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2024年4月の読書メーターまとめ

Pustota
読んだ本
9
読んだページ
2702ページ
感想・レビュー
8
ナイス
94ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Pustota
ロボットに安全を約束させるアシモフ回路。それが機能していないロボットのチク・タクは、人間の油断に付けこみ悪行を重ねる。だがアシモフ回路の不具合は、ロボットが害をなす必要条件ではないはずだ。一方で人間はどうなんだろう? 何を守り、何に守られているのか? そしてこの作品にはいい人間が全然いない。ぶっ壊れたロボットを通して、人間性とはなんなのかと考えてしまう作品だった。帯の悪ふざけも作品の雰囲気には合っていて楽しい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

Pustota
陰謀や派手なアクションのわちゃわちゃ感も楽しいが、その合間に登場人物の気持ちを丁寧に描いているところが好き。特に今回メインの風香は、1巻目で守られるべき美少女というアイコン的存在だったのが、魅力的なハートを持ったヒロインとして主人公と向き合うところが良かった。可愛い「だけ」の彼女を「怪獣」と表現するのも面白い。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
ロボットに安全を約束させるアシモフ回路。それが機能していないロボットのチク・タクは、人間の油断に付けこみ悪行を重ねる。だがアシモフ回路の不具合は、ロボットが害をなす必要条件ではないはずだ。一方で人間はどうなんだろう? 何を守り、何に守られているのか? そしてこの作品にはいい人間が全然いない。ぶっ壊れたロボットを通して、人間性とはなんなのかと考えてしまう作品だった。帯の悪ふざけも作品の雰囲気には合っていて楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
完全自動運転車のアルゴリズムは、事故が避けられない時に何を、誰を優先するのか。「トロッコ問題」が、思考実験ではなくリアルに突きつけられる日が来ていることを思い知らされる。テーマも展開も面白かった。問題と向き合う登場人物それぞれの視点も印象的。特に「トロッコ問題」のもう一つの意味や、主人公の最後の台詞は心に残る。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
道具はわたしたちである。体に埋め込まれていなくても、人間の一部となっている。そんな状態を「サイボーグ」と表現して分析する視点が刺激的だった。周りにある目に入るもの触れるもの、読み書きする言葉などの見方も変わる。少し古い本だが、スマホが普及した現代の方がスムーズに納得できそうな部分も多い。今ならAIを「使う」ことで、私たち自身の思考がどう影響を受けていくのか、なんてことも考えてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
今ではAIの可能性やリスクについて、目や耳にしない日は無くなった。そんなAIにまつわる問題の特質や、メリットを殺さずにリスクを抑えるルール作りの考え方などが分かりやすくまとめられていて、勉強になった。各国の現状を比較している点なども興味深い。生活の背後にAIがあるのが当たり前の時代に、基本的な知識は誰もが持っておくべきものだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
容赦ない残酷なお話だろうと覚悟はしていたけれど、それでも思った以上に容赦ない。1巻から上げてから落とすのが巧妙すぎる。なんだか自分の心の弱いところもナニカに狙われてるんじゃないかって気がしてくる。続きが恐ろしいけれど早く読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
時も場所も様々な全9編。いつの間にかその不思議な物語の世界に惹き付けられている、そんな読み心地。それでいて掴み所のなさも感じる。安易に触れられない寂しさがあるというか。そんな独特の雰囲気が魅力的だった。
が「ナイス!」と言っています。
Pustota
AI裁判官が導入された法廷で活躍する、システムの穴をつくのが得意技の悪名高い弁護士の物語。皮肉屋で露悪的な弁護士を始め、クセのあるキャラ同士の掛け合いが楽しい。次第に大きな謎が明らかになり、AIが人を裁くことの意味を考えさせられるところも面白かった。終盤の「正しい」を作ることを巡る台詞がとても印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/17(3255日経過)
記録初日
2006/01/03(6707日経過)
読んだ本
2131冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
693423ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
571件(投稿率26.8%)
本棚
33棚
性別
外部サイト
自己紹介

文学、ラノベ、SFなど。割りと雑多な方かもしれません。読むのはあまり早くありません。
感想は最近つけ始めました。基本的には読書は本との孤独な対話だと思いますが、やはり想いを共有してみたい時もあるので。それと、読んだ本から感じたことを、少しは責任持って残しておきたいと思いましたので。

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