「読み終えてややふっくらとした本にあなたの日々が挟まれている」「詩はすべて「さみしい」という4文字のバリュエーションに過ぎない、けれど」の歌が気に入った。付録の谷川俊太郎さんとの対談があって、谷川さんは自分は短歌不感症だと言ってらしてほへぇってなった。

「まず、当たり前のことだが、ものを書かなければならない。それから、ものを書き続けていかなければならない。たとえ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人が一人もいなくても。たとえ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人などこの先一人も現れないであろうという気がしても。たとえ、書き上げた原稿が引き出しの中にたまるばかりで、別の原稿を書いているうちに前の原稿のことを忘れてしまうというふうであっても。」p75 訳者は「文学の求める真実は、実生活の情報の方にあるのではなく、主体の認識と想像力と表現の彼方にある」

９部はハワイか。大金持ちになるストーリーらしい。ジョディオって名前、意味深だね。ジョジョとディオじゃん。

おほん。妻サイドと旦那サイドがあるのが良いね。そして溝は深まり、決壊する分水嶺。妻だけEDは『ぎぼわん』にもあったっけ。その感覚は恋愛と生活の違いに出てくる気がしてる。