ネタバレ中華屋のポスターに映る人物の描写がやたら詳細だったりと怪しさもうっすら感じとってはいたけれど、これはこれはまさかの真相。やひろまひろ姉妹の父親をヒグチだとミスリードさせられている自分では到底真相に辿り着けない。てか、ちょっとやりすぎてません？

ネタバレ通信機器や交通網が進化した昨今いかにして自然なクローズドサークル環境を作り上げられるか、ということでこれ。舞台は1980年、冷戦中のU国、試験飛行中の真空気嚢船内。舞台や物語の導入部分を見ると一見SFだが内容は本格ミステリど真ん中。一番疑わしい人物がそのまんま真犯人だったけれど、あまり気をてらった真相にして物語がとっちらかってしまうよりは好印象。「〇〇組」と「〇〇組」ってのはやりすぎかとも思うが。マリアとレンのうすら寒い掛け合いはご愛嬌か。