「あ、うん、そっか、えっと、あなたはそう思ってるんだね」というような感想。彼の美学や信念は正直自分には2割ぐらいしか共感できなかったけど、そういった美学や信念を高いレベルで貫き通せるところが彼の魅力なのだろう。信念を貫く生き方自体は自分も目指しているところでもあるので、話半分にはなりそうだが彼のこれからを引き続きウォッチしたい。

ITエンジニアをしているが日本人に使いやすいサービスを作ろうとも、英語圏の巨大な資本の前に結局勝てない。詐欺広告や著作権無視が横行するSNSも動画サイトやAIもみんな海外製で、海外に資本を吸い取られる一方。自分が年齢を重ねるにつれ「おカネ社会ゲームに生き残るための攻略法」みたいな感覚で生活をこなさないと世の中の不条理に耐えられなくなり思わず手に取った本。言いたいことは分からないわけではない、なるほどなと思う箇所もある。でもだからといって今の社会がどうにかなるわけでもないしやるせない気持ちでいっぱいになる

「あ、うん、そっか、えっと、あなたはそう思ってるんだね」というような感想。彼の美学や信念は正直自分には2割ぐらいしか共感できなかったけど、そういった美学や信念を高いレベルで貫き通せるところが彼の魅力なのだろう。信念を貫く生き方自体は自分も目指しているところでもあるので、話半分にはなりそうだが彼のこれからを引き続きウォッチしたい。

10年前くらいにこういう本に出会いたかったな。「あの時あんなくだらないことになんで必死になっていたのだろう」「もう関わらなきゃいいだけなのに、なんであいつのとった態度に未だ怒りが収まらなかったんだろう」とかそんなのが積み重なってメンタル障害にまで落ちぶれたので、今思えば非常に馬鹿みたいだ。少年院の先生だったかなえ先生は、もっとどうにもならない少年たち一人ひとりに向き合ってきたのか、こういう自身の生い立ちだったのか、だからこそこんな境地に至れたのかと驚きと頭が下がるばかりだ。