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2024年3月の読書メーターまとめ

白色うさぎ
読んだ本
14
読んだページ
3332ページ
感想・レビュー
13
ナイス
793ナイス

2024年3月に読んだ本
14

2024年3月のお気に入り登録
1

  • Kei.ma

2024年3月のお気に入られ登録
4

  • ぶぶ ひこ
  • toshi
  • Kei.ma
  • ゆう

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

白色うさぎ
小学一年生の女の子と一人暮らしの若い女性(主人公)との心温まる交流としてほのぼのと読んでいた「レモンの目」。 ところが最後の手紙『そっか~』のあまりの禍々しさに背筋が凍り付きました。うえええこれってサスペンスホラーだったの!? 結局のところ、束縛系彼氏の小言や忠告はすべて正しくて、彼氏さんはご近所の事情をよく知るガチ賢者だったという皮肉……。女性の独り暮らしは危ないですよ。多少家賃が高くてもオートロック・監視カメラ完備のマンション(2階以上)に棲むがよい。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

白色うさぎ

大谷さん結婚おめでとうございます🎊 いきなりでビビり散らかしましたが、これで確信したね、今年はドジャースが絶対に優勝するわ。運命を感じる。 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3373ページ ナイス数:723ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/607315/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

白色うさぎ
読み友さんがレビューを上げていて、なんとなく興味を惹かれて読んでみたら……ナニコレ、めっちゃ怖いやん!((((;゚Д゚)))) いや、読み方によっては若い女性の生命力あふれる泥臭い食事シーンなのかもしれないけど、宮沢賢治の女性に対するトラウマが表現された闇深い作品だと感じます。 「犬神家の一族」で、自分の息子を惨殺された次女・竹子が、通夜の席で気が狂って口いっぱいに海苔巻きを詰め込むシーンがあるんだけど、それを思い浮かべました。
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白色うさぎ
「耳なし芳一」「貉」など、日本ではおなじみの怪談の他に、小泉八雲の虫に関する研究レポートや、 ウェールズ地方での思い出話や、珍しい小説も収録されています。 おそらくオリジナル小説だと思われる「真夜中に」では、己の存在とは何かを問う、 まるで禅問答のような奥深い内容となっております。私は直感的に、般若心経の解説のようなものを思い浮かべました。 主人公が問いに対して明確に答えられないと、暗黒はピラミッドの重さでのしかかってくるのです。
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白色うさぎ
大谷翔平さんの通訳・水原一平氏の件で、私が真っ先に思い浮かんだのが本作品の主人公(※モデルはドストエフスキー本人!)です。主人公はそれなりに賢く、話術もコミュ力も持ち合わせている人物ですが、どうしようもないギャンブル依存症。借りた金も何もかもルーレットにつぎ込んでしまいます。彼は裕福なロシア将軍の取り巻きとして寄生(名目は家庭教師)し、金をせびってカジノへ通っているのです。親友も愛する人の真心も日常的に裏切っているわけですが、本人には嘘をついていると感覚が一切無いのがギャンブラーの特徴です。
白色うさぎ
2024/03/25 02:45

思えば水原一平氏の常軌を逸した献身さは、横領の罪の後ろめたさに起因した切迫した行動だったんだと感じます。 あと、賭けカードなどが蔓延していたエンゼルスという球団はやはり内部から腐っていたんだなと、今になって思う……。

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白色うさぎ
本作品は、物語のアイデアというか冒頭数行のみというか、クラフト・エヴィング商會の例のアレです。そのような断片が集まって構成されています。それぞれの断片は、吉田氏曰く「決して未完成なものではなく、いわば完成された断片」なのだそうです。個人的に私は吉田篤弘さんの世界観にいまいち浸れないというか、乗り切れていない(……そうか。自分で本をつくってもいいんだ、みたいなノリ)ため、響きませんでした。だけど吉田篤弘作品が好きな人には面白く読めるのかもしれません。本のデザイン的なものはお洒落だと感じます。
白色うさぎ
2024/03/23 01:43

同じ断片でもフランツ・カフカだと「超わかる」って涙できるのにクラフト・エヴィング商會だと冷めてしまうのは、うさぎ肉の今があんまり幸せじゃないからかもしれない。

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白色うさぎ
大正2年生まれで令和3年に亡くなられた、抽象画のアーティスト篠田桃紅さんの作品集です。つくづく日本人のアートの源泉は毛筆による書なんだなと感じます。「さっと描かないと、せっかく頭に浮かんだものがどこかへ消えちゃうという、いつもそういうことでつくってきたのよ。それが私の絵の源泉。つかんでいたい、逃げないでちょうだい。私の心に浮かんだかたちとか、線とか色とか一切。私がさっと、それを目に見えるものにしないと、一瞬で消えちゃうような気がするの。ひらめきのようなもの。」
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白色うさぎ
表題作「冥土行進曲」は、大動脈瘤によって余命2週間を宣告された主人公が、義理の叔父に復讐を遂げるため、上京するシーンから物語が始まります。この叔父というのが、暴力団を仕切って裏でスパイ活動をしている奇術師。「金田一少年の事件簿」に出てくる地獄の傀儡子めいているのです。カオス。そして物語もカオスな展開へ。こ、これは……めでたしめでたし、でいいのか? ええ、本当に? インド人のヒロイン・アダリーちゃんがかわいいから、物語には目をつぶってすべて良しとするしかあるまい。
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白色うさぎ
本文は短いですが、なかなか複雑な構成。夢野久作らしさがぎゅっと詰まっており、個人的にはお気に入りの作品です。 夢野久作の「猟奇歌」に ⇒「あの娘を空屋で殺して置いたのを 誰も知るまい 藍色の空。」という歌があるのですが、どうやらこれがプロットというか構想元になっているようです。
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白色うさぎ
「青ネクタイ」と「こんろん茶」の二編から成り立つ短篇です。「青ネクタイ」は、 叔父によって座敷牢に軟禁されていたヒロインが、人形の胎内から古新聞を見つけ出す。 その記事によって母の死の真相に気づき、叔父を惨殺する物語です。でもこのヒロインは明らかに精神を病んでいるため、 彼女の言い分は信じられない。そして青ネクタイとかいう医者(探偵)はもっと怪しい。全てはヒロインの妄想なのか、それとも……。
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白色うさぎ
「事務職をやっていますと言うときの事務は広場のようなあかるさ」――この歌の「広場のあかるさ」っていうのがいいよね。これが例えば真夏の太陽光降り注ぐ運動公園だったり、夜のダンスホールだったらぜんぜん違う。「広場のあかるさ」は暗くもなく、決して明るすぎず、無機質であり、かつ程よい空間なのです。「あかるさ」を平仮名に開いているのも良い。
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白色うさぎ
まるでとなりのトトロみたいなタイトル。でも私たち日本国民の中では、谷川俊太郎はすでに妖精的存在なのだから合ってるよね。小学校の国語の教科書で初めて出会ってから、なんとなくいつも隣にいてくれる詩人。誰の発言だったか忘れたけど、即興詩のコンテスト(ラップバトルみたいなやつ)で、「その会場にいたすべての人間の中で、本物の詩人と呼べるのは、谷川俊太郎ただ一人だった」っていう神エピソードが好き。
tamako
2024/03/17 07:54

谷川俊太郎の「私が歌う理由」で中島みゆきがデビューを思い止まったというエピソードもすごいです。

白色うさぎ
2024/03/17 11:50

tamakoさん さすが谷川俊太郎。神エピソードが多すぎるよね(*´ω`*)

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白色うさぎ
コロナ禍以降、日本を代表する漫画家や有名人が次々と亡くなっている。そんな中、筒井康隆氏が元気に執筆活動を続けているであろう様子(作品)を拝読し、「面白くはないけどそんなことはどうでもよい。今の時代を共に生きている。ただそれだけでありがたい」と感動すら覚えてしまう。作品とは全く関係ないけれど、某ユーチューバーの「ある瞬間から日本の未来を担うはずだった有望な若者たちが一斉に『日本を諦めた』」という言葉を聞いてゾッとした。3.11の震災だよね。白色うさぎがずっと思っていたのはまさにそれ。
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白色うさぎ
久しぶりに再読したどんどん橋!(*´ω`*) 個人的にがっつりとした身内ネタは読んでいて萎えるタイプですが、綾辻行人氏はやりすぎない程度に調整され、読者を愉しませるネタなので大歓迎です。そうだ、これは犯『人』当てじゃない。皆の衆『ポウに還る』のだ。
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白色うさぎ
小学一年生の女の子と一人暮らしの若い女性(主人公)との心温まる交流としてほのぼのと読んでいた「レモンの目」。 ところが最後の手紙『そっか~』のあまりの禍々しさに背筋が凍り付きました。うえええこれってサスペンスホラーだったの!? 結局のところ、束縛系彼氏の小言や忠告はすべて正しくて、彼氏さんはご近所の事情をよく知るガチ賢者だったという皮肉……。女性の独り暮らしは危ないですよ。多少家賃が高くてもオートロック・監視カメラ完備のマンション(2階以上)に棲むがよい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/09/02(3161日経過)
記録初日
2015/09/02(3161日経過)
読んだ本
4083冊(1日平均1.29冊)
読んだページ
771465ページ(1日平均244ページ)
感想・レビュー
3724件(投稿率91.2%)
本棚
14棚
性別
自己紹介



2024年も、読メで生き延びる☆/( ・×・ )\





好きなスポーツは野球と登山。

管理しているコミュニティは、
「読メお料理クラブ」 と
「日本三大奇書を読破する」
です。

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