⭐4　評判が良いだけありテンションが終始高く特にバラすところが面白かった、夫の良樹と自分はかなり似た雰囲気だがまだ雅子ほどは崖っぷち家族ではないと思っている「自分は境界を越えたのかもしれなかった、絶望がもう1つの世界を望んだのだ、しかし境界を越えた世界で何が自分を待っているというのだろう、何も待ってやしない、…雅子は孤独のまっただ中にいた」OUTとはこの境界を越えた世界のことか、先日読んだ冷血とも孤独と境界とか似ているかもと思った、24夜

⭐4　ずっと読みたかった本だった、期待どおりで海外でベストセラーになったサスペンスと同じ空気がして、しかもレベルが高く終始エキサイトできた、今年のベスト本の１冊だ、29昼

⭐4　評判が良いだけありテンションが終始高く特にバラすところが面白かった、夫の良樹と自分はかなり似た雰囲気だがまだ雅子ほどは崖っぷち家族ではないと思っている「自分は境界を越えたのかもしれなかった、絶望がもう1つの世界を望んだのだ、しかし境界を越えた世界で何が自分を待っているというのだろう、何も待ってやしない、…雅子は孤独のまっただ中にいた」OUTとはこの境界を越えた世界のことか、先日読んだ冷血とも孤独と境界とか似ているかもと思った、24夜

⭐3　村上の小説にもカポーティの名が時々登場してずっと気になっていて、書名の印象から食わず嫌いで手をつけかねていたが食べてみたら案外うまかったというやつだ、強盗の目論見がはずれ今で言うなら行き当たりばったりの通り魔的殺人になってしまい、誰でもいいから殺して自分も死刑にして欲しかったという​拡大自殺的意味不明の供述をする奴の気分と絞首刑される死刑囚の気分がちょっと想像できたような気がする、としたらチト危険かな、22日昼

⭐3 新潮社世界文学全集45冊中33冊目、【郷愁】は若い頃はだいたいみんなこんなもんだよで自分にも思い当たるところが多かった、ただ一般人に有りがちな分盛り上がりは少ないし、自伝的だと波瀾万丈になりにくい 【車輪の下】はAIにハンスの病名を聞いたらノイローゼ (神経症)、今の診断名でうつ、一昔前の日本の場合だと東大入試に失敗した人達がはまってしまうような脱魂状態だったのだろう、せっかく新しい生活を始めようとして立ち直りかけていた矢先の事故でうつによる自殺とは簡単には片付けられない