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2025年11月の読書メーターまとめ

みほ (o^-^o)
読んだ本
12
読んだページ
4703ページ
感想・レビュー
12
ナイス
514ナイス
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2025年11月に読んだ本
12

2025年11月のお気に入られ登録
4

  • だっぱら
  • 轟直人
  • クー
  • リュウ

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みほ (o^-^o)
終わってしまった。望んだ最後ではなかったが、確かにこの結末しかない気がする。扉が閉められ光が糸のようになる場面、映像がありありと浮かんだ。武士の時代の終焉だ。好きだった人たちの余韻が残る最期をそれぞれドラマチックに描いてくれていて、作者の登場人物に対する愛を感じる。皆が誰かに思いを託して逝った。後半はずっと泣いていた。「勝つために戦ってきた武士🆚️心・技・体の剣」で終わりを迎え、明治は人を傷つけることのない世となるはずだったのに。そんな思いを託された後の日本人がこの後向かう未来を知っているので切ない。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
12

みほ (o^-^o)
再読。クリスティ熱再び中で、YouTubeでオススメされていたので探したら自宅に二冊もあった。2022年に読了済みで、一部の記憶はあったが、幸い何でもすぐに忘れてしまう衰えた脳のお陰で、イチから楽しめた。これはやっぱりスゴい。クリスティの全作品を読んだ訳ではないが、多分最高傑作だと思う。15年前の殺人事件の関係者たちから話を聞き、深層心理から真実を推理していく。ポアロの人間観察眼が凄いし、キャロラインの最期に救いを与える言葉が優しい。真犯人がとても印象的で、物悲しい余韻を残すラストがいい。文句無しの⭐5。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
クリスティの隠れた名作。殺人が起きて謎解きの中で登場人物の背景が調べられるという通常の手法を逆から辿る。殺人・解決という「ゼロ時間」へ向けて、全てが集約していく構成。事件が起こる前に様々な人々に色んな出来事がある。最初は誰が殺されるのかもよくわからない(あらすじには書いてあるが)。誰が殺されるのか、何がどう繋がるのか、考えながら「ゼロ時間」へ向かう過程は独特の緊張感と推理の楽しさがあった。解決編は少し駆け足でトーンダウンしたが、前半の出来事が、事件とは直接関係ない人の話まで伏線回収されたのは見事だった。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
高校時代に読んで以来45年ぶりの再読。クリスティの処女作にして、ポアロ初登場の本格ミステリ。ひとつ前に『オリエント急行の殺人』を聴いて、多国籍な登場人物で個性が際立ち分かりやすかったのに比べ、家族内の話なので、Mrs.○○やMR.○○が誰なのか、若干混乱し、注意力散漫になった感は否めない(涙)ヘイスティングスのポンコツぶりと、誰にでも惚れてしまう色ボケぶりに笑ってしまった。ポアロも謎が解けて嬉しくなり庭を駆け回る様子とか、こんなキャラなんだっけ!?と驚いた。ラストの会話がほのぼのして、二人を好きになった。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
Audible。何十年ぶりの再読だし、映画も観たので、犯人や結末を知っていたが、初読なら驚愕しただろう。知っていると、初めからそれ以外ないだろうと思えるほど、ヒントが満載だった。ナレーターが一番キモになる女性をとても巧みに演じられていて、Audibleならではの楽しみもあった。いやぁ、やっぱり名作と言われるだけのことはある。見事すぎるよ。終わり方もとてもスマートで、こんなの読んだら一気にポアロのファンになってしまう。多国籍ならではの個性・偏見が満ちていたが、最後は国籍など関係ない、ある想いで繋がっていた。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
アガサ・クリスティーは高校時代にかなり読んでいたが、なぜかこれは未読だった。45年もの間ネタバレに会う事なく今回読めたのは幸いだ。100年前の作品だと言うのだから驚く。クリスティ以降のミステリは全て彼女の二番煎じ。現在も使われるトリックのほとんどを書いてしまったと言っていい。この作品もある設定の元祖として最も有名なのだろう。ウワサ好き、詮索好きで、村の素人探偵のようなキャロラインが最初はいただけないと思ったが、最後には好きになっていた。それもポアロのフェミニスト的対応のお陰か。クリスティ熱再来の予感。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
Audible。鑑定技術や鑑定人の矜持などは興味深かったが、対峙する検察や警察、科捜研の態度や発言があり得ないだろうと思ってしまった。みんな職務に私情を挟みすぎてるし、氏家への偏見や狭い見解、思考の浅さが、極端に描かれ過ぎな気がする。中山七里さんは『カエル男』から二作目だが、猟奇的殺人に傾倒していて、犯人の思考回路に説得力がない。まぁ、だからこそ、猟奇殺人犯なのだろうけど。氏家の考え方には共感するが、バカ正直な対応には呆れる。あんな頼み方で検体貸してもらえる?都合良すぎだろと。前半は良かったのだけどなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
Audible。男女のナレーターで語られた。女性ナレーターは伊藤沙莉の声音が甦ってとても良かったが、男性ナレーターはダミ声の配役が多すぎて、だっ誰?となった。矢吹、あんなキャラだっけ?🤣それはともかく、新キャラの犯人登場で、スズキタゴサクとはまた違った不快さがあって楽しめた。名前もさらして、何が目的なのか、どうやって事を納めるのか不思議だったが、なるほどそういうシナリオか。親ガチャ失敗したって、あれだけの知力と実行力があれば、世間を渡っていけるだろうに。これ、絶対続編あるね!類家・倖田ペアの活躍見たい!
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
Audible。『元彼の遺言状』を既読で、同じような軽いタッチなのか?それにしては題名が不穏だなと思っていたら、前作とは180度異なり、重く深刻で心揺さぶられる作品だった。殺人などの重罪を犯し少年院で過ごした少年達のその後を描く罪と罰の物語。ミステリ要素もあり、二度ほど『え!?』となり、全ての謎が氷解する。殺された娘の復讐をする母親の裁判では、その母に共感し、その後は殺された少年Aとその母に共感し、感情が荒波にもまれまくった。その行き着いた先に見えた希望。真に罪を償うとはの答えがある。素晴らしかったです。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
上・下巻まとめての感想。上巻がまるで会話の途中のようなところで終わって、これから謎解きだ!と思って下巻を開いたら、、あれ?あれ?話者が変わってるぞ?あ、そうか、あれは作中作だったんだもんねと思い出した。上巻はクリスティのオマージュらしく、古きよき英国の田舎の風景と人々が登場し、懐かしい気持ちで楽しく読んでいたのに、突然お預けを食らった形で少々面食らう。なるほど、これが傑作と言われる所以なのか。消えた原稿と殺人事件の真相に女性編集者が迫っていく。高校時代にはまったクリスティ、もう一度読み返してみようかな。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
警察内部での警察手帖大量紛失事件、殺人事件犯人と被害者遺族、地方紙の新聞記者の引き抜き、裁判所判事の居眠り騒動からなる四編。 各話で、当事者たちが恐れ悩み苦しみ徐々に追い込まれていき、最後になるほどそう来たか~👀となる。 私は本の題名にもなっている『動機』が一番好みだった。紛失防止のために退所時一括保管していた大量の警察手帖が盗まれた。一括保管を提案した主人公が記者会見までの猶予2日間で、手帖と犯人を見つけ出すために奔走する。犯人の動機は何か?その真相は横山さんらしい骨太で情があり熱いものでした。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
18歳と8歳の少女が、ヨウムのネネを中心に多くの大人たちに助けられ見守られながら生きる物語。自分はこれまで出会った人々の良心でできていると律は言う。だから自分も困っている人に親切にし、自分が受た恩を返すことを一番大事にしている。そんな律の回りには他人のために行動する人々がどんどん集まってくる。こんなに温かく優しいお話はとんと読んだことがない。ただ素人の日記をひたすら聞かされているようで、自然を美しく表現することも、複雑な心境を深掘って描くこともなく単調に感じた。日常を大切に暮らすことの尊さは伝わってきた。
が「ナイス!」と言っています。
みほ (o^-^o)
終わってしまった。望んだ最後ではなかったが、確かにこの結末しかない気がする。扉が閉められ光が糸のようになる場面、映像がありありと浮かんだ。武士の時代の終焉だ。好きだった人たちの余韻が残る最期をそれぞれドラマチックに描いてくれていて、作者の登場人物に対する愛を感じる。皆が誰かに思いを託して逝った。後半はずっと泣いていた。「勝つために戦ってきた武士🆚️心・技・体の剣」で終わりを迎え、明治は人を傷つけることのない世となるはずだったのに。そんな思いを託された後の日本人がこの後向かう未来を知っているので切ない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/17(3920日経過)
記録初日
2006/01/01(7282日経過)
読んだ本
450冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
161733ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
343件(投稿率76.2%)
本棚
6棚
性別
血液型
A型
職業
営業・企画系
現住所
埼玉県
自己紹介

こんにちは!

山で生まれ育ち、海沿いで学生時代を過ごし、今は悲しいかな海も山も遠い関東平野に住んでいます。
高速使って少し走れば、大小様々な美しい山があって、ハイキングには便利な立地であることだけが救いです(^-^)

朝と夜の犬の散歩中に読書メーターをチェックするのが日課となり、皆さんのレビューを拝見して毎日のようにAmazonでポチ、そりゃ、積み本が増えるわけですね。

こんな私ですが、よろしくお願いします!

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