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2024年10月の読書メーターまとめ

たっきー
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感想・レビュー
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2024年10月に読んだ本
31

2024年10月のお気に入られ登録
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  • 蒼い猛牛

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たっきー
タイトル作と「三月の局騒ぎ」の2編収録。私は「三月の〜」の方が好み。ラスト部で駅伝のことに触れられていて、「八月の御所グラウンド」を思い出した。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

たっきー

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が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
31

たっきー
ネタバレ常盤団地で暮らす小学3年生の蓮の、周りの子ども、大人たちとのやりとりを含めた日常生活を描いた物語。魔人については、最後に蓮自身が生み出したものなのだとあったが、最初のきっかけのエピソードをみると、父からの虐待による解離かと解釈した。蓮はどこにでもいるやんちゃで、でも繊細な部分もある小学生というキャラクターで、面白くなりそうなのに、読んでいるときのわくわく感はあまりなく。
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たっきー
2020年に刊行された短編集の文庫化。「遠いまたたき」が1番好きな作品。言葉にならない思い、心の声。
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たっきー
耕介が夏休みに親戚の子どもたちと「四人ゲーム」をするとひとり子どもが増える。そんななかで、親戚の大人の怪我やドクゼリ事件等が起こる。すごく怖いというのを聞いていて読んだら、それほどでもなかったかも。
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たっきー
5編収録。読んでいて気持ちがざわざわとする。良かったのは、タイトル作(結婚は純愛か条件か)、「いくつも数える」(年の差婚の周りの受け止め方、結婚したら他の異性と食事はいけないのか問題)、「花束の夜」(職場内恋愛と思っていたけれど、実は恋愛にまで至っていない関係性)。
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たっきー
井上荒野さんならではの不穏な空気が漂う一流の恋愛小説。綾と涼の関係が現在から16年前まで遡る形で描かれる。後のエピソードが前のところでこう繋がるのか!とカチカチと嵌まる感覚も楽しい。本当に涼といい綾の夫といい、荒野さんの描くダメ男は最高。
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たっきー
SFっぽい近未来の世界の話。ジャーナリストの寿美佳が砂漠鉱山に潜入し、生命や幸福について考えを新たにする物語だと理解したが、読んでいて楽しい気持ちにはならず。
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たっきー
古民家カフェ・喫茶シトロンで行われる読書会「坂の途中で本を読む会」の物語。92歳から78歳までと高齢の会員ばかりのところにシトロンの店長である28歳のやっくんも会員に加わる。読書会という名目であるが、その活動内容より会員が集まること自体に意味があるように見える。長年生きていれば、人間関係、健康等いろいろあるなぁ。
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たっきー
家電メーカーの総務部に勤務する尚成は「普通」を目指さず、周囲の人たちと馴染まずに敢えて距離をとり、同性愛者ではあるが世間のLGBTQの扱われ方にも違和感をもつ。感想は難しいが、尚生が俯瞰して自分をみている様子が面白い。
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たっきー
タイトルをみて気になり読んでみた。内容はタイトル通り。親亡き後の空き家となった実家をどうするか、またその話し合いを兄弟3人でどう進めるかというところはリアルに悩んでいる人が多いだろう。今後のことを考えておかないといけないなという気持ちに。
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たっきー
閉鎖的な精神科病院内で、抵抗できない、何かされてもそれをうまく訴えられない患者に対して起こった虐待についてのルポ。支援者である病院スタッフからなされた卑劣な行為の数々に苦しくなる。今年から精神科病院での虐待についても通報義務化されたが、まだいろいろな病院のみえていないところで虐待が起こっているのではと感じる。病院と同様、障害者支援の施設でも虐待が起こりやすい要素がたくさんあり、実際にそれらを聞くことも多いので大変勉強になった。
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たっきー
ビーバーイーツの配達員がゴーストレストランのオーナーから指示された高報酬の仕事とその謎解きが続く連作短編集。最初から物語に入り込めず、あまり面白さを感じられないまま読了。
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たっきー
1986年と2024年のストーリーが並行して進む。1986年のストーリーはタイトルになっている爆風スランプの曲の歌詞にある内容のよう。文通、固定電話への電話、カセットテープ、レタリングシート等懐かしいものがたくさん出てくる。青春ストーリー。
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たっきー
第5巻も安定のかわいさ(犬くん)とシュールさ(猫さま)。トカゲくんもいい味を出している。担当さんからうんちネタ多いと指摘を受けているが、それは最初の頃からずっと感じていたこと。
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たっきー
「最高の恐怖」をテーマにしたアンソロジー。宮部みゆき、小池真理子は安心して読める。初読み作家の作品では内藤了「函」が面白かった。
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たっきー
気性が荒くも才能がある競走馬・シルバーファーンとそれをとりまく人たちの物語。馬が大好きというだけではやっていけない商業ベースの競馬の世界。きれいごとではなく、それぞれの思いがありながらも、シルバーファーンの力が発揮できる形になった。私には縁のない世界だが、小説でその世界を楽しめて良かった。
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たっきー
角川ホラー文庫30周年記念刊行作品。「考えうる、最大級の恐怖を」というテーマの6作品を収録したアンソロジー。1番の恐ろしく作品としても良かったのは一穂ミチ「にえたかどうだか」。ホラー文庫30周年という意味では鈴木光司「魂の飛翔」が、『リング 』の創作エピソードもあっていいなと思った。
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たっきー
第65回メフィスト賞受賞作。死んでしまった山田がクラスメイトと交流を続けるという設定。なんだそりゃ?と思いながらもするすると読んでいった。同級生が20代半ばになっても高校生のままの山田とは話が合わないというのは当然のことながらちょっと切ない気持ちに。ただ最後でその気持ちも吹っ飛んだ。次作がどのような作品なのか期待して。
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たっきー
イギリスの作家による怪異譚。9編収録。医学を修めたというところが活かされているであろう「ミス・コーニリアス」が1番好み。「ミス・アヴェナル」も同様。ホラーっぽいタイトル作も好み。
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たっきー
著者の父(満州事変の起こった昭和6年生まれ)が残していたスケッチブックのイラストとそれにまつわるエッセイ。市井の人からみたその時代の様子がよくわかる。特に戦争の時代の記録は貴重。すでにこの父のスケッチブックをもとにした『川滝少年のスケッチブック』等出版されているようなので、それらも読んでみたい。
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たっきー
タイトルと帯の「チクワ・サスペンス」という言葉に惹かれて読んだ。3章構成で、1章だけでも成立していると思いきや、あとにミステリーテイストも感じられる内容に。現実感がないが、これはこれで良いのでは。
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たっきー
第171回芥川賞受賞作。タイトルの「バリ山行」=バリエーション山行。あえてルートから外れた危険な道なき道を行く登山。波多は会社の付き合いで登山グループに参加するが、そのなかで同僚と群れない妻鹿がバリ山行をしていると知り、同行させてもらう。会社の経営状況が悪くなり、仕事に必死になっていく波多に対し、妻鹿はバリ山行でこそ生死をリアルに感じられると考えている。バリ山行はリストカットするのと同じような意味合いなのか…と想像しながら読んだ。
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たっきー
クールな猫さまがひっそりと思いやりをみせるようになってきたところが良い。犬くんが説教されたときのなんともいえない表情や、急な坂に果敢に挑むものの諦めて階段に移動して失敗をみとめるところが特にツボ。面白い。犬のお祭り(ネパールのククルティハール)はかわいいのに、西ヨーロッパの猫祭りはシュールだという対比も面白い。
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たっきー
第3巻も犬くんのかわいさ、猫さまのクールさを楽しんだ。ラストの猫を飼っていたタクシー運転手さんの話にしんみり。飼い猫を亡くしたあと、次の猫を飼わずにずっと大切に思い続けている運転手さん。その猫も幸せだったろうと思う。
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たっきー
川上弘美選の石井好子、沢村貞子の随筆集。本書だけでふたりの文章を比較すると、沢村貞子の方が興味深く読んだ。左翼運動に関わり、投獄されてからも自身の信念を曲げない強さがある一方で、再婚してからは夫を立てる役に徹するというのが不思議な気も。夫のための献立日記は、夫への愛情を感じた。
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たっきー
タイトル作と「三月の局騒ぎ」の2編収録。私は「三月の〜」の方が好み。ラスト部で駅伝のことに触れられていて、「八月の御所グラウンド」を思い出した。
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たっきー
タイトル作と「シャーマンと爆弾男」(第55回新潮新人賞受賞作)の2作収録。私のコンディションの状態も原因かもしれないけど、あまり文章が入ってこず。著者は臨床獣医師で、タイトル作は犬の特性やバイタルについてしっかりした記述がされていた。が、面白いかというと微妙なところ。
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たっきー
WEBマガジンで「自分を捨てる旅」というタイトルで連載されていたもの。タイトルにある家から近い旅館での宿泊、両親との旅、わずかなきっかけや気持ちが向いたことから出かける旅等幅広い内容。テーマがないことが却って私の気持ちにはフィットした。常にお酒がある状態は楽しそうだけれど、アルコール分解機能の低下も感じておられるようだし、体調には気をつけていただきたい。
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たっきー
夜をテーマにしたコミックエッセイ。夜の思い出、夜のルーティン等が静かな雰囲気で語られるのがいい。
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たっきー
38歳で名門料理学校であるル・コルドン・ブルーを卒業した著者が、アメリカで料理教室を開催。ほぼ料理をすることのない10人の女性に料理を教えていく。料理をすることは健康面やコスト面のメリットが大きいと思うけれど、自信をつけることでもあり、愛情を示す手段でもあり、人生を変える手段でもあるということがよくわかる。おもしろかった。
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たっきー
1957年から2002年までのエッセイ選集。初期の文章はあまり自分のなかに言葉が入ってこず苦戦。1985年以降の文章が良いなと思って読んだ。知らなかった父母のエピソード、「二十億光年の孤独」のエピソード、手で書くのとワープロを使ったときとの文章の違い等が印象に残った。
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たっきー
第171回芥川賞受賞作。結合双生児の瞬と杏。父と伯父は胎児内胎児だったという設定で最初は混乱したが、面白かった。陰陽魚の図で表されているように、2つで1つであり、でもそれぞれで独立もしている瞬と杏。2人は直接的に身体が繋がっているのに、お互いの感覚は違っている。場合によっては母の方が2人のある感覚をより早く感知することもあるという不思議。出生届は2人分、でも心臓はひとつ。途中でふたりが文通をするエピソードがあり、お互いの自己紹介をしていても文通相手が想像する2人の姿は頭が2つになっている。→
たっきー
2024/10/01 19:05

ついつい人格が別=頭(脳)が2つと考えてしまうのか。私自身、脳が人格だと思いこんでいることに気づかされた。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/24(5327日経過)
記録初日
2009/09/03(5560日経過)
読んだ本
5361冊(1日平均0.96冊)
読んだページ
1165185ページ(1日平均209ページ)
感想・レビュー
2417件(投稿率45.1%)
本棚
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性別
血液型
A型
職業
その他
外部サイト
自己紹介

小さいころから本が大好き。

職場のすぐそばに図書館があるので、
まめに図書館に行って、本を探し、
それらを通勤中に読んでいます。

ジャンルは特定しないで、
気になるものをどんどん読む派。

ここに記録をし始めて、
最近は女性作家ものを
よく読んでいることに気づきました。

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