泰介が巻き込まれたSNSのトラブルは実際に起こりそうで怖い。正義感から人を責めて、暴走してしまう心理。殺人事件の解決に関しては、未だすっきりしていない私。一回簡単に再読してみます。

小学生のころ、いとこのお姉さんの書棚にあった岩館真理子さん作品。雰囲気が好き。かわいい画風だけれど女子の絶妙な嫌さ加減の描写がうまい。モノローグで全てを語らない。懐かしさもあってか、じっくり読み込んでしまいました。岩館真理子さんとか小椋冬美さんとか好きだな。

実は初めてのあさのあつこさん作品。幸せな家庭の主婦である主人公が、起こった爆発事件から街のひずみ、家族に対する不安に直面する。最近関東大震災のドキュメンタリーを見て、デマのこわさ観たので、この話も「爆発事件は外国人が起こしたんだ!」というデマが広がるこわさが現実にあり得る恐ろしい話だと思いました。ヘイトとか、悪い口コミとかどうにかならないものですかね。もう恐喝、恫喝みたいな書き込みは読みたくない。

「片付けるのが苦手なのが、病気のせいだと言われるとほっとして、少しずつ片付けられるようになる。自己否定感が軽減される。製薬会社が病気のコマーシャルを始めるとその病気の診断が増える。障害ではないと言われて、失望する人がいる。」グレーな診断でもつくと安心して改善できるのかな、とも思います。あなたは病気じゃないですよ!と言われても困ってるわけですし。医療とまでいかなくても、気楽に行けるカウンセリングみたいなものが発達するとありがたいかな、と思います。占い師か?考えさせられました。

山岸さんの繊細な絵が好きです。ペンタッチが細い。裸がいやらしくない。

ミスマープル物。積読。最後、ミスマープルがいなければ主人公は死んでましたね。

突然5億円を昔の知り合いから相続することになったら。夫が浮気を繰り返していたら。の二重のif。お母さん、ご主人への対応はこれでよかったでしょうか。最後に、他に選択肢はなかったことがわかり、つくづくお母さんの欲の無さに感心しました。私だったら5億円をもらいます（少し減額してもらって、周りにばれない条件で）。マンションでも買うかな！

ネットのおすすめミステリーから。３人の女性の独白で話が進む。微妙に時間軸がずれているので、気にしながら下巻へ。離婚した後に、元夫のSNSを見たらだめだね。現在の幸せそうな姿なんて見てしまったら、おかしくなっても仕方ない。嫌な世の中です。メガンを殺したのは誰？もしかして私（レイチェル）？

最近、深木章子さんブーム。今までで一番よかった。さすが作者が弁護士さんだから、これを読んで少し裁判について詳しくなった。犯人にはすごく裏切られた。寂しい。

泰介が巻き込まれたSNSのトラブルは実際に起こりそうで怖い。正義感から人を責めて、暴走してしまう心理。殺人事件の解決に関しては、未だすっきりしていない私。一回簡単に再読してみます。

クリスティの短編集。ポアロ物5、パーカー・パイン物2、マープル物1、ノンシリーズ1で、なんだかお得な短編集です。しかし短編集だとなかなか名前が覚えられず。集中力が必要。きれいに一気に一編を読み終えないと名前を忘れてしまいます（泣）「ポリェンサ海岸の事件」が好き。ポアロ。