ネタバレミステリと銘打つにはちょっと弱い気もするけど、勇者を取り巻く群像劇としてとても良かった。タイトルがいろんな人にかかってて良いなと思いました。泥臭い生き様に胸を打たれる話。ハッピーエンドで良かった〜！

ネタバレ一見すると不思議な設定が目を引くけど、どの短編も人の感情の描写が丁寧で一番のキモはそこかなぁと思う。比較的前向きな終わり方の話が多い中、マグノリアの夫の結末だけは結構容赦なかったけど、これが一番好き。花に眩むもちょっと切なくていい。

ネタバレタイトル的に以前読んだ『魔女の薬草箱』みたいな感じかなと思ったんだけど、ちょっと違ったかなぁ。毒草にフォーカスを当ててる割に毒についての記述が少ないような。魔女とかその辺の知識についてもだいぶ投げっぱなしなような。突っ込んだ内容を期待してたわけでもなかったんだけど、それでも個人的にはイマイチ…。表紙も中身も装丁が凝っていて絵も綺麗なので、眺めて楽しむ分には良い。

ネタバレミステリと銘打つにはちょっと弱い気もするけど、勇者を取り巻く群像劇としてとても良かった。タイトルがいろんな人にかかってて良いなと思いました。泥臭い生き様に胸を打たれる話。ハッピーエンドで良かった〜！

ネタバレ好きな作家さんの本はもったいなくてつい積みがちなんだけど、祝・本屋大賞ノミネートということでやっと読んだ。感想書くの下手だからもう良かったしか言えないんだけど、良かった…終盤ずっと泣いてた…。恋人として結ばれることはなかった2人だけど、前を向いて終われてよかった。いつか何らかの形でユリアがレーエンデに帰れることを祈る。まだまだ物語は続く。続きも大事に読もう。