オムニバス形式で芸能界の闇や裏側を見せる。裏の世界は一般人からは見えないのに妙にリアルだと思ったら、作者は元々マネージャーをやってたらしい。 救われない話も面白かったが、最後のタレントの父の葛藤の話はすごい晴れやかな気持ちになれた。

解散騒動の時の生放送の裏側にリアルさを感じる、東日本大震災の時の対応にもちろん感動したが、SMAP5人旅の話も面白かった。 思い通り行動してもらうために演者がどう行動するかをとことんシミュレーションして緻密に準備する。それもすごいが演者側もおそらくこうやって演出してるんだなとか、具体的な指示もないけどこうやって行動すれば面白くなるんだなと分かった上で乗っかってるんだなと。まさに10年以上やってきた仲間の阿吽の呼吸であの放送がされたんだと思うと震えたし感動した。

最近健康オタク化してきている節があるので、書かれてることが全て新鮮なものではなかった。でも室伏が言ってるとなるとすごく信憑性が出てくる。あぁこれは間違ってないんだ、みたいな。論理的説明ではなく室伏が言ってるから、の一言。 寝る前のストレッチとかは参考になりました。

睡眠時間は何時間がいい、とかあるけど結局は個々の体質によって違うから自分にとって1番いいものを見つけるのがいい。そのためには疲れがどれくらい残っているかを記録するのがいいという。昔武井壮もそんなこと言ってた気がする。やってみよう。

鴨川ホルモーのスピンオフ。過去や未来のものや同時並行的に進んでいるものもある6篇。本編ではサブキャラだった人やサブストーリーだったものが描かれてるので世界観が広がって面白かった。東京にもホルモーの世界があったんだ、とかちょんまげに彼女できるんだと思ってたら深いストーリーがあったりなど。個人的に鹿男あをによしに出ていた小料理屋が出てたのも可笑しかった

最近ハマっている万城目学著の本。1000年くらい続くホルモーという競技？というか戦い。特に思い入れもなかったサークルに入る部分や、恋愛のもつれが発生するのはフツーの情景。でもやってることがファンタジーで謎で面白い。

オーディブル。小説の朗読というか、音楽があったりするし、声もみんな違うから、久しぶりにラジオドラマを聴いた感覚。短編だったからもうひと展開あったら嬉しいなーって感じだったけど、反面サクッと面白かった。

奈良を舞台としたファンタジー系。かなり昔テレビドラマでやってたが見たことなかったので、新鮮に読めた。 近畿地方の、おそらく本当の歴史をベースにしているためか、かなりぶっ飛んでいる設定だけどそこまで違和感ない。おっさんの声をした雌鹿とかいちいちちょっと面白いけど。途中でふと夏目漱石の坊ちゃんもベースになっていると気づく。下宿先の婆さんとか、怪しい教頭とか、マドンナとか。 歴史、坊ちゃんをベースとして、ファンタジーやコミカルや時にはスポ根などごった煮感があるけどぐちゃぐちゃせず面白くて読みやすい一冊だった。

オムニバス形式で芸能界の闇や裏側を見せる。裏の世界は一般人からは見えないのに妙にリアルだと思ったら、作者は元々マネージャーをやってたらしい。 救われない話も面白かったが、最後のタレントの父の葛藤の話はすごい晴れやかな気持ちになれた。