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2024年11月の読書メーターまとめ

阿部義彦
読んだ本
42
読んだページ
9026ページ
感想・レビュー
42
ナイス
1038ナイス

2024年11月に読んだ本
42

2024年11月のお気に入り登録
9

  • 似顔
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  • ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)
  • オカピー
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  • 新田新一
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2024年11月のお気に入られ登録
7

  • ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)
  • オカピー
  • SK30
  • スプーン
  • 新田新一
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  • コットン

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

阿部義彦
ナンタラカンプフ法以外忘れたが再読でしっかと大興奮。映画とは別物と思って良いでしょう。全22章、最初の1章で本物の馬を持つ隣人との会話で、ほぼ物語の輪郭と主人公リックの心情を語り尽くす構成に圧倒。巻き込まれ型の展開でスピーディで、フォークト=カンプフ検査法だけで話をを引っ張る構成も素晴らしい、リックが牝の山羊を買った時の束の間の安堵感も、この後に「ユービック」を書くがこの二つは双璧でしょう。前者はアンドロイドvs人間ですが、後者はエスパーvs人間と思わせて、時間も思考も捻れ実は、底が深く後者を1位としたい
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

阿部義彦

今日も近所に出来たばかりの古本屋で買い物しましたが、明日の夕方に出張買取りをお願いしました、本とCDに埋もれた子供部屋ジイジですが、本の選別と部屋掃除を始めてます。

今日も近所に出来たばかりの古本屋で買い物しましたが、明日の夕方に出張買取りをお願いしました、本とCDに埋もれた子供部屋ジイジですが、本の選別と部屋掃除を始めてます。
みかん屋
2024/11/01 17:47

アルアルに一票(^-^)v

kei-zu
2024/11/02 13:54

コメント失礼します。ご提示のあるある事例、星新一がエッセイで「金が惜しいのではなく、自分の迂闊さに腹が立つ」と書いていて、そうだよなぁと思いました(^_^;

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2024年11月の感想・レビュー一覧
42

阿部義彦
私が長年探していた本です。ブックオフで全2巻を見つけました。でも、確か装丁が思ってたのと違ってた様な?よく読んだら元は講談社から出てたのを、エピソード0を加えて新装版として出版し直したものだそうです。諸星大二郎さんと似た位置を漫画界で占めてますよね!流石河出書房新社ですな。この本はオムニバス形式で1話の長さも様々で、なんと言うか五十嵐大介さんの新たな心構えの表明みたいな所があると思います。彼岸とこの世との橋渡しとでも言える内容。最近は女性誌でも連載されて新たな読者を増やしています。
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阿部義彦
発行日2024年10月30日。8月12日、松岡さんが最後の眠りについた。オブジェマガジン『遊』から始まった工作舎と言うマイナー出版社の立ち上げ。その時代の松岡編集術を一冊に凝縮。その本がここに復刻されました。工作舎のシンボルロゴマークの土星は明らかに稲垣足穂からの影響でしょう。そんな遊学する編集のエキスがここに有ります。兎に角、雑誌『遊』そのものを、1号だけでも良いから復刻して欲しいと切に願います。古本屋でも見かけた事皆無です。私と正剛さんとの出会いは『遊』二期の増刊号と筑摩書房の「フラジャイル」でした。
にしの
2024/11/30 20:59

フラジャイル、自分も大切にしている本です。工作舎のロゴは稲垣足穂からなんですね…!?『遊』読んでみたいです、国会図書館とか行けば読めるのかなぁ🤔

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阿部義彦
気の多いフリーランス編集者の遠藤とそれを取り合う女子高生の小夏とカオリ、まあただそれだけと言っても良い展開で、遠藤が小夏と本気になればカオリの邪魔が入り、又その逆も真なり。小夏は再び監督の映画に出演して、監督の気紛れからハードなエッチな絡みのシーンを撮ることになり、前貼りまで付ける事に!
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阿部義彦
何故Y字路はこんなにも、魅力的なのか?古くは赤瀬川原平さんの「路上観察」大きく「都市鑑賞」とも呼ばれ、最近では『ブラタモリ』による影響で「地形観察」が身近なものになりました。その中でも、横尾忠則さんの影響も有り、私も虜になりました。角度、高低差、出来れば建築物が有って欲しいです。その前に角壁面が有り台形の残余地が有り、角オブジェとして、ポスト、掲示板、自販機、植木鉢等が有れば完璧!この本では主に都市部のY字路が中心で写真だけでも飽きません。東京なら渋谷、Y字路の東急、高低差の西武だって、京都・吉田、宮崎等
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阿部義彦
24年12月3日初版発行。ってまだ前ですが読了。この題名だと誤解を受けそうだと思った。実際の科白を喋ったインタビュー記事や書籍の大元は、簡単に「~何月号」「~テレビX月放送」としか記述されてなく、その中から著者が重要だと思ったフレーズが、誰に言った科白として、頭に切り抜かれて、その言葉に対しての解説を分かりやすく著者なりの解釈で解説しているといった体の本です。構成(音楽、文化、社会)等は考え抜かれているが、若い読者には参考になるだろうが、同時代で「本本堂」「週刊本」を読んでた身からすると微妙かも、、
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阿部義彦
大好きな筑摩書房の本。1986年初版。日本を代表する装幀家菊地信義さんが筑摩書房の二人の編集者と何度かに分けて話をしたものを筑摩サイドで編集した本です。代表作としては講談社文芸文庫の全ての本を装丁しています。斜め文字が特徴のやつです。殆どが文芸書なのでそれに特化して1素材2書体3図像4構成と4段構えで、実に刺激的です。文芸書は実用書とは違い内容をイラストで表現する様な説明的なアプローチは自分はしたくないとはっきり宣言しています。全体として静かな落ち着きを是としたいと考え久々に面白い本でした。静かな前衛!
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阿部義彦
長年探してた本(昭和54年発行)やっと巡り会えた。直近の古書市にてゲット。ブロンズ社は、80年前後のマイナーコミックレーベルで後に倒産しました。他にもけいせい出版、東京三世社、奇想天外社などが面白漫画を当時出してました。今は全部有りません。ブロンズ社は後にブロンズ新社と名前を変えて児童書に力を入れて今も有りますが別会社と思って良いです。ひさうちみちおのデビュー作で、ガロに書いたのが殆ど。精密な描写による宗教、芸術、寓話色の濃い短編集です。後のエロ成分は少なめですが、現代美術、マルセル・デュシャンの影響多。
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阿部義彦
一昨日発売日で読了。と言うのは私と同い年で、書評家でも有る豊崎社長の初のエッセイ集ですもの。彼女と斎藤美奈子さんが私の一番信頼してる書評家です。初めの方で柴崎友香さんの「千の扉」を取り上げラストでも彼女の持病に関する書籍に言及されてます。私もファンなんですが、全部は読んでないですが、柴崎友香さんほど、何処が良いかを他人に上手く説明出来ない作家は居ません。「続きと始まり」は傑作でした。そこの好みが一緒だったのは嬉しいです。同輩よ!中公文庫で「千の扉」探すぜ!風呂嫌いと競馬プロレススポーツはついてけませんが。
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阿部義彦
かなり前にブックオフで1巻だけ見つけてその後完結編の2巻を何気に探してたが、どこにも無くて半ば諦めムードでしたが、地元のど田舎のイオンタウンでの古書市(第1回開催)の初日に複数出店の中でとうとう2巻をGET!いやあ、達成感有りました。いち子が何かから逃げ帰ってきた、小森でのスローライフ、色んな事に中途半端な自分を見つめ直し、再びここを出ていく決意をして、、ラストはそれはここには書かないでおきましょう。映画化されたらしいですがちょっと気になります。自然の冬は厳しいだろうね。
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阿部義彦
マイ古本屋にて、橋本治編著90年発行。これは素晴らしい本でした。所謂死語を集めた本ですが、普通ならその言葉とその意味を羅列して無味乾燥になりがちですが。テーマ(何故[茶の間]は消えたのか?/なぜ[割烹着]は消えたのか?etc)を決めて、橋本治以下9人(南伸坊、亀和田武、山本コウタロー、他)がその言葉を題とする短文(2頁から4頁位)を書き下ろしてます。別にテーマは自由、思い出有り、文明批評有り、詳細な説明有り、どれも心に染みます。私が反応したのは『BG』『深窓の令嬢』『敷居』『お行儀』等。橋本治さん大手柄。
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阿部義彦
古本ばかり読んでたので久々の新刊です。週間文春での連載をまとめたもの。良く流行語大賞を取り上げてますが、本当にこの賞もう要りませんよね。野球好きで偏向し過ぎで意味不明です。私見ですが、審査員が無名過ぎて正体不明、室井滋クラスでも忘れられた感強いし、辛酸なめ子(個人的に好きだけど)や老害の代表作誰も知らない、やくみつる(野球、相撲馬鹿)とか、みうらじゅんクラスをスカウト出来なかったのか?作者のみね子さんも相撲大好きですが、ネタとしては大々的に取り上げてはいません。あと宝塚は見事に忘れられましたね。X酷いわ。
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阿部義彦
安西水丸さんの長女であり、エッセイスト、絵本作家である安西カオリさんの綴った素敵なエッセイです。イラストレーターと言う名前もまだ無かった頃から、誰に学ぶとも無く自分の道を模索した、青春時代や、父の手作りカレーの事、初めて知る事が沢山ありました。水丸さんはアメリカのフォークアートに多大な影響を受けたのですね。無名の道楽として、正規な教育を受け無かった老人たちの素朴な美しさ、又民芸品も好きでこけしも集めてました。美術教育のいけない所は上手いか下手かで決めてしまう所。その人にしか書けないものを重視しました。
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阿部義彦
表紙にもなった、ガールズグループこの歳になると、女性の複数ユニット、(学校のリーダーズ、etc)歌謡曲色を消して、色々やってるけどもう、全然そそられません。別な世界みたい、そんなで、XGゴメン。細野晴臣さんの特集は良かったです、アナログのみの発売なのかな?そして、来年の6月に、今は亡きアンディ・ウェザオールのバンド『セイバーズオブパライダイス』が再結成だと!泣かせますー。トリップホップと昔呼ばれてたの知ってる人居ます?今でも大好きでCDも持ってます。それまで生きてたいです。
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阿部義彦
続いて5巻、91年第一刷発行。相変わらず誰にでも手を出す、プレイボーイのコマ君、プロレスの話題多し、不特定多数のコマが粉を掛ける大人の女、女子高生のカオリと小夏はコマを巡り三角関係、カオリの方が小夏に挑戦を吹っかける。そんなこんなでこの時代を彷彿とさせる、音楽も登場、加藤和彦の『ボレロ・カリフォルニア』最後のスタジオ・アルバムでしたねー、そしてムーンライダーズの『最後の晩餐』こちらは予想だにしない復帰作。流石いしかわじゅんだわ!自分はこの頃はプータローでした。黒歴史の最中でした。うーむ
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阿部義彦
精神科医の春日武彦さんの著書。親本は平成9年だったらしいです。私見ですが、精神用語みたいなのは、 私の小さい頃はほぼ和語ばかりでしたが、近年はかなりマニアックな概念とかも、横文字で一般化して子供でも使う様になりましたね、その最たるモノがトラウマだと思いますが、このストーカーもそうですし、アダルト・チルドレン、サイコパスなんかも。さて人格障害と精神病はどう違うかとか、基本的な事を丁寧に解説してくれます。大事なのは、精神医学や心理学は基本的に後知恵であり、理解と説明の為の学問であり、予測予言の学問では無い。
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阿部義彦
ネタバレコマちゃんはモテ過ぎです、二人の高校生小夏とカオリに告白されるが、曖昧なまま又別の女に粉をかける。そうこうするうちに小夏は怪しいプロデューサーに進められてレコードデビューする事になる。
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阿部義彦
マイ古本屋で拾いました。1994年。シンコーミュージックより。もはや、消しゴム版画を真似しようとする者もいない。たった1代で消えた芸術、この頃こういう1代限りの事をやる人結構多かったです。 盆栽アート、段ボールアート、それを普遍化して、1人で多重化したのが、みうらじゅんなのかな?でも、ナンシーの場合は何よりもその批評眼が大きかったのだろうね。
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阿部義彦
諸星大二郎さんの、レア作ばかりを集めた短編集です。内容には触れず、周辺情報を何より「栞と紙魚子」シリーズの番外編が3編です。これは新装版の2巻から4巻にオマケとして当時書き下ろしたものだそうですが、新装版は今手に入るのは1巻のみで2~4は版元品切れですので貴重ですし、この漫画ギクシャクしてますが、あっと驚く仕掛けが有ります。マッドメンのシリーズ特集本の為に書いた「波子を探して」森に消えた二人の後日談。「神宮智恵子のハロウィン」は『BOX』の智恵子ちゃんの不思議物語、ラストに栞と紙魚子もゲスト出演!
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阿部義彦
特集はプログレッシブ・メタル、このジャンルも裾野が広がり、知ってるのはドリーム・シアターとかアイアン・メイドン、メタリカとか、ドメジャー級ばかりで、8割は初めてのバンドばかりです。きっかけが、クリムゾンの『RED』ですから、自分的には同バンドの95年の『Thrak』が衝撃でした。このアルバムはCDだけのリリースで普通のジュエルケース仕様でしたが、後年紙ジャケでも出ましたが、これに紙ジャケで復刻とかって言うのはおかしいですよね、歴史の捏造というか、紙ジャケ仕様にして新規発売が正確かと。ブツブツ💦
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阿部義彦
文化人類学的アプローチとして、参与観察という方法があります。調査の手段として、集団に接触し、信頼関係を構築しその関係を維持して聴き取りを行うというものですが、沖縄の若者達に対する著者の打越さんが取った具体的な方法とは、族のパシリになる事だった。「メンバーにしてください」とかなり年上のオッサンが頼む訳。最初は私服の警察官と勘違いされて苦労しますが、次第に打ち解けて、元暴走族のリーダーにも気に入られ、「ステッカーいるでしょ」と暴走族の名前を網羅したのを原付バイクに貼り付けそこからの事は、ぜひ読んでください。
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阿部義彦
諸星大二郎先生なんと、東京創元社からも本を出してたのですね。たまたま、ブックオフによって時間が無い時は漫画のた行(谷口ジロー)とま行(諸星大二郎)だけ見るのですが、今日ピンポイントでゲット!2006年初版。解説及び自作解題が着いてます。ストレートに近く書いたのも有れば、それなりに(SF仕立て、寓話仕立てなど)にアレンジを加えたものも有り、色んな味を楽しめた。しかし、グリム童話自体、教訓など無く、結構何を言いたいのか分からない頭を捻る様なものも有り、そんな話の方が作者の意欲をそそるものだそうです。
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阿部義彦
大晦日の12月にちなみ、70年から80年に活躍した作家による紅白番付は実に良い企画だと。私的には白組に筒井康隆、紅組に山田詠美が入ってたので大満足です。ただ、赤組の素九鬼子さんの名前は、お恥ずかしい事に初めて目にしました。大好きな筑摩からですか、「旅の重さ」は家族確か姉と母が昔に話題にしてた様な記憶がぼんやりと。広瀬正とは渋い選択ですね。栗本薫も同様。私からはミステリー枠からは、小峰元とは、マニアック過ぎないかなあ?森村誠一とか、西村寿行の方が良くないか?とは私の弁。穂村弘さんの栞と紙魚子の話良かった
玄趣亭
2024/11/21 23:56

阿部義彦様。『旅の重さ』は映画化されていて、偏愛の作品です。四国を一人旅する少女の物語。主題歌に吉田拓郎の『今日までそして明日から』が使われていたのもノスタルジーをかき立てます。

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阿部義彦
中野翠さんが、サンデー毎日で連載してるコラムの2017年10月から2018年10月までの分です。ブックオフの均一コーナーより。かなり昔ですので、もう記憶も朧ですが、矢部太郎さんの「大家さんと僕」の話題や樹木希林さんの逝去の話題で何となくあーあの頃と分かります。大衆紙むけのコラムですから、ある程度ベタな話題も触れざるを得ないでしょうが、オリンピック、平昌での冬季五輪!そんなの知らないです!羽生人気記憶に無いし、そして紅白の話題にも、触れざるを得ないのかしらねー。映画の話題は楽しいです。相撲は正直苦手。
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阿部義彦
未読はラストのドクター・アジマフと巻頭のぐろぐろ動物ランドでした。後書きで作者も言ってますが、確かにパルプちゃんとアジマフの2編は読者置き去りではしゃぎ好きは凄くわかる気がします。それに挟まれた『シャン・キャット』が私も昔も今も大好きです。特に『アドロン星人~』が。チャンピオン時代は好きでもないのに編集主導で「ふたりと五人」を延々と書かされて相当壁村さんに恨みを抱えてました。その後の「乱れモコ」「チョッキン」そしてこの「シャンキャット」の方がSF風味やナンセンスに溢れ今でも好きです。
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阿部義彦
2012年、玄光社刊。こう言う変形版のビジュアル主体の本、堪らなく好きです。まして、題材がちょっと変わった本屋さんなんて、割と現在でも残ってる本屋ばかりで驚きました。古書、新刊、洋書、Zine、家具、小物、分け隔てなく長居したくなる本屋ばかりです。やっぱり西荻窪は魅力溢れてますー。古書音羽館、旅の本屋 のまど、にわとり文庫などなど、羨ましすぎます。吉祥寺の、百年、も一度でいいから見たいです。他にも往来堂、ベストセラーが、他の本屋とはかけ離れすぎてるが、自分にはドンピシャリの神田の東京堂、楽しい時間。
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阿部義彦
つげさんの漫画は文庫で小学館2冊、新潮社3冊、ちくま1冊で、初期の白土さんの影響から抜けていない貸本時代のを除けば、ほぼ網羅してると思ってたが、マイ本屋で何気なく手にしたら、まだ読んでない作品が有ったので、一部重複は承知の上買いました。初読みは「アルバイト」「雨の中の慾情」「夜が摑む」の三点です。夢に関係したり、エロ漫画も書けるようにと割と直裁な描写を入れたりしてます。でも、一番のお気に入りは『退屈な部屋』に尽きる。結婚に疲れた男の蒸発願望が可笑しくて、奥さんの「なんだまた死んだふりか」に爆笑!
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阿部義彦
休み明けのブックオフの定期巡回で見つけました。1990年12月第一刷。懐かしー、これは昔にいしかわじゅん先生が週間プレイボーイに長期連載作品してたやつではありませんか。所々巻が抜けてはいるのが残念だが、あるの全部ゲットです。当時1巻だけは買ってよんでた記憶があるので、この3巻からでも時間軸に沿った読み切り形式だったので問題無しです。そう、高校生の小夏と、出版社で働く(アルバイトかも?まあどっちでもそんなに問題ないが)遠藤クンの物語でした。この遠藤くんが変に女にモテて、色んなタイプの大人の女が出てきます。
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阿部義彦
ハイパードール、プリティギャルズ、狂乱星雲記は既読でしたが、二次元に入り込める美少女はなかなか面白いアイディア、主人公がマグリット(間久利人)というのも気が利いてる、このアイディアを元にもしかして後年に古屋兎丸先生が『幻覚ピカソ』を書いたのではないか?なんて邪推したりしました。このお二人共通性ありますよね。この本は間に挟まってる「らくがきbook」が良かったです。埋め草として、書下ろしたのでしょうが、当時の吾妻さんの嗜好がよく分かります。ベッキーが好きだったのかとか。あとあとがき漫画も、80年頃の絶頂期!
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阿部義彦
岩波新書、10月18日第一刷発行。過去に同じ面子による対談「日本問答」「江戸問答」も出しており、其方も読みたいと思います。その第三弾でしたが、正剛さんの肺癌の治療による、中断もあり本書が出るのにはかなりの時間を要しました、その後の展開も話してはいたのですが、残念ながら本書の後書きを脱稿した直後に呼吸困難に陥り8月12日に救急搬送された病院で急逝しました。お二人の本を巡るやり取り、半分も理解出来てないかも知りませんが、萩尾望都、つげ義春、ゴジラまでが話題に登場、大藪春彦、島田雅彦に関しては興味深かったです。
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阿部義彦
ようやく読了しました。松岡正剛さんという方を私は未だにどんな人かを形容する、言葉を持ちません。兎に角『遊』第二期の増刊号の「は組」(金色の表紙)を、ついつい何かの拍子に買ったのが、初めての出会いだったかと思います。その辺の経緯が三人の座談会形式で語られていて、食い入るように読みました。伝説の創刊号の表紙(杉浦康平の手による目ん玉だらーり)も掲載されてます。その後私は工作舎のファンになり「ブックマップ」を購入しました。松岡さんの周りには才能のある若い男女が集まり熱気に溢れてました。「遊」復刻を強く望む!
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阿部義彦
アズマニア全3巻を苦労の末揃えたと思ったら、続編も有ったのですね!こちらは全3巻をまとめてオークションに出品してた書店さんよりゲットしました。メタル・メタフィジーク、どーでもいんなースペース、ルナティックは既読ですが、「大いなる除草」「ホーキ売りの季節」は、初読み。前者は昔買ってた漫画専門誌「ぱふ」に連載されたもの。当然筒井先生の「大いなる助走」のパロディで、漫画同人誌が主題です!また書き下ろしの後書き漫画も楽しめました。79年から80年、にSFマガジン、Peke、劇画アリスへ連載されたものです。傑作
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阿部義彦
昭和の笑芸人萩本欽一の評伝。私より20歳年上という事はもう、80歳を超えてるんですね。野球に関わったり、大学に入ったり、YouTuberをしたり、最近の事はこの本で初めて知りましたが、私が忘れられないのは、ラジオ時代の「欽ドン」ですね!たった10分の放送だとは信じられない位の濃厚な時間でした。パジャマ党の名前もこれで知りました。ドリフと比べて黄金期のコントの映像があまり残って無いのが残念です。欽ちゃんが牙を剥く姿に二郎さんが巻き込まれる不条理劇は他に類を見ないものでした。本来は内気で口下手だったのね。
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阿部義彦
マイ古本屋(最近出来たばかりの割と家から近い店、分かりにくい住宅地のどん詰まりに有り、しかも看板が無ければ普通の一軒家!)で入手。前に確か2巻を読了済み。1巻なので、舞台設定や大まかな住人等の説明が有るのかな?と思いきや、そんなのは全く無し。初めからある者、ある場所として勝手に物語は始まります。紅マグロが大好物のヒデヨシ、人間の形をしているテンプラとツキミ姫、それ以外の猫たちや動物たちの織り成す不思議な現象が当たり前の世界。「いつまでも思い出そう。公園の砂場こそ、想像力の故郷。」
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阿部義彦
過去の古本市にて、1986年刊行。これは、拾い物でした、初めてみる本です。異名同人(尾辻克彦 文 赤瀬川原平 絵)による本は初めてかも。過去に『芸術新潮』に連載されたものです。トマソンだけに留まらず、取り壊それる建物の一部を貰い受けるのが趣味の一木さんや、マンホールの蓋に拘る林さん、マッチのラベルを集める者、旧式の幻灯機を買ったが、それに合う旧式の電球は発売されてなく、昔の神社を訪ねて、電柱に付いてる旧式の電球をくすねるのに気が引けて、新しい電球と交換して集めまくる男。オブジェを巡る物語。貴重本です。
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阿部義彦
古書市で入手。(株)アルメディア刊。1994年初版です。昔から特色の有る本屋は有りました。多分ここに載ってる本屋では今はもうない本屋もある事でしょう。その筆頭が最後に取り上げられてる鳥取の「人文書でお友達」の定有堂ですね、最近店を閉めるまでの経緯を書いた本も出てそちらはレビュー済みです。驚いたのは私の地元仙台しかも自宅から近いとこにある、絵本の『横田や』!ここは今でも有ります。その他精神世界やホリスティックな本の『ブッククラブ回』、『まんがの森』有名な京都の『三月書房』他。パターン配本を断った書店ばかり。
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阿部義彦
最近オープンしたマイ古本屋で、好きな筑摩の本です。かなり癖のあるライター(私は嫌いでは無いです)の進めるレファ本です。全部で14の区分けとなり、表題が面白いです。『見るだけでわかる』『先達の知恵袋』『ニュースに惑わされない』『経済オンチと言わせない』等。私が欲しいのは、物の価格の時代ごとの変遷が判る本ですね。新聞代、バスの初乗り料金、葉書、と言うことで『あれこれ比較する』が役に立ちました。そして何より紙の辞書の良さは、なんと言っても隣接語が自然に目に入ってしまう事。と言う著者の言葉には全く同意です。
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阿部義彦
NHK出版より、1999年刊。関川夏央さんのエッセイで、『昭和』という時代に関する文章を集めました。関川さんにしては珍しく少年時代の思い出が綴られています。三島由紀夫、向田邦子、長谷川町子、など私も親しんだ名前が出てきます。奥付の初出の媒体を見たら、私も昔買っていた、休刊した文藝春秋の雑誌『ノーサイド』の名前があり、自分でもあの頃の事ー取次のトーハンでアルバイトをしてたなー等と懐かしく思い出しました。
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
大好きな音楽家鈴木惣一朗(ワールド・スタンダード)の最新刊です。細野晴臣さんに見出され、ノン・スタンダードからデビューしましたが、同時にペンギンカフェ好きの坂本龍一からも引き合いがあったそうです。過去の絶版になった著書『ひとり』が誠光社より復刊されて、そちらはレビュー済み。過去のカルチャーセンターでの連続講義4回に、ディスクレビュー150枚を加えて再編集。70、80、90、00年代を、アナログレコーディング、デジタル~、デジレコの完成、機械の中だけでの自由な世界として寄り道しながらの講義。取寄せCD増えた
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
ナンタラカンプフ法以外忘れたが再読でしっかと大興奮。映画とは別物と思って良いでしょう。全22章、最初の1章で本物の馬を持つ隣人との会話で、ほぼ物語の輪郭と主人公リックの心情を語り尽くす構成に圧倒。巻き込まれ型の展開でスピーディで、フォークト=カンプフ検査法だけで話をを引っ張る構成も素晴らしい、リックが牝の山羊を買った時の束の間の安堵感も、この後に「ユービック」を書くがこの二つは双璧でしょう。前者はアンドロイドvs人間ですが、後者はエスパーvs人間と思わせて、時間も思考も捻れ実は、底が深く後者を1位としたい
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
古本屋で見つけました。これはオムニバス形式なので、どこから読んでも良いので楽しめた。2巻ですが、ヒデヨシの好物がタコなんて知りませんでした。どれも独創性に富んだ世界で一読でトリコになました。アタゴオルという自然そのものが影の主役で、雨、氷、夢、岩石、キノコ、様々な事象が混じり合う夢幻の物語たち。言うこと無しです。
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
フリー編集者を経てのエッセイスト綱島理友さんが、連載してたエッセイ。古本屋巡りや古本に関する事が主なモチーフ。当時プロ野球のユニフォームの歴史に関する仕事をしていたらしく、スポーツ本を探す話題が多いが、それ以外の砕けた古本の話題や、現地探訪のレポがスポーツ音痴の私には楽しかった。2001年なので、ブックオフがのしてきた時期です。荻窪、江古田、なんかの神田では無くてローカルな古本屋が昔からある学生街の店の雰囲気がとても良かった、私も東京に行く機会があれば、下北沢、荻窪には是非行きたいです。
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
私が好きになる医者はブラック・ジャックではないが、主流派から外れた、アウトローが多いみたい、養老孟司しかりこの和田秀樹しかり。和田先生はYouTubeで見てファンになりました。私も先生より二歳歳下でほぼ同世代ですが、勿論血圧高いです、でもそれが?と言う感じでもう薬を貰うのも辞めてしまいました。検査は具合が悪くなったら受ける、というのは養老先生も兼ねてから言ってました。日本人のメンタリティーとして薬万能主義が、テッテ的に叩き込まれていますよね。とにかく生を充実させれば、なんとでもなると、余計な心配無用。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/21(3530日経過)
記録初日
2015/04/24(3527日経過)
読んだ本
3387冊(1日平均0.96冊)
読んだページ
798077ページ(1日平均226ページ)
感想・レビュー
3294件(投稿率97.3%)
本棚
20棚
性別
年齢
62歳
血液型
O型
職業
サービス業
現住所
宮城県
外部サイト
自己紹介

猫とロックが好きなはっぴいえんど主義者です、よろしく。プログレッシブロックの申し子です。文学はエスエフ第一世代の影響をもろに受けました。人文書好きです。アートにも興味があり、好きな編集者は都築響一さんです。サブカル、赤瀬川原平、山田詠美、綿矢りさ、筒井康隆、橋本治、大島弓子、吾妻ひでお、萩尾望都、フィリップ・K・ディック、絲山秋子、森達也、北村薫、川上弘美。元ビックリハウサー、今でもナイアガラー。

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