の巻末の描き下ろし漫画・諭吉の仔猫編が本編のあのシーンとリンクし、諭吉はこんな事考えてたのかと諭吉の聡さに舌を巻く。そして、諭吉に「お弁当」という言葉を教えたのはあの人だったのか。色んな意味で恩人なあの方。あの方の今が気になる今日このごろ。それにしても、世の中に猫好きのなんと多いことか。諭吉だから?犬好きをも虜にする諭吉。彼の言葉にふと気づいた。「増えてっとるやないかい!!」←髭◯爵かーい!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/02(3400日経過)
記録初日
2014/04/14(3694日経過)
読んだ本
3921冊(1日平均1.06冊)
読んだページ
1030341ページ(1日平均278ページ)
感想・レビュー
3621件(投稿率92.3%)
本棚
22棚
性別
現住所
兵庫県
自己紹介

毎週図書館をはしごして読む本を確保しています。
最近は一日一冊読んでいるため、
好きな作家さんの本はあらかた既読。
新しい本を探すために
皆さんのレビューを参考にさせてもらっています。
どうか今日も琴線に触れる本に出会えますように。

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