障害者視点の考えや社会へのメッセージが取り込められていて、ハッとさせられる。まだまだ自分の知らないこと、理解しなくてはいけない考え方がある。学びになった。

バブルの世界、3人の距離感が微妙で繊細で危なっかしいまま下巻へ。

何だったんだろう。主人公の行き過ぎていることは否めないけど、誰しもがもつ邪悪さというか秘めたる欲求を躊躇なく出してしまう、無敵の人の怖さかな。

こんな人たちがいたのかと感慨深いものを感じた。国家に揺り動かされながら、翻弄されながらも自分のアイデンティティを貫く潔さがある。

障害者視点の考えや社会へのメッセージが取り込められていて、ハッとさせられる。まだまだ自分の知らないこと、理解しなくてはいけない考え方がある。学びになった。

西洋のユダ的な裏切りの感情、動かないことが悪いとわかってても動けない日本の事なかれ主義。

対になるもの。白と黒、男と女、本物と偽物、それから、見ると見られる、を認識しながら感じて読むものなのか？　いろいろ考えながら読んでいて混乱しかけた前半から、後半はもう安部公房の流れる文章にそのまま浸りながら感じて読んだ。