おぞましい…。この狂気に満ち溢れた世界観と結末までのオチが秀逸。何と言っても、最後の数行…話全体のイヤミス度Max故に、マイナス×マイナス=プラスで救いのある終わり方に。『学術』×『芸術』×『狂気』×『家族』と好き要素満載だったから話にのめり込めた。冒頭、タイトル通りの展開にドン引きした人は読むの辞めときましょう。。案外てんこ盛りな要素をキレイにまとめられた作者の筆力、凄まじい。

参考程度に。ChatGPTや画像生成等、まとめて生成AIとして現状・今後・歴史を解説。技術的な過去の変化は、とにかくモデルが変わった結果なんだ～ぐらい。肝は今後の影響・展望。人間の発想力が「過去からの選択と組み合わせ」である以上は代替可能。無意識で出来ることは代替不可。成る程。また、優秀なアリがいたとしても人間から見れば大きな差は無い(出来ること限られる)。アインシュタインさえも人間の枠を超えない、この視点は納得した。読んで損はなし。

設定・雰囲気良し！文章もまあ良い。全体の流れ？が凄く読み難い…。何でだ？話は、ボードゲームを軸に据えた短編集。麻雀の牌が透けて見えるシャーマンとの対局、チェスの人類最強チャンピョンがコンピューターに負けるまでに思うこと、等々。マイベストは、将棋の最適解を見つけるに至った社会学の亜種について。この設定はザ・SF！面白かった～。丁度、将棋にはまってるので最適解な1冊！

テーマが面白い！これで1冊書ける筆力は凄い。自分最大の趣味「トレーニング(専門競技+筋トレ)」に関するミステリー。たった3ヶ月でマッチョになったアイドル。その筋肉は本物か？偽物か？潜入取材の記者が主人公。ある意味、この記者が筋トレを通して成長する自己啓発本なのかも。唯一の謎はアイドルがドーピング検査を拒んだ点。後はベンチ100kg上がったのかな…。巻末の江戸川乱歩賞審査員のコメントも面白い。皆さんで議論した時、相当盛り上がったであろう熱量を感じた。

軽い気持ちで読んだら、思った以上にしっかり内容あった。「～と思う」の曖昧表現は削除、不要な表現を捨てる勇気、一文一メッセージ、等々。具体的なテクニック紹介。5秒以内に発言する練習は、ただやろうと思っても難しい。。たまに読み返して自分を戒めたい1冊。

月に1冊、理系の本読む24年9月。学生の頃、当たり前のことを数式でゴチャゴチャ書き出す「定理の証明」みたいのが嫌だった…。それが何で必要か？「ぶっちゃけ皆そう思ってるけど、◯◯だから必要なのよね～」と優しく諭してくれる本。途中までは。終盤、極限ワードが出始めてから一気に忘却の彼方の数式が解説無く羅列され…。でと幾何学までの内容は専門だけあって噛み砕いて面白い。数検勉強し始めたら再読しよう。

毎年1冊ホラー小説を読む2024年。怖かった…。理不尽さ、不条理さ、そんなの全部関係ねぇッ！と、言わんばかりの呪いの強さ。これがホラーの醍醐味か？煽り文の"あなた自身が当事者になる新感覚ホラー"に惹かれ、間違いなかった。章ごとに移る「黒い栞」に絶望する。。ここまでいくと紛争問題もこの本翻訳してバラまけば解決するのでは？読んだことに満足。

おぞましい…。この狂気に満ち溢れた世界観と結末までのオチが秀逸。何と言っても、最後の数行…話全体のイヤミス度Max故に、マイナス×マイナス=プラスで救いのある終わり方に。『学術』×『芸術』×『狂気』×『家族』と好き要素満載だったから話にのめり込めた。冒頭、タイトル通りの展開にドン引きした人は読むの辞めときましょう。。案外てんこ盛りな要素をキレイにまとめられた作者の筆力、凄まじい。