読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

たっきー
読んだ本
38
読んだページ
9058ページ
感想・レビュー
38
ナイス
890ナイス

2024年3月に読んだ本
38

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たっきー
成瀬シリーズ第2弾。期待を裏切らない面白さ!成瀬のキャラクター大好き!大津がわかる人にはあの建物、お店だな…景色が浮かぶところも面白い。今作は2月の森見登美彦さんと宮島未奈さんのトークイベントに参加するために購入。イベント時に宮島さんがミシガン(琵琶湖の観光船)の宣伝してるみたいだけど、回し者ではありませんと言ってたのも面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
38

たっきー
ハゲをテーマにした作品。ハゲる人が多い社会で、頭髪が生え始めると地毛であることを気づかれないように隠すというのが面白い。マイノリティはマジョリティ側に擬態して生きていくというのをシュールに描いている。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
第170回芥川賞候補作。テーマはトランスジェンダー、貧困、性差別。生物学的には男性の真砂。自身の性別に違和感をもち、高校では通称名を使い、演劇部では人魚を演じる。女性になることを目指しつつも、数年後には現実の壁(適合手術やホルモン療法にお金がかかる、就労を考えると男性の方が収入面でメリットが大きい等)から女性になることを諦めるというもの。葉月が彼氏に振り回されているのを心配する真砂が、葉月から余計なお世話と思われるのも、性自認と戸籍状の性別、友情と恋愛のラインがぐらぐら揺れる感じがした。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
阿部定事件をテーマにした作品。リズムに乗るまでがあんまりページが進まなかったけれど、後半になって面白くなってきた。熱量がすごい。事件関係者の証言からその事件の真相を探ってゆくストーリー。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ゴシックファンタジーといって良いのか?シリーズもの(理瀬シリーズ)のスピンオフ短編集とは知らずに読んだ。これは元々の作品を読んでいる方が楽しめそうな作品かと思った。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
『本を守ろうとする猫の話』続編。中学2年生のナナミが図書館で不思議な猫に出会うというファンタジー。私は著者の医療をテーマにした作品が好きなので、少し物足りなさがあった。ラストに、最後まで諦めないこと、希望を失わないことの大切さについて描かれていた。若い人の方がいろいろと感じるところがありそう。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
会社で望まない人事異動により人事部に在籍する小野が、新規採用で会社の不利益になる人間を採ることで会社に復讐を図るという物語。その選考基準は「顔の黄金比」のみ。この設定だけでも面白いが、中身も十分に面白い。「とっとと辞める秀才と、ずるずる勤務年数を重ねる凡人と、一体どちらを選ぶのが、会社にとり"いい"採用担当なのか」、「採用担当は数多の評価軸を打ち立て"総合的に"とか"多角的に"と謳う。しかし実際は曖昧な評価軸が増えるほど"公正かつ客観的"からは遠ざかるのがオチだ」、→
たっきー
2024/03/28 07:59

「"縁"と口にすることにより、誤魔化される生臭さがある。"縁"により蓋をされ、丸め込まれる罪深さがある。だって、それは"縁"などではないのだ。他でもない採用担当、お前自身が、ジャッジしているんじゃないか。〜人間が人間をジャッジすること。本来であれば、そんなことは有り得ないのだ」。

が「ナイス!」と言っています。
たっきー
熊本で暮らす吉本さん、田尻さんが交互に書き綴ったエッセイ。おふたりの日々の暮らしや熊本の植物や生物について書かれている。おふたりがそれぞれ書かれていた立田山でのお花見、吉本さんがかつてご両親と阿蘇へ行かれたドライブの話が印象的。文章は全体的に田尻さんの方が好み。吉本さんはスワローズファンというのが嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ひと月を超える、列車でのインド一周旅レポ。現地の空気感が伝わってくる。が、かなり体力に自信があって、どんなトラブルも楽しめるくらいでないとインド列車の旅は難しそう。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
6編収録のアンソロジー。面白かったのは新川帆立「ヤツデの一家」、結城真一郎「大代行時代」。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
タイトルに惹かれて読んでみた。内容は世間に逆らった行動や社会に意見をするといったようなものかと思いきや、著者の日常生活や小さい頃の思い出、幼稚園教諭・保育士として勤務していたときのこと等のエッセイで、タイトルからイメージした内容とはちょっと違った。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
父・孝雄が補導委託で、春斗を迎え入れると決めたことに納得いかない気持ちであった悟。春斗を迎え入れて共に暮らすことで、悟はあまり知らなかった孝雄の一面をみたり、春斗を応援する気持ちが湧いてきた。うまくいっているようにみえた補導委託を突如中止するように春斗の母がやってきて…。孝雄と悟、春斗と両親の2つの親子関係がこの物語では出てくるが、最後のパートで特に親子関係のあり方について考えさせられた。親が良かれと思って導く方向が必ずしも正しいとは限らない。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
パートナーというと、夫婦、恋人をイメージすることが多いが、もっと幅広く捉えてもいいんだと感じられる。ひとりでいてもいいし、その時々で違うパートナー(趣味の友達など)と一緒にいることも良いんだと、パートナーの捉え方を良い意味で考え直せる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
源氏物語を題材とした物語。水商売をしていた紫がこれまでに思いを寄せた相手に手紙を綴る形で物語が進む。前作の『トラディション』があんまり面白く感じられなかったけれど、今作の方が好みだった。個人的に帯の三浦瑠麗コメントは気に入らない(使ってほしくない)。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
前作『猫たましい』が面白かったので、今作も読んでみた。前作は闘病、介護の話が多かったが、今作はコロナ禍での政府の対応への不満や飲食店の話、自身で営む「猫屋台」(完全予約制の飲食店)や料理づくりのこと等食事にまつわる話が多かった。ストレートすぎて口が悪いところも多いけど、正直な気持ちではないかな。私は面白く読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
詩と写真の本。詩は墨で書かれた文字のインパクトが強すぎて、あまり言葉が入ってこなかった。今作については写真の方が良かった。著者の作品らしい、ほっとする写真が多い。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ひとり時間の過ごし方紹介。家の中でちまちまできることもあれば、外でアクティブに動くものまで。高山なおみさんの「心を鎮める読書案内。」が良かった。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ショートショート作家である著者が言葉を扱う職業の人と対談したもの。これを読んでいると、日本語は本当にあいまいな言語で、それが良い方向に働くこともあれば、曖昧さゆえに論点がズレる等マイナスの面もあることを考えさせられた。ネット、SNSの影響で端的に強く表現されることが評価されやすい時代かもしれないが、良い意味でのあいまいさ、ほわんとした表現も大切にしたい。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
第170回 芥川賞候補作。前作『家庭用安心坑夫』のときとシリーズのようなカバーイラストだが、作品内容は連動していない。今作も独特な世界観。きちんと作品を理解できたかは自信がない。ボノボのシネノに対して、ひきこもっていたしふみは共感する部分がある。一方で、シネノは人間に理解されてたまるかと強気なスタンス。人間でもままこういうところはあるよね…
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
10編収録。どれも読んでいて気持ちがざわつく。夫婦、恋人等近しい関係で、日常生活のなかではちょっとした違和感があってもスルーしてしまうひっかかりみたいなものをうまくすくい上げて、そこを見事に物語にしている。小説を読む醍醐味をたっぷり味わえる作品。好きだなぁ、荒野さん。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ネタバレ1996年初出。2024年再文庫化。第10回山本周五郎賞受賞作。豪農とされる家の輝和は外国人花嫁斡旋業者の紹介で、ネパール人のカルバナ・タミと結婚。淑子と名付けて家に迎え入れるが、その淑子に神がかり的な力があると信者となった人々が家に集まってくるが…。30年近くも前の作品だが、年代を感じることなく読める。悲しいかな、日本の家制度や宗教の問題は今もなお変わらないと感じる。輝和が行方不明になった淑子を、ネパールまで探しに行き、最後になってタミと本来の名前で呼んだのは読者としても救われた思い。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
シンプルな味噌汁が美味しそう。粕汁レシピは酒粕の量が少なくて、普段自分で作る粕汁の酒粕量の多さを改めて感じた。自分では味噌漬け、味噌粕漬けを作ることがないけれど、試してみたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
切り干し大根のレシピと野菜おつまみが参考になった。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
心理士の著者による、自己肯定感や心理カウンセリングについての解説や自己肯定感を高めるセルフワーク等。仕事の資料として利用。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
1975年の横浜が舞台。9歳のアキラ、父は行方不明のまま母と暮らしている。そこに母を目当てにした日出男が入り浸るように。当時はこういう風景もあったんだろうな、と思う描写ではあったけれど、ストーリーとしては面白さを感じられなかった。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
仕事をなくした槐は染織工房を営む叔母の伊予子宅に居候をし、工房の手伝いをしている。そこに、事件に巻き込まれたことで大怪我をしてひきこもりがちになっている従兄弟の大学生・綸も叔母宅にやってきて共に生活することに。綸が話したがらない事件について槐は調べていく。人生と織物を重ねていき、槐が亡母から何者かになるようにと呪いのようにかけられた言葉から自由になり、失敗しても良いからその時にできるやりたいことを追いかけて生きていこうと思えるようになっていくところが良かった。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
しんどいときには休んだら良いし、無理には頑張らなくて良いという姿勢。本当にしんどいときにはそれで良いけれど、それだけではその先につながらないな、という印象。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
成瀬シリーズ第2弾。期待を裏切らない面白さ!成瀬のキャラクター大好き!大津がわかる人にはあの建物、お店だな…景色が浮かぶところも面白い。今作は2月の森見登美彦さんと宮島未奈さんのトークイベントに参加するために購入。イベント時に宮島さんがミシガン(琵琶湖の観光船)の宣伝してるみたいだけど、回し者ではありませんと言ってたのも面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
川のある街を舞台にした3編を収録。3編の主となるのは子ども、カラスと妊婦、認知症を患った高齢者。1番ストーリーに入り込めて、切実さを感じたのが高齢者の物語。面白いなと思ったのは、江國さんのストーリーのなかで相撲(しかも具体的な力士の名前)が登場したこと。小学生の望子の贔屓が琴恵光って渋すぎる。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
美容皮膚科の院長による肌のケア方法解説本。美容皮膚科の治療についても触れられているが、極端な宣伝ではなく、基本に忠実なセルフケアの方法で印象は良い。力を入れて皮膚のケアをしないのは鉄則だけど、無意識のうちにやってしまうのは反省。頭皮マッサージや「たこ焼きんトレ」(頬の筋肉アップ)は簡単にできて良さそう。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
奇妙な間取りと事件についての物語が全部関連したもので、最後に謎解きされるミステリー。無理矢理さを感じないでもないけれど、そこそこページ数はありながらもテンポよく読める。ホラーテイストも感じる軽めのタッチのミステリー。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
タイトルにも出ている墓問題(葬儀の仕方、墓守を誰がするか)だけではなく、夫婦の姓をどうするか等日本の家制度の嫌な面がいろいろ出てくる。我が家はお墓のことで現状問題にはなっていないけれど、これから先はどうなるかわからない。地域によっては本当に厄介な問題だろうなと思う。こういう問題があるかと思うと結婚したくなくなるのは当然。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
伝えたいことを他者に正しく伝える表現の仕方についての解説本。タイトルの「『秒』で伝える」は大げさ。普段から文章を書いている人にはとりたてて目新しいことはない、基本的な内容。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
著者のこれまでの仕事の経験を描いたストーリーと思える内容だが、あくまでフィクションだとあとがきにある。ただ、仕事をしていて低くみられたときの悔しさや、周りで搾取されている仲間をみて感じるやりきれなさは著者の実感を伴ったものだろうと思う。「自分を騙してぼったくろうとしている人の言いなりになってはいけない」、「あたしは賃金だけではなく、人間としての主体性さえ搾取されている」、「いい子っていうのは誰かにとって都合のいい子ってことだから、搾取されやすい」。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
『汝、星のごとく』の続編。登場人物の名前や関係性を忘れていたのでらもう一度前作を読み直したくなった。今作も泣きたくなるような場面がいくつかあった。特に北原先生の行動。人を庇って濡れ衣を着せられ、殴られたり、職を失したりということは私にはできないな。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ホラーアンソロジー。7編収録。好みだったのは、小野不由美「芙蓉忌」、山白朝子「子どもを沈める」、岩井志麻子「あまぞわい」辻村深月「七つのカップ」。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
ハイカロリーだけど、なすバター美味しそう!鮭そぼろグラタン、スパイシーくるみ、炙りあん肝ポン酢、カブのそぼろ煮も食べたいな。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
2023年のミステリー本ランキング。こちらは参加程度に。毎年恒例の「私の隠し玉」は好きな作家さんの予定を確認できるのが良い。京極夏彦インタビューが面白かった。ランキングはNGの京極さんがよくこの本のインタビュー受けたものだ。
が「ナイス!」と言っています。
たっきー
寒い時期にはやはり温かいスープものが美味しそう。料理研究家のいろいろな豚汁の紹介も面白い(味噌を入れない梅風味の豚汁には驚いた)。生姜レシピで作ってみたいものがいくつかあった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/24(5257日経過)
記録初日
2009/09/03(5490日経過)
読んだ本
5294冊(1日平均0.96冊)
読んだページ
1148729ページ(1日平均209ページ)
感想・レビュー
2350件(投稿率44.4%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
職業
その他
外部サイト
自己紹介

小さいころから本が大好き。

職場のすぐそばに図書館があるので、
まめに図書館に行って、本を探し、
それらを通勤中に読んでいます。

ジャンルは特定しないで、
気になるものをどんどん読む派。

ここに記録をし始めて、
最近は女性作家ものを
よく読んでいることに気づきました。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう