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2024年4月の読書メーターまとめ

眠る山猫屋
読んだ本
40
読んだページ
8832ページ
感想・レビュー
39
ナイス
2561ナイス

2024年4月に読んだ本
40

2024年4月のお気に入り登録
2

  • macchacappuccin
  • 荒井太陽

2024年4月のお気に入られ登録
3

  • 荒川叶
  • macchacappuccin
  • 荒井太陽

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

眠る山猫屋
過去編は案外あっさりと幕をひいた。過去から未来のフリーレンへ思いを馳せるヒンメル、そしてフリーレンは未来からヒンメルへの気持ちをリローデッドする。尊いつながりがいとおしい。幾つかの出来事を経て、いよいよ北の帝国へ。その前奏として描かれた“影なる戦士”たちの物語、魔法使いすら倒す近接戦闘に特化した戦士たち。魔導特務隊も侮れなさそうだし、“不自然な髪型”にこだわりを見せる(おそらく)影の戦士も面白そうな人物。フリーレンと相性良さそう。ユーベルやラントはどう立ち回るのか。休載気味だと聞くが、楽しみに待ちます。
眠る山猫屋
2024/04/21 19:42

アニメは素晴らしく良かった(*゚∀゚)=3 この物語に出てくるモンスターの造形だけはちょっと残念だが、魔法の描き方や理論は素敵。もちろん過去と未来(現在)の相互互換の美しさは類を見ないと思う。ほんとうに好きになれた作品だ。お薦めです。

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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

眠る山猫屋

まだまだ暗渠に沈んでいる・・・。2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:6002ページ ナイス数:2132ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/60760/summary/monthly/2024/3

まだまだ暗渠に沈んでいる・・・。2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:6002ページ ナイス数:2132ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/60760/summary/monthly/2024/3
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2024年4月の感想・レビュー一覧
39

眠る山猫屋
クレイジージャーニーなどで耳目を集めている佐藤健寿さん。奇妙奇怪な建築物を中心に異郷を撮影して廻る彼の旅行記。思ってたより普通の旅人なんだけれど、ハードボイルドなスタイル、好きです。危険地帯に潜入するわけではなく、たどり着きたい場所に何度もアタックする、そんな地道な旅。喧嘩やボッタクリを乗り越えた旅路の果てに出会う遺跡・遺物の奇天烈さ素晴らしさ。台湾辺境から北極圏まで何処までも旅を続ける写真家の道は尽きない。いちいち紹介していたらキリがないくらい魅力的な旅路です。イタリアの森に埋もれていた奇像の公園とか!
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眠る山猫屋
オールド・マーケット作戦終了。ゾラ弱体化の為、ケシ畑の特定に向けて秘薬の売人“ヌード”を確保すべく動いていたトキオたちだったが・・・。惨殺されてしまったヌード、そしてゾンビの超人・宍塒パルマ。表紙を飾ったパルマがかわいい(笑)共喰いの横行する島から(泳いで)きたという来歴、ゾンビ化を操るというおぞましいスキルにも関わらず心綺麗な印象。ゾンビ化されたヌードさんも、ちょっぴり切なくていい。ハンター✕ハンター的な能力も素敵。ゾラに成る前のソラのエピソードが悲しいが、トキオたちには乗り越えねばならない障壁。
眠る山猫屋
2024/05/07 15:31

そしてエリイのバースデーパーティーのハチャメチャな惨劇に癒される。

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眠る山猫屋
残念至極な打ち切り回だが、作者さんの(本心かどうか分からんが)開き直ったあとがきに癒される(苦笑)悪魔退治から連続殺人犯、謎の新興宗教に戦隊ヒーロー的な仲間の参入と全滅と呆れるくらい駆け足な展開も笑ってしまう。いや、ほんとうに滅茶苦茶な流れなんだけど受け入れてしまう自分はすでにうぐいす信者。ああ、仲間たちの活躍も見たかった・・・そして、記憶をリセットされた後の悠の素敵な(?)生きざまも見たかったな!
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眠る山猫屋
登山スタイルこそ違うけれど、よきライバル(笑)栄螺ちゃん。同じレベルの単独登山女子ならば、偶然山で出会す確率も上がる・・・なるほど~。ややアグレッシブな栄螺ちゃん、今後も登場に期待です。そして鮎美が山に登るきっかけとなった富士登山リベンジ。山ガールから単独登山女子に変わるまでを、しっとりと描く。失敗も後悔も、山は受け入れてくれるし、待っていてくれる。体調を整えて、また挑戦して欲しいな。見返りの富士山路の神聖で新鮮な美しさ。
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眠る山猫屋
魔王が討伐された世界は、次世代勇者には生きづらくて。そんな勇者の育ての親は“元魔王”。勇者らしい目標は既に無く、それでも勇者であることを強いられる日々に、異世界の勇者が現れる。かの勇者の世界ではまだ決戦の最中で・・・。結構シビアな世界観。世界線ごとに善悪は不安定であり、勇者が理想像のままで在る訳ではない。主人公の母である魔王が善良であるように。1巻では異世界の勇者2名、魔王2名が姿を見せた。王道に面白いけど打ち切りらしいが、あと2冊は出るはず。最期まで付き合いたい!
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眠る山猫屋
スパイスの加減が上手というか、煌めきを感じさせる。真摯な野球への向き合い方、報われる事のないままに終わる大半の高校球児への眼差しには、ほんとうにホロリとしてしまう。そしてそんな数合わせ要員の球児たちを同一モブで描いてくる作者の冷徹さたるや(笑)そんな彼らが清峰らと野球をしていく過程で成長していたという、納得のいく描き方で畳みかけてくる。もちろん生半可な努力では、天賦の領域には届かないのだが・・・今は、まだ。
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眠る山猫屋
他者依存の強い瀬戸イルマちゃん。まだ五年生の彼女に自力のみで『無名不思議』に対峙しろと言う事が無理だったのか。一度も担当の怪異に向き合えていないイルマは、啓に代打を頼み込む。どんなに危険なのかも解らない怪異から逃げて他人に預けて知らんぷり。わからないでもないが。見上真絢への憧れ(と、誤解)を叫んだ時はちょっと期待したんだけれど・・・。箒使いの菊ちゃん。彼女の凄惨な戦い方。観察に依る弱体化ではなく、祓う事で遠ざけてきた結果。祓う力を持っていたが故に臨界スレスレまで怪異と向き合えなかったというジレンマ(続)
眠る山猫屋
2024/04/23 15:54

菊ちゃんの献身的な、それでいて無意味な戦いは印象的だった。そして“友好的”かもしれない『無名不思議』に当たったいじめられっ子・小島ルキくん。他者からの軛から離れられなかった彼の運命は・・・ほんとうにいるのか友好的な無名不思議・・・。

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眠る山猫屋
“富”を引き寄せる溶岩?間接的にあるいは直接的に金目の物を引き寄せるが、そこには人為は介在しているのか。岸辺露伴は何故『溶岩』を調べていたのか。そしてチャーミングマンの弟はどうなってしまったのか。謎は深まるばかりだが、仲間たちの結束は次第に強固になっていく。だがまだ、チャーミングマンが無事に仲間入りするとは限らない。ジョルノの仲間たちが幾人も欠けてしまったように、容赦ない展開が待っているような気がする。燦々と輝くハワイの陽射しの下、まだ具体的な敵は姿を現さない。
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眠る山猫屋
純然たるゴースト・ストーリー。(今もそうなのか?)東京の最深部・地下鉄永田町駅。地下鉄を利用する客たちの何人かに一人は幽霊だという・・・。無理心中から逃げた過去を持つ駅員、同級生の大半を事故で喪った中学生、妻の自死の理由が解らない男、幼い娘が失踪してしまった夫婦。死者に逢いたい人々が、喪った者たちと交錯していく。駅の片隅にちらつく翳、変貌する列車。怨みや呪いではない、後悔や慚愧の念が喚び起こす心の淵の過去の因果。静かなカタストロフ。雰囲気を味わう物語。
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眠る山猫屋
島に新たなる仲間がっ!!!!後輩ながら気品があり優しさに満ちて、困った人を見過ごせない!登場前から島のあちこちで姿を見せていた彼女の正体は・・・。他にも実力差のある仲間たちによるコラボ、石龍光ちゃんの変化が眩しい。過去編ロストワールドでは、連載終了を迎えてしまった手島先生(当時は☆野0)の葛藤。キチンと纏めて終えるか、やりたい事を遺すのか。編集者の閻魔ちゃん、やっぱり良い人だった。自己負担で最終回書き換えって発想はなかったな。
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眠る山猫屋
大政奉還前後。徳川慶喜の改革を理解できている者は少なく、朝廷では最大の理解者・孝明天皇が崩御する。薩長が推す天皇の即位により、慶喜と孝明天皇が願った“公武一和”の夢は梯子を外された形に。そんな大嵐の中、一介の武士に過ぎない伊庭八郎は翻弄されていく・・・。歴史上、愚君と描かれる事も多い徳川慶喜。人間関係においては巧者ではなかった彼の不運と苦悩が伝わってくる。もはや斜陽の徳川幕府への義理と夢を捨てられない武士、そして庶民たちの希望の無い戦いが始まっていく・・・。
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眠る山猫屋
最近勢いのある筆者さんが、あくまで趣味で集めたという実話怪談。故に読み心地は滑らかで、怖さは控えめ。怖さに関しては、実話怪談の宿命と云うか、誠実に語れば語るほど怖さは強くなくなるし(そりゃ物語の怪談とは違うからね)、語り口が軽妙ならばますます怪異は遠ざかりますからね。しかしながら後半に向かうにしたがって、尻上がりに恐怖感は増していく。さすが。屋敷に見立てた章立ても見事。
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眠る山猫屋
繰り返し読む、何度目か・・・。黙々と仕事をこなす派遣社員フジイ。特に仕事が出来る様子ではなく、きっと平均的な男に見える事だろう。趣味は多彩だが、卓越したものがあるわけではなく、何を云われようとも「好きな物事」を善しとして続けているようだ。そんなフジイが周りに与えていく波紋。頑なという訳ではなく、自分のルールに縛られている様子でもない。ただ、彼を見る周りの人間たちには、鏡のように自分自身を考えせられてしまう、そんな生き方があるようだ。単なる純粋さとは違う。けれどよく捜せばすぐそばにいそうな、そんな男の話。
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眠る山猫屋
今回はまるまる“黒仏”というひとつの怪異へ挑むミカヅチ班。おぞまし過ぎる事件、狂気の来歴、どす黒い正体。削ぎ落とした被害者たちの耳を頬張っていた・・・発端の通り魔事件から怪異の正体へ肉薄していく展開、手に汗握るってヤツ。赤バッチさんとのバディも相性良いようで(途中とんでもない失敗もあったが)、悪魔との取引も何とかなるとよいのだが・・・。
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眠る山猫屋
過去編は案外あっさりと幕をひいた。過去から未来のフリーレンへ思いを馳せるヒンメル、そしてフリーレンは未来からヒンメルへの気持ちをリローデッドする。尊いつながりがいとおしい。幾つかの出来事を経て、いよいよ北の帝国へ。その前奏として描かれた“影なる戦士”たちの物語、魔法使いすら倒す近接戦闘に特化した戦士たち。魔導特務隊も侮れなさそうだし、“不自然な髪型”にこだわりを見せる(おそらく)影の戦士も面白そうな人物。フリーレンと相性良さそう。ユーベルやラントはどう立ち回るのか。休載気味だと聞くが、楽しみに待ちます。
眠る山猫屋
2024/04/21 19:42

アニメは素晴らしく良かった(*゚∀゚)=3 この物語に出てくるモンスターの造形だけはちょっと残念だが、魔法の描き方や理論は素敵。もちろん過去と未来(現在)の相互互換の美しさは類を見ないと思う。ほんとうに好きになれた作品だ。お薦めです。

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眠る山猫屋
ますますこのディストピアに心惹かれていく。2巻は図書館から。死に果てた街でドアをノックする音・・・から始まる貸出書籍の回収業務。今は亡き館長の“本”を愛する者にはたまらない(耐えられない?)エピソード。イーサン、君はもはや人間の心を理解しているよ。そして生存者兄妹との邂逅。感染者の遺体から産まれた、結晶病に罹らないふたりとの旅が始まる。都市間アクアラインが動いていたのには、何故か読み手であるにも関わらずちょっと感動してしまった。巻末のオマケ・アーカイブがまた、追い討ちをかけてくるよ~ (o;д;)o
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眠る山猫屋
スポーツ漫画って基本読んでないんだけど『ジャイキリ』とコレだけは・・・(笑)記憶喪失になった智将・要と、要がキャッチャーじゃなきゃ嫌な天才・清峰。二人が野球をリスタートした小手指高校に遂に監督が!そして12巻にして、初めて美少女たちが!な変革の巻。智将とお馬鹿なミックス状態のままな要、記憶喪失から二重人格へ(笑)器用な奴。新監督はニートで不遇な男だが、彼の語りは熱くて論理的、野球を愛するメンバーがまたひとり。構築された戦略は小手指を底上げしてくれそう。そしてアニメ2話同様の一打席勝負の行方は次巻へ。
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眠る山猫屋
どこからどう見ても“あの文豪”にそっくりなセンセーが、チート能力者だらけの異世界を旅する物語も折り返し地点?仲間と離れ、魔王の娘とのコンビも固まってきた10巻。しょうもない陰謀を解決しつつ、復活した魔王の攻勢を迎え撃つはめに。センセー、しょうもない吟遊囚人オットーと呼吸が合うなぁ。死にたがりのセンセーの言葉が、何故か、困難に陥った人々の背中を押す結果に。まぁ世界混迷の原因のひとつは、センセーの痴情の縺れだったりするんだが・・・。アニメ化おめでとう!!
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眠る山猫屋
十年前の奇跡の出会い。幼い少女が大好きな漫画に影響されて、見知らぬ女性に声をかける。一期一会の瞬間。漫画らしい、現実には有り得ない偶然の邂逅だが、この作品に限っては非常に《らしい》。計算されたものではなくて、とよ田みのるという作家の優しさが滲み出たものなのだ。そして現代、コミティアへの再参加の行方。今でも続く、過去の残響が互いを高みへ導いて行くようだ。ロストワールド4では、島の貸本屋の主人・寺村七の挫折と変化が描かれる。カバーで鬼編集者ちゃんまでちゃんと救い揚げる作者の優しさよ。
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眠る山猫屋
濃厚w 金(ジン)と銀(イン)、ちょくちょく登場してたけど、宇宙人か裏側の存在かと思ってたよ~。彼らも裏側の仕事をしてる専門家だったとは!今回、ストーカーから逃げる依頼人を護るため、ユメと和美にアシストを依頼。実はストーカーは人間ではなく・・・という展開。互いに認め合えた様で何より。コラボ編では悪魔様は放ったらかしだけれども?花火大会スタッフ編では、異界から帰還した怖がり探偵・茶々さんが通常運転でホッとしたが、やっぱり“何か”がおかしくなってる・・・(続く)
眠る山猫屋
2024/04/15 20:59

百葉箱観測員編は“真っ当”な四次元奇譚。謎めいた組織Qは今のところ敵対していないが、科学と狂気のブレンド具合がなんとも不穏。そして樹海捜索員編では、森の奥に潜むよく解らない存在が。UMAとは違う別の生態系が息づいている感覚は『関西地方の~』に通じる違和感が於ましい。今巻は橙ちゃんは登場しなかったけれど、帰還者・茶々さんの変貌の片鱗が見れたのと、金と銀が意外と良い奴らだった事が判明したのが楽しかった!

オスカー
2024/04/17 19:11

1巻だけ途中まで読みましたが長く続いている作品なんですね。

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眠る山猫屋
紐育崩壊の後、改変された異界都市ヘルサレムズ・ロッド。多種多様な人々(?)が集うダイナーを、客たちが結束して守る第一話から感涙。なんたってザップがシリーズ史上初めてくらい真摯なんだから。第二話ではライブラの半数が動けない中、スティーブンが拐われてしまう。チームの暗部を担うスティーブンの優しい笑顔には“無私”の想いがあって・・・。言葉のいらない仲間たちの絆は強固。チェインの疲労困憊の顔がかわいいが、敵首魁ビルギッドがさらにかわいいという・・・。三話目は・・・まだ読んでなかった( 。゚Д゚。)!?感想先行だ。
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眠る山猫屋
その怪異に選ばれてしまったら、逃げ出す道は選べない。小学生たちが指名された“ほうかごがかり”。深夜に召喚され、怪異に満ちた異界の学校で各々が担当する怪異の観察・記録をする事で怪異を弱める、卒業まで。陰鬱な深夜の学校、ノイズが流れあちこちに貼られた『いる。』という貼り紙。雰囲気が抜群に恐い。さらに現実に侵食してくる怪異に追い詰められていく子供たち。表紙の子は・・・。そして真っ向から向き合った啓くんが何とか切り抜けたかと思いきや・・・何故!?どうしちゃったんだ啓君!早く続きが読みたい!
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眠る山猫屋
あぁこうなるんだろうな、ある意味、当然の帰結。なのに、どうしてこんなにも染みてくるのだろう。真実のぶつけ合い。連続殺人鬼は消え失せ、悲しい殺人者だけが残り、さらけ出された。真珠の為に死んでいった自殺願望に苛まれていた男たち、それはそれでエゴだと思うが、誰もその行為を責める事は出来ない。世間の風は被害者も加害者も煽り立てるものだが、当事者たちの心情までは鑑みないし、被害者の過去も加害者のこれからにも興味を持たない。それでも生き残った者たちは歩いていかねばならない、何を言われても、少しでも明るい方へ、と。
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眠る山猫屋
ウン十年ぶり再読!このころの山田正紀先生は熱かった!本作は熱量はそれほどではないが、やっぱりエモい(←使ってみたかったw)。人類の“魂”の熱量が下がってしまった衰退の時代、ある組織の使命を帯びた四人の男女が各々、四体の神話ロボットを倒すべく異郷へと赴く。極寒のグリーンランド編は覚えていたが、日本の夏目漱石のAIを巡る事案は興味深かった。果たして精神操作を受けているのか、或いは治療なのか。狂ってしまったのは主人公たちなのか、それとも“世界”が病んでいるのか。山田先生の冒険ものが読みたくなってきた!
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眠る山猫屋
表紙に登場する後ろ姿・・・頼もしくも美しく成長したんだなぁ。コメディエンヌとして野生児だった彼女が黄昏の騎士だったなんて。更なる仲間も加わるが、アーミラージへの恐怖の予言。物語も大詰めだが、ラシルの仲間への信頼は揺るがない。
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眠る山猫屋
気づけばニートだった・・・笑えんわっ(爆)! でも後半はニートじゃない。がんばってる。仕事を捜している人はニートではない、という定理にちょっと心震える。
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眠る山猫屋
『ステファンの六つ子』は良かった。ブラッドベリの物語を読んでいるような、遥かに不思議な宇宙の贈り物。そして今回の目的『心中天浦島』は・・・やっぱり辛かった。慟哭しかないくらいに。スペースマンのテオが出会った8歳のアリスは『ジェニーの肖像』のようにテオを待ち、そして追い抜いていく。浦島効果の宿命。スペースマン仲間が語る「半年の天国と12年の夢を見れたんだ感謝して忘れな」という忠告を無視したテオが見つけたのは、甘美で残酷な地獄・・・。(続く)
眠る山猫屋
2024/04/07 22:54

記憶に大きな違いはなく、きっと当時の自分が受けた衝撃は大きかったのだろう。百年という歳月がもたらす文化の変遷と時流の激しさに押し流されてしまったテオ。クラリスはきっと悪くない、彼女の感覚がテオとは相容れないくらい駆け離れてしまっていただけで。それでもテオの最期の行為には同情を禁じられない。慟哭。

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眠る山猫屋
カタチに囚われる世相に抗うではなく、受け流して生きていく家族の姿。理解し切れるかと云えば難しいけれど、寄り添う気持ちなら、きっと持てる。そんな暖かさが散りばめられていて、読後感はとても良い。自分で考えながら解らない事は時間をかけて答えを探す、そんな百音の素直さが眩しい。三人の主人公たち周りの人々の、戸惑いや変化に自分もこう在りたいと思う。
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眠る山猫屋
来たる最恐最悪の悪魔“死の悪魔”を迎え討つ為に、人心に更なる恐怖を与えチェンソーマンと“戦争の悪魔”をパワーアップさせる・・・その為の騒乱、果たしてバルエムの語る真相は真実なのか。アサに宿る戦争の悪魔ヨルは道化廻し或いはデンジを追い詰めるためだけの役割?もうちょっと裏がありそうな気もする。まぁ、デンジを追い詰め覚醒を促すだけならナユタを傷つければよさそうだが、マキマさんの生まれ変わりに刃は向けられないのかな?チェンソーマンを巡る混迷はまだまだ続きそう。
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眠る山猫屋
本当に死んじゃったのか・・・?領域の削り合い、呪いの王と現代最強の呪術師の死闘がまるまる一冊続く。幾つもの伏線や無数の暗喩が散りばめられていて“考察”が盛り上がるのも分かるなぁ。五条悟の走馬灯のような一瞬の回想に、様々な赦しが籠められていた。そして雷神・鹿紫雲へとバトンが渡る。
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眠る山猫屋
置いてきぼりだった坂田金太が、ここへ来て大活躍。オカルンたちがバモラを巡る真摯な闘いに身を置く中、事情を理解しないながらの彼が見事なコメディリリーフ。倒しても倒しても沸いてくるエイリアン軍団の圧倒的な強者たちを一蹴してくれたのは、まさかのカシマレイコ!なんと云う強さ(笑)放りっぱなしの敵だった彼女が物語を締める。てっきり真面目な委員長ちゃんに憑依するんだと思ってたけど・・・爽快感溢れるまとめ方だった!
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眠る山猫屋
作者の個人的な女体美(笑)は共感できないが、物語の転がり方はとても面白い。今回は“如月駅”を代表とする怪異駅を巡る事件。新キャラ三輪氷彗は“赤い糸”に縛られながら生きている、そんな三輪に興味を持つ“特別な”同級生・葛葉純。怪異に無関心ではいられない二人は、深夜の線路で“あるはずの無い列車”に遭遇。SNSで助けを求めた先で反応してくれたのは・・・化野くんたちだった。異界からのリモート脱出はスリリング。2000年代初期の怪異に、現在の事情&ギミックで対応していく展開がおもしろい。アニメスタートも期待大。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
怒濤の最終巻。森田や桃井たち魑魅魍魎の生きざまが忘れ難い。物語では“悪い大人”として於莵や丸山たちを邪魔してきた彼らだが、日和らず己れを偽らなかった男たちなんだな、と。記憶を取り戻した小田島や於莵の姉さんの絡まった因縁も解けていくが、そこからの選択は・・・。突っ走ってきた於莵にも、立ち止まり考えねばならない時がきた。6年後、全てを昇華したような素敵なステージで幕を閉じた今作品。一夏の喧騒、失われたものもあったけれど、からりと晴れた夏の夜の音楽が伝わっていく。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
大人の事情に振り回されるバンドメンバーたち。於莵はライバル寅子との競演に臨むが。いきなり汚れた一筋縄ではいかない芸能界に放り込まれた感じだが、於莵の真っ直ぐさは貫くことができるのか。寅子や志磨さんが辿って来た暗夜行路。辛い巻だ。楽しく舞台に立ちたい歌いたい於莵の気持ちだけが空廻るけれど、それが物語の救い。がんばれ於莵。付記されたちばてつや賞入選作『しろい花』の衝撃。なんだこれ凄いな!感情が濁流に呑み込まれたような圧を持つ作品。秘めたる噴流がまだまだ蓄積されている作者さんなのかも。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
山で調理と云うコンセプトながら、様々な“登山あるある”が尽きず飽きさせないなぁ。北海道での大人な出会いから始まり、初の雪山チャレンジへ。これは導き手の人がいないと、死に直結しちゃうなぁ。本格的な雪山はやった事はないけれど、さすがに無理そう。そして単独登山女子の避難小屋での一晩、ただでさえ怖い山の避難小屋で独り夜明かし、女子ならではの心配はやっぱり必要だよね。まさかのオチも付いていたけれど(苦笑)更に!あの自意識高めな鷹桑秀平がついに!ついに活躍する回が!(子供さんだけど)認めてもらえて良かったね!
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
現在一推しかな?夜祭の終わり直前のような寂漠とした空気が全編に漂う。文章に少し甘さはあるが引き込まれる物語、残酷な描写と美しく移ろう光景、二転三転する真実。16編の連作なのも読み易い。主要人物の誰かがちょっとだけ登場したり、クロスオーバーしたり。4巻では、過去編の木山に魅せられた。晩年の彼はどうしようもなく邪悪だが、堕ちていく若かりし頃の木山の反骨と揺れ動く孤独感には、微かな救済の可能性も見えていて辛い。また木山の妹弟子にあたる柊の仙女のようなチートさは昇華されていて、彼女の登場回はとんでもなく美しい。
眠る山猫屋
2024/04/03 19:28

今は亡き木山の遺した数々の呪いや、彼の血に連なる天使のような少女・鷹元楸、さらに楸が興味を持ったサイコパス遠野少年といった一筋縄ではいかないダークサイドの面々の方が、倫理観が剥離している分だけ抑制が効いていないから活躍している。非力な主人公たちも頑張っているのだが。

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
所謂“怪異駅”に降り立ってしまった個性的な四人の女子高生のサバイバルな“日常”を描く。読み友さんのレビューから興味を持って手に取る。如月駅のような出だしだが、駅外には田舎町が広がっていて、食料には当面苦労しない模様。とはいえコンビニが(店内だけ)水没していたり、品物を勝手に持ち出そうとすると襲われたりと、油断はできない感じ。ギャグ寄りだが、実際に遭遇する怪異はおぞましくて、単身あるいは二人くらいなら、心折れて発狂しかねないくらいSAN値を削ってくる・・・。猫山田ちゃんの背後にいる存在は一体なに?
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
ファニーでキュートな物語、これ大切なひとに贈りたいな。冒頭、記憶を失くした熊が、それでも覚えていたレディベアを探し廻る。レディベアに殴られて記憶を失くしたってのにね。乱暴でも彼女が大好きな熊にシンパシーw 知りたがりのヘビも欲張りなカラスも、自意識高めのおたまじゃくしも真面目な鹿も、みんな好き。幸せになって欲しいなぁ。楽しくて、でもそれだけじゃない。素敵な絵本だ!
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
様々な人間消失をライターたちが語る。平山夢明先生なんかも参加しているが、実話怪談とかではない。怪談より怖いけどねw 誘拐とか拉致、単なる失踪。人が消える要因は幾つもあるが、“神隠し”としか云いようのないケースもある。現代でも40秒間目を離した隙に消えてしまった子供の案件など、神隠しとしか表現しようがないが、視点を変えると(例えば政治的な力が働いていた、とか)様々な可能性が考えられる、のかも知れない。他にも都市伝説の『無人駅』や殺人事件による死体処分といった人体消失の可能性も語られていたりする。怖い~。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/29(5125日経過)
記録初日
2010/04/29(5125日経過)
読んだ本
4733冊(1日平均0.92冊)
読んだページ
1160728ページ(1日平均226ページ)
感想・レビュー
4729件(投稿率99.9%)
本棚
27棚
性別
年齢
56歳
血液型
B型
職業
その他
現住所
茨城県
自己紹介

高等遊民にはなれませんでした。ただただ無頼に、曖昧に、そして怠惰に読み漁る無為な日々。合い言葉は『面白ければいいじゃん』。今は小説だけでなく、記しています。

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