読書メーター KADOKAWA Group

2024年8月の読書メーターまとめ

BUBI
読んだ本
9
読んだページ
2627ページ
感想・レビュー
9
ナイス
304ナイス

2024年8月に読んだ本
9

2024年8月のお気に入り登録
1

  • ワニ🐊

2024年8月のお気に入られ登録
1

  • ワニ🐊

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

BUBI
収められている三つの作品は全てタイトルどおり嘘つきの話ですが三つとも読後感がいい。この手の話ってのっぴきならない絶望で終わる話が多いのに、この本の作品は嘘がバレた後も「希望」を匂わせて終わります。つい出来心で嘘ついちゃうことってありますよ。それが断罪されて「バレたら終わり」じゃなくその後も登場人物達の人生は続いていく。それが現実に生きる私達にとってはエールになっているように思います。最後の作品の谷嵜先生にはいつかまた連載の続きを書いて欲しい。偽物へのフォローが入った謝罪文に泣けました。助けられてよかった!
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

BUBI

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1929ページ ナイス数:262ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/552081/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
9

BUBI
最初の「餓鬼の田」にゾクゾクしました。人間に混じって、餓鬼はホントにいそう。でも「なお」はかわいそうだよね。背負ってしまった業はどうすれば償えるんだろう。「フーグ」は今一つでしたが「白鳥の歌」と「こっくりさん」は面白かったです。みんな初めて知る発想ばかり。…自分が最高だと思っていた歌が病気によるもので命と引き代えに生まれた物だったとしても私だったらそんなにがっかりはしないかも。そうでなければ素晴らしい芸術は産まれない、とも思うし。
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
生と死の狭間の世界にあるコンビニでの物語。確かにコンビニって「光の箱」だよね。でも私が最期の寄りたい場所はコンビニじゃないかも。やっぱり本屋かな~。この系統のお話は「死役所」が好き過ぎて名作なのでつい比べてしまうけど、コンビニという切り口自体は面白い。コンビニに来ても、まだ生きる選択ができるのもいいよね。まだ1巻しか読んでないですがこの作品も「死役所」みたいな名作になるだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
不思議な11編の短編集。どの話もとても読みやすいです。ホラー好きでこの系統はけっこう読んでいるつもりでしたが、どこかで読んだような設定なのに意外な方向にオチる話ばかりで驚きました。表題作の「夢伝い」がまさにそう。夢を伝って異形の存在が入り込んでくるなんて…ホントだったら怖くて寝られないわ。エアープランツも怖い。何これ!! 昔、犯した犯罪の報いを受ける話が2編ありますが「満月の街」は殺された人に救いがあってほっとしました。好きなのは「果てなき世界の果て」。こういうのホント好き(笑)。
BUBI
2024/08/24 21:30

「送り遍路」は実際にも存在するのだろうか。でも、お遍路さんとして歩き続けていれば喰いっぱぐれはないのなら、食い詰めて遍路道を歩き始める人がいてもおかしくはないのかも。

が「ナイス!」と言っています。
BUBI
ネタバレむむ? 何か変だ、つながらないな、と思ったのはそういうわけですか。逆から読み直してしまった。そうするとつまり今の「キノミヤ」って…あ、最初のキノミヤは「マサル」で後のキノミャは「マモル」で名前も違うんだわ。朔さんってミチルさんかしら。佐竹綾子の、亡くなった知り合いって誰? いろいろとまだ分からない謎が残っていますが、これからネットで少し解説を探してみようかな。
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
後記で著者自身も書いているけど、私も「魚舟・獣舟」だけは読んでいて後の作品は知らなかった読者の一人です。「リリエンタールの末裔」は読んでたけど同じシリーズだとは思ってなかったわ。魚舟の設定もほぼ忘れていて、双子で生まれるシーンはかなり衝撃でした。そして本書のラストの「カレイドスコープ・キッス」を読んで何とも複雑。日本も人口がどんどん減っていっていずれ滅亡するかもしれない2024年。それを知りつつも我々は時代に翻弄されながら今を生きる。つまりカレイドスコープでもがいているのはまさに私達の姿そのものなのよね。
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
肺ガンだった父を看取ったばかりなのですが、病床の父を見ていて思っていたのは「苦しまずに死を迎えて欲しい」という願いでした。だから私は真也側。薫子の独白は「うざい」としか感じられませんでした。私は極限状態に陥った経験がないのでフロイトの言う「タナトス」はピンとは来ませんが、死は誰にも平等に訪れるものなのだからそこまで忌避すべき物ではなくちゃんと向き合うべきだと思います。「いつでも死ねる」のだから今を精一杯生きる、それでよいと思うわ。読みやすくて分かりやすい話だったけど大叔母のエピソードは一体何だったんだろ。
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
あらすじは面白そうだったけどやや読みにくく、二部になって登場人物が増えてから訳が分からなくなってとばし読み。ただ「人々が欲しいのは、真実ではなく半径5メートルの幸福」や「国民に最も必要なのは、富、優越感、良心の満足、そして承認欲求」などは耳の痛い指摘でグサグサくる。そうは思いたくないけどな。私達が生きていく上で、ちゃんと未来や社会全体を見据えた上で「何を今、すべきか」考えられる存在がいて欲しい。それが人類全員じゃなくてもね。でも「幸福に生きることと正しく生きることは違う」これに頷いてしまう私がここにいる。
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
収められている三つの作品は全てタイトルどおり嘘つきの話ですが三つとも読後感がいい。この手の話ってのっぴきならない絶望で終わる話が多いのに、この本の作品は嘘がバレた後も「希望」を匂わせて終わります。つい出来心で嘘ついちゃうことってありますよ。それが断罪されて「バレたら終わり」じゃなくその後も登場人物達の人生は続いていく。それが現実に生きる私達にとってはエールになっているように思います。最後の作品の谷嵜先生にはいつかまた連載の続きを書いて欲しい。偽物へのフォローが入った謝罪文に泣けました。助けられてよかった!
が「ナイス!」と言っています。
BUBI
2021年4月初版の本。その時期がなぜポイントかというとこの小説が新型コロナ感染症と戦う医師たちの令和3年(2021年)1月の1ヶ月を描いた作品だからです。コロナ禍は2019年末から始まって、この感想を書いている2024年も未だに罹患する人が多いのですが、現時点では当時より重症化する度合いは減った…のかどうかは分かりませんが、少なくとも罹ったから死ぬというような危機的な印象はなくなりました。私自身、二回かかりましたが、薬飲んで家で1週間待機してたら治ったしな。でも、当時の事って忘れちゃうから(コメントへ)
BUBI
2024/08/03 21:19

こういう作品は貴重です。長く読み継がれて欲しい。読みやすくて当時の状況がよく伝わってきます。実際に死者がめちゃくちゃ増えて家族も面会できなかった話、あったな。病院に入院できずに家で亡くなる人も。私の父は肺がんで最近、自宅で看取りました。医療崩壊を防ぐために、亡くなることが分かっている患者には余計な治療はせずに看取る…それが普通になったのもコロナ禍を経たせいなんじゃないかな。医療現場こんなに大変なのに世間はオリンピックや観光や飲食店の自粛の話なんてしているというエピソードも当時を思い出して切なくなりました。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/18(3569日経過)
記録初日
2014/10/11(3699日経過)
読んだ本
918冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
229063ページ(1日平均61ページ)
感想・レビュー
863件(投稿率94.0%)
本棚
7棚
外部サイト
URL/ブログ
http://light-snow.cocolog-nifty.com/cocolog/
自己紹介

読書は趣味ですが、引っ越しに備え、本を増やしたくないので、もっぱら図書館で借りてきています。
そのため、いろいろな作者やジャンルの本を読みますが、本当に好きなのはSF。
子供の頃は小松左京、星新一、眉村卓、筒井康隆、半村良などにはまっていました。
最近、好きになったSF作家は小川一水や小林泰三。
でも「今までで一番面白かった小説は?」と誰かに聞かれたら、やはり小野不由美の十二国記シリーズを真っ先に挙げそうです。
特に「図南の翼」が好きだわー。
なおコミックも好きでちょくちょく感想をアップします。最近では「呪術廻戦」や「葬送のフリーレン」がよかった♪

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう