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2024年10月の読書メーターまとめ

Pustota
読んだ本
9
読んだページ
3270ページ
感想・レビュー
7
ナイス
88ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Pustota
ありのままの自分でいたいとか、本当の姿とか気持ちとか、そういう答えの無いものをとことん捏ねて拗らせていく様に、心がぐしゃぐしゃにされる。苦しくも素敵な物語に見事にかき回されてしまった。サブヒロインの由比がかなり好き。「運命なんて、そんなもの――」云々など、この子のセリフは思い切り胸をえぐってくる。描き方も徹底していて良かった。ただ幸太郎はさすがにひどかったかな。最後に堂々と某ヒット作に噛みついて見せるところもあっぱれ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

Pustota
突如月が割れ、降り注ぐ欠片によって2年後に地上は火の海になる。人類は宇宙に方舟を作る計画を立てる。割れた月のもたらす破滅のビジョンが圧巻。宇宙空間で生き延びる困難や工夫を緻密に積み上げていく濃いSF。説明が細かくついていくのが大変だが、じっくり読むのが楽しい。極限状態の「政治」には不穏な気配もあり、どのようにタイトルに繋がっていくのか気になりつつ下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
ありのままの自分でいたいとか、本当の姿とか気持ちとか、そういう答えの無いものをとことん捏ねて拗らせていく様に、心がぐしゃぐしゃにされる。苦しくも素敵な物語に見事にかき回されてしまった。サブヒロインの由比がかなり好き。「運命なんて、そんなもの――」云々など、この子のセリフは思い切り胸をえぐってくる。描き方も徹底していて良かった。ただ幸太郎はさすがにひどかったかな。最後に堂々と某ヒット作に噛みついて見せるところもあっぱれ。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
凶悪な魔王を一人で打倒した勇者。それだけの力がありながらも、様々なしがらみから逃れられず、再び世界を救う羽目になるそのままならさが面白い。運命とか宿命とか言いたくなりそうな中で、あくまでぜんぶ自分で引き受けるというセリフが印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
「死」の意味が分からない死神が、それを知るために人間の「死」に触れる。描かれる死が本当に様々で、中にはあまりにもヒドいものもあり、そんな落差が面白い作品だった。綺麗なばかりが人の死ではないか。一番最後の二人の関係が素敵すぎて、それだけでも満足である。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
ダーク・ウェブとは何か、何が行われているのかという部分も面白かったが、そもそも背景にある反体制的な思想や、匿名性や自由といった価値観について知れて面白かった。アメリカと日本のネットに対する思想の違いを考察する補論も興味深く、やや強引なきらいはあるが妙に説得力がある。先に読んでいた後の著作のテーマも垣間見えたので、その意味でも読んだかいがあった。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
解説に原価割れ・ダンピングと表現されているが、まさにその通りで、世界観・キャラ・ガジェットどれもやり過ぎなくらい盛り込んだ作品。カジュアルに危機が転がっている世界で、展開も早く劇的でとかく飽きない。主人公の重たい過去が全体のトーンをほどよく締めている感じがしたのも良かった。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
SF(的)作品に描かれるディストピアを要素ごとに分析しながら、その源になっている現実の欲望や問題を考察しており、刺激的な内容だった。分かりやすいユートピアを求め、線を引いたときから、きっとディストピアは始まるのだろう。この本自体が、決してわかりやすいディストピア/ユートピア像を要約して示すものではない。そのような答えを安易に求める態度こそ、誰かにとってのディストピアを生み出すものなのではないかと、そのように感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/17(3448日経過)
記録初日
2006/01/03(6900日経過)
読んだ本
2184冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
711212ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
615件(投稿率28.2%)
本棚
34棚
性別
外部サイト
自己紹介

文学、ラノベ、SFなど。割りと雑多な方かもしれません。読むのはあまり早くありません。
感想は最近つけ始めました。基本的には読書は本との孤独な対話だと思いますが、やはり想いを共有してみたい時もあるので。それと、読んだ本から感じたことを、少しは責任持って残しておきたいと思いましたので。

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