読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

眠る山猫屋
読んだ本
28
読んだページ
8207ページ
感想・レビュー
28
ナイス
2412ナイス

2024年10月に読んだ本
28

2024年10月のお気に入り登録
4

  • 今ちゃん
  • ちびあんすも
  • 青乃108号
  • ミキ

2024年10月のお気に入られ登録
3

  • 今ちゃん
  • 山川欣伸(やまかわよしのぶ)
  • 青乃108号

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

眠る山猫屋
まず驚かされたのは、文章の研ぎ澄まされた美しさだ。文化大革命の凄惨さを描き出す冒頭、そこにも凛とした美しさが、確かにある。そして続く物理法則の改変という異星からの侵食もまた、ルミネチックに美しい。終盤の巨大母艦を切り刻む作戦も、残酷でありながら魅せられてしまう。これらはもちろん翻訳に携わった大森氏たちの労力に依るところも多いのだろうが驚愕の文章力。壮大に展開していく物語は、それでも根底に中華帝国の血塗れの歴史か流れていて、読んでいて大丈夫かな検閲には引っ掛からないのかな、と心配になったが。
兵士O
2024/10/01 15:03

一度読んでみたい大作です('ω')ノ

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

眠る山猫屋

イランからのミサイルが一発被弾したかの如く、怒濤の山崩れが山猫屋を襲う!!今までで最大級の本石流に暫し茫然とした後、山猫屋は敢然と立ち向かった!「やれば出来る!」誰かが山猫屋に檄を飛ばす。二度三度と繰り返す本雪崩に挫けることなく山猫屋はやり遂げた!今度は“鉄壁の”バベルの塔を組上げた山猫屋!!どうよ!!←反省してない・・・。でもでも、この雪崩のおかげで『宝島』上下巻を見つけられたよ!やっぱりあったんだ宝島!!ビバ、ラフテル!!

イランからのミサイルが一発被弾したかの如く、怒濤の山崩れが山猫屋を襲う!!今までで最大級の本石流に暫し茫然とした後、山猫屋は敢然と立ち向かった!「やれば出来る!」誰かが山猫屋に檄を飛ばす。二度三度と繰り返す本雪崩に挫けることなく山猫屋はやり遂げた!今度は“鉄壁の”バベルの塔を組上げた山猫屋!!どうよ!!←反省してない・・・。でもでも、この雪崩のおかげで『宝島』上下巻を見つけられたよ!やっぱりあったんだ宝島!!ビバ、ラフテル!!
雪紫
2024/10/20 20:19

「ぎょわーっ!デジャヴュー!!」山崩れ怖いですよね。見付けたりも出来ますが・・・😱😇。

眠る山猫屋
2024/10/20 22:15

そう、逆に見つからなくなってしまった本も・・・。ちなみに東北震災の時は、部屋一面きれいに散華してました。いっそ本の上に寝たくなるくらいに・・・芦田愛菜ちゃんに殴られる(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
28

眠る山猫屋
須藤一派や鶴丸たちとも違う新たな竜の子の繋がり手・江角ジュン。『ぼくらの』に通じる優しい世界。そして暗転、シイナの友達ひろちゃんのエピソードへ。優等生だったひろちゃんは学校でも家庭でも追い詰められていて・・・。臨界点を超えたひろちゃんの、破滅への疾走が始まる。竜の子へのアプローチはコンタクター次第という明暗。シイナとひろちゃんの決着、ホシ丸はシイナを守る為に行動したのか、それとも・・・。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
須藤たちが動き出し、自衛隊との交戦へ。須藤の突き抜けたアナーキーさ、虚無感が追随を許さない。世界を滅ぼし一新するという思想はどこまで本気なのか。巻き込まれたシイナとアキラちゃん。大量殺戮を行うアマポーラ。そしてシイナを守ろうとする鶴丸。鶴丸の意図が読めない。須藤一派、鶴丸とのり夫、皆秘密と歪さを抱えていて、理解を拒絶するような存在感。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
卵から始まるファニーな童話集。産まれたばかりの幼い子供たちが初めて出会う現実は、ほろ苦いものばかりだけれど、子供たちは子供たちで何かに気づき、何かを見つけていく。それは“生きていく”という道程の始まり。たとえそれが残念な勘違いから始まるものだとしても。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
動き出す政府。宮子巽という男、なかなか面白いな。傍若無人で破滅的だが、色々見えているような?彼は何を狙っているのだろう。シイナの母親や友人に見え隠れする歪さが不穏。ひたすら真っ直ぐなシイナの行動がもたらす波紋はプラスには向かわない。須藤という青年が率いる三人組が明に接触し、怪しい二人組もまた、シイナと明へのアプローチをかけてきた。ダガーナイフの少年の表と裏。シイナは良い子なんだけど、彼女の行動は・・・。これはそういう無垢なる危険を描いたマンガなのかな・・・。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
『ぼくらの』に継いで読んでみる。たぶん連載時に一部読んだような・・・けれどあまりにエグいシーンがあり、またストーリーが追えていなかったので“いつか”読もうかな、と。さてさて元気イッパイな小6のシイナが溺れかけた海底で出会ったもの・ホシ丸。言葉は話さないが、シイナの意志を汲み取り助けてくれたりする。この出会い直後から、彼女の周囲は不穏な出来事が。シイナを付け狙うダガーナイフの少年。怪しいハイティーンの二人組。彼らは《竜の子》と契約しているようで・・・(コメントへ→)
眠る山猫屋
2024/10/30 18:20

容姿形態は様々な竜の子を操る彼らの思想はまだ読めないが、シイナの危機に現れた《竜の成体》と《乙姫》なる存在に興味を抱いているらしい。そんな思惑など知らぬシイナは、偶然知り合った引きこもりの少女・佐倉明もまた、星マルと似た存在を隠し持っていることを知る。それも、明のリンクはより深く、竜の子が傷つけば自身も反動を受けるレベルなのだった。無茶なシイナは竜の子の謎を解くべく、また父の所属する航空会社を襲ったダガーナイフの少年を追うのだが。

眠る山猫屋
2024/10/30 18:24

『なるたる』の方が表情が生き生きとしているのは何故なんだろう?現時点では他人の気持ちを深く理解出来ていない(歳相応の)シイナの暴走は、無邪気という意味付けがなければ鼻持ちならないかもしれない。両親の不和(?)という不幸はあるものの、周りの少女たちが抱えている無間地獄のような闇に気づいてはいないのだから。

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
完全版にて再読。現地球人ではなかったマチ、未契約だったウシロの二人がパイロットに。大人に任せる選択肢を採らなかった二人は、仲間たちの家族に会いに行く旅に。遺された家族たちの環境は様々だが、この遍歴はきっと必要不可欠だったのだろう。そしてマチを襲う悲劇。最終巻の主役はたぶんコエムシ。意地悪でひねくれ者だったコエムシが妹の為に決断し、ウシロを励まし、そしてパイロットになる。ウシロの闘いは数十億人を巻き込む虐殺戦を余儀無くされるが、ウシロとコエムシが初めてシンクロし合う。悲痛過ぎる闘いの結末。(コメントへ→)
眠る山猫屋
2024/10/30 09:58

再読なので知ってはいたが・・・よく「最強の鬱展開」とか云われていたが、そういう事ではないと思う。子供にだって打算はあるし、純粋な気持ちだけで闘いに臨んで行った訳でもない。各々の欲望が希望へと昇華されていく過程が、ひたすら胸をうつのだ。ある意味他人事で参加していたコエムシが、再起不能になった妹マチを安楽死させ、彼女の望んだ世界を代わりに守る役割を担っていく。

眠る山猫屋
2024/10/30 10:07

単行本未収録の二編もよい。次世界戦へのコエムシとなった佐々木さん。子供たちの闘いを見守り続けてきた彼の行く末。次の世界でも多くの子供たちの死を見届けたであろう彼の帰還。一年間待ち続けていた部下。そして書き下ろしの前日譚での、マチの言葉。「それは震えながらでも一生懸命、輝くものなんだ」

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
美空さん(魔獣狩り)ぽいけどちょっと違う新たな主人公像。子供に好かれたりしてるしね。怪異や呪詛に特化した事件に関わる火龍改という役人(?)。配下の陰陽師たちなど登場人物もなかなかの遣り手だが、何よりあの人物(陰陽師シリーズにも登場していた)が姿を現すのは感動もの。まだ生きていたのか・・・。生きていてもおかしくないというか(苦笑)
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
『隣の部屋のパンドラ』このエピソード、原作にあったかな?空魚の部屋の隣室へ、裏世界が接触してくる。いや、怖いよね、住所特定されているし壁越しに異音とか伝わってくるとか。そんな不穏な事態にも若干鈍感な空魚が様々な仲間(?)に相談してみるが・・・。相棒・鳥子に遠慮して怒らせてしまったり、相変わらずのギクシャクさ(笑)。小桜さんの苦労が加速している~(笑)
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
ヒーローもヴィランも心に疵を隠した、仄かに暗いこのバッドマンの世界観が好きだ。マーベルの正義や友情よりさらに深い傷痕が絆を結ぶゴッサムシティの闇。今回、バッドマンは自分の信じる正義のシステムに試され、友人ジョーカーを喪い(この設定は面白いな)、復讐を土台とした理念を覆えされていく。ジョーカーの名を奪ったジョー・チルという謎の男は誰だったのか。新たなバッドマンの“デビュー戦”が始まる。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
苦戦した~。突然かかってきた間違い電話に囚われて、主人公は(相手の望む)探偵になりすます。なり切るうちに、成りすます事が目的のように思い込み、自己を見失っていく主人公。こちらも一緒に幻惑されてしまう。彼に全く共感できないうちに、彼の転落に同調してしまう。主人公は人生を見失っていることにさえ、気づいていないというのに。積み重なるエピソードに眩惑されてクラクラ。最後に登場した男の、ちょっと的を得ていない正義感は主人公クインへの救いだったのかなぁ?
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
表紙が素敵過ぎる!とはいえ、間違えてカラー版を購入してしまった、後悔はないけどさ。この巻で云うなら『さまよえる美女の伝説』が大好き。フランスのちょっと古い映画を観ているようで。自嘲的なコブラのセリフが忘れ難い。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
ネタバレレディ消失の危機に、コブラは過去へと遡る!この物語は初読み。過去の自分自身と共闘するコブラ、ただし過去を改変しないように秘かに。コブラの為に命を落とした女性たちのために(う~ん救えない命が多いのはコブラの宿命なのかなぁ)、魔法使いのようなギロスに立ち向かうコブラの真の目的はただひとつ、レディを救うこと。そこはブレない。そしてアーマロイドになる前のレディ(エスメラルダ・サンボーン)の可愛らしさ。サイコガンの超長距離狙撃もクールだった。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
愛蔵版での再読。子供たちの自己犠牲に目がいってしまいがちだが、この物語の導いてくれる場所は遠くて深い。敵を倒せば自分の命も失われるというルール。けれど子供たちには、それより重い問題がのし掛かる。相手の世界がまるまる消える(つまり大量虐殺の責任を負う)、戦場に立てるのは自分だけ、まわりは誰も理解してくれない。消えていく命を計測できてしまう。自分を勝たす為に大人たちが犠牲になる。逃げる事の許されない戦場。今巻はアンコのお陰で事態が世界に認知されたが、戦場は待ってくれないし、理解もされないままだ。(続→)
眠る山猫屋
2024/10/20 22:34

残されたのは4人、未契約者そして、おそらくは裏切り者がいる4人。一番冷めた目で事態を見定めていたカンジの戦いは、予想外の長距離戦となり、今まで守ってくれていた大人たちの果敢な犠牲を伴った。関一尉だってきっと怖かったんだよね、歌声が裏返っていたんだから。それでも大人てして戦場に向かう、子供たちの役に立つために。そして次に選ばれたのは最年少・可奈ちゃん。

眠る山猫屋
2024/10/20 22:40

兄のDVに耐えていた理由とは。兄の為に耐え続けてきた少女には無慈悲な戦場。二人も子供を失わねばならない父親の慟哭。未契約者だったウシロはどんな気持ちで戦場に立つ選択をしたのだろう。そして裏切り者だと思われていたマチの選択。結末は知っているが、彼ら彼女らの覚悟と選択には、心を揺さぶられてしまう。そしてそれは、登場する大人たちの選択と覚悟にも云えることだ。

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
まさに“オカルト”。幼少期に遭遇した怪異のせいで脳に不可思議な腫瘍ができ、 余命宣告を受けたホラー作家。怪異の正体を探るため協力を求めたのは、日本最大のオカルト考察サイト《ボギールーム》。管理者の神目のフェローを受けて、調査を進めていくが・・・。リアルに進む前半はモキュメンタリー。怖くない。怖くないけど、無数に挟まれるエピソードが恐ろしい。どこまでが真実なの?混迷する探索の果てに待つものが全てを呑み込んでいく、もう一度言おう、まさに“オカルト”。
眠る山猫屋
2024/10/18 15:47

実家の柱にいつの間にか刻まれる傷痕。それに呼応して身長が伸びていく中島君、彼はどうなっちゃったんだろう?

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
読み友さんたちの評価が高くて、とりあえずアニメを視聴したのだが、ノリ切れず。しかし読んでみたら・・・本の方が良い!先に読むべきだった(>_<)。一度失敗した“不可能任務”に挑む七人の落ちこぼれたちと、天才だが圧倒的に教え下手なクラウス先生。伏線の張り方が面白い。アニメ観てしまったから判ってしまったんだけどね・・・。お調子者で前向き、ちょっと傲岸不遜なリリィが引っ張ってくれるストーリー。サクサク楽しく読めました。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
ゼノス編から闇派閥編完結へ。ディオニッソスファミリアの壊滅、親友の無惨な死に心折られたレフィーヤ。またもエニュオに敗れたロキファミリア。そして最後の攻勢が始まる・・・。エニュオの正体は、一週回ってアイツだった。まぁヒントはあったしな。狂気しかないエニュオ、哀しみしかない右腕ちゃん。クノッソス攻略戦がひっくり返された時、フィンの秘策が。オラリオ総反撃、フレイヤファミリアの圧倒的な力、そしてヘスティアファミリアの活躍、さらにレフィーヤの元へも援軍が。熱い展開。そして美味しいところは英雄が持っていく。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
ネタバレ外伝一気読み中。さてさてどん底に彷徨うアイズ、迷いを絶ち切るべく修行の師匠に選んだのは・・・まさかのオラリオ最強のあの人。コメディ路線復調!?フレイヤ様に貸しを作ってしまったが、後々きっちり回収されるんだろうなぁ。ロキファミリアを中心とした人造迷宮クノッソス攻略が始まるが、神タナトスを含めた闇派閥すら使い捨てにしたエニュオという謎の黒幕が、フィンの知略の上を行く謀略を仕掛ける。絶望に継ぐ絶望。重い~早く攻略しておくれ~
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
「これは友達から聞いた話なんだけどね」マンションのベランダ、衝立越しに話かけてくるのは・・・。はっきり言ってまだまだ上手くない。ぎこちなさはあるし、スマホ世代の口語に違和感もある。文脈も時折乱れるが、何故かとびきり気に入ってしまった本書。語るよ!毒母に追い詰められ人生に絶望したタカヒロ。彼が辿り着いたのは怪異に満ちたマンションで、入居条件は“隣りの人”と友達になること(給金もあるw)。ただし、隣の人は黒焦げの6本指で漏斗状の口があって、口の中に目玉も・・・。衝立越しだから全体は見えない。(コメントへ)
眠る山猫屋
2024/10/15 10:42

マンション自体にも様々な怪異が巣くっていて、タカヒロはそちらにも気を配らねばならないが、その一部は(おそらく)隣の人の被害者であるらしい。でも隣の人はタカヒロを護ってくれたりクリスマスプレゼントをくれたりもする。この辺りのヒリヒリする兼ね合いと距離感が絶妙!圧倒的な力を持っているであろう隣の人は人間ではないから、人間の常識や感覚は通用しないから。「オカアサンいらない?欲しいヒトにあげちゃう?」みたいな問い掛けも。タカヒロの揺れる心情は実に巧く描かれている。

眠る山猫屋
2024/10/15 10:48

後半は「友達から聞いた~」ではなくなっていくのだが、そこは通して欲しかったかな。そうした不満も多々あるのだが、それでもタカヒロと隣の人の関係を見続けていたい。そう強く思わされる作品だった。ちなみに誰もいないはずの五階、絡みつく髪の毛、後にタカヒロと文通する女の子の生首幽霊などなど、他の怪異もとても魅力的。拙さは多いものの、デビュー作品としてはとても惹かれたよ~。期待の作家さん。カクヨム恐るべし。

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
表題作、感動的な程の“くず”だった・・・(*´-`)人体破壊の描写が・・・酷い(褒めてる?)。そりゃ地獄が迎えにくるさ。異形コレクション収録作品を中心とした短編集。平山作品故に登場人物たちは軒並み酷いことになるが、不快感は驚く程、後を引かない。そこには、深くて絶望的な寂漠感と遣る瀬無さがあり、驚く事に登場人物たちへの優しさが潜んでいるから。娘を食べられちゃったり、轢き殺されちゃったり、あるいは息子を悪意に染めて育てたりしてても、何か大切なものを希求する人間の弱さと強さ。『ふじみのちょんぼ』の献身、とか。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
怖さはちょっと落ち着いた感じ。浅間さんは、カメラマンを辞めて徐霊師になっていたのか。トンネルのエピソードは異界へ続いていたが、引き込まれていたのは浅間さん。浅間一族の秘密が匂わされてきた。見えるだけ、ではないのかな?人形と人面犬の物語は予想外の着地へ。この辺りの捻り方は本当に巧いと思う。風呂敷を拡げておいて、収斂していく怪異のエグさ、人間の醜さ。うつろ舟エピソードでは、生存者が身近にいるなど、緩急の付け方(ちょっとホッとしたよ~)もまた、良し。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
始まったばかりのアニメでは、変質者感MAXなセルボ星人の6郞が良い働きをしてる。変態的なディスコミュニケーションさえ無ければ出来る奴なんだよな。そして物語はクローズ的な学園バトル展開へ・・・行くと見せかけて、ファンタジー感満載の箱庭ワールドへ。新キャラ・ズマは良い奴みたいだ。というか、やってる事がもう、天使みたいな地蔵菩薩みたいな!
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
心霊スポットに行った数人の大学生たちの顛末を語る短い話。素直に読むと、後日のインタビューなんだが・・・。これ以上は語れない、ミスリードと云うか事態がスライドしていく感覚がおっかない。大した体験談もない山奥の廃れた墓地での胆試しのはずだったのに。ありがちな人間の憎しみが“呪うこと”に向かう時、そこにあった“何か”と反応して起きる怪異。後悔先に立たず。文字が赤く染まる時に何が起きていたのか。序盤の嘘と矛盾が暴かれていく時の答え合わせは、巻末のアンケートが導いてくれる・・・はず。
眠る山猫屋
2024/10/11 20:44

一応舞台がmamamuseさんも行ける範囲の房総の方のようなので、読んでから探検してみてはいかが?ただし、音読はダメだよ・・・。

眠る山猫屋
2024/10/11 20:46

読んだ後、本が見つからなくなるという怪異が多数報告されているとか・・・。気づいたら手元にある、とかあったら怖い((( ;゚Д゚)))

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
ゼノス編・裏側。言葉を話すモンスターの掃討と、邪神一派の暗躍阻止を同時に行わなくてはならないロキ・ファミリアの苦闘。この本だけ読むと、暴走にしか見えないベル・クラネルの行動に、迷い揺れるアイズと真実を推察する団長フィン。そしてアイズは絶望し、フィンは覚醒する。“勇者”と呼ばれたフィンは“英雄”への憧憬を自覚し、話すモンスターと手を結ぶ選択をした。ここのフィンはとても素晴らしい。全てを失っても、また登り詰めて行けばいい、そう言い切ったフィンこそ、勇者である。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
再読、十月に久々のブラッドベリを味わう。明るい日差しも感じるのに、仄かに暗い空気。淡々と語られていても、ジワリと浸食してくる不穏さ。ブラッドベリのダークサイドで魅せてくれる作品が多いけれど、物語の力が薄れてしまった時代に過去からの作家を招致してくる『永遠と地球』の力強さは素晴らしかった。やっぱり最高の物語詩人であるブラッドベリは不滅だ。
RIN
2024/10/09 12:04

『物語の力が薄れてしまった時代に過去からの作家を拉致してくる』何て素敵!

眠る山猫屋
2024/10/09 12:35

拉致された方はたまったもんじゃありませんけどね!それでも作家の「描きたくなるような遥かな未来」への情熱には心揺さぶられます。彼にはタイムリミットがあるんですけど、時間が尽きるまで描き続ける姿、そして彼を選択し招致した富豪の憧れと苦悩。初期ブラッドベリの傑作。

が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
漣家。やってる事はド外道だが、そこには確かに“家族”の形があった。歪んだ愛憎から抜け出すハクリ。ハクリを信じる千鉱。千鉱の強さは信じる力から来ているのかな。妖刀の最期の力を借りて闘う千鉱の、刀との共感。強敵も次々現れて立ち塞がるが、柴さんが規格外の強さを見せ、ハクリも開花した。さぁ、楽座市編、佳境!
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
日車そして乙骨。高専側の最強戦力が次々に送り込まれるも、宿儺は凌いでいく。乙骨の作った好機を真希が繋いでも倒れない宿儺。さぁ残されたのは、大人一級呪術師・日下部。いいなぁ、日下部さん。文句を云いながらも、若い皆のために宿儺に立ち向かっていく大人!そんな日下部さんが倒れた時に現れたのは・・・。クセの強い奴が!!年末発売の二冊で終わるの!?
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
デンジを救いに駆けつけたナユタ。だが恐怖に駈られた人々に連れ去られてしまった・・・気になって仕方ないから、ジャンプ+ で追いかけてみたけれど・・・。かなり先までナユタの消息は分からない。まさかデビルマンしちゃうのか!?アサ以外に心からデンジを案じる者はいないし、肝心のアサは色々とブレブレだし。孤独の牢獄に落とし込まれたデンジの手はナユタに届くのかな・・・。この物語の狂気が帰ってきたよ。
が「ナイス!」と言っています。
眠る山猫屋
まず驚かされたのは、文章の研ぎ澄まされた美しさだ。文化大革命の凄惨さを描き出す冒頭、そこにも凛とした美しさが、確かにある。そして続く物理法則の改変という異星からの侵食もまた、ルミネチックに美しい。終盤の巨大母艦を切り刻む作戦も、残酷でありながら魅せられてしまう。これらはもちろん翻訳に携わった大森氏たちの労力に依るところも多いのだろうが驚愕の文章力。壮大に展開していく物語は、それでも根底に中華帝国の血塗れの歴史か流れていて、読んでいて大丈夫かな検閲には引っ掛からないのかな、と心配になったが。
兵士O
2024/10/01 15:03

一度読んでみたい大作です('ω')ノ

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/04/29(5322日経過)
記録初日
2010/04/29(5322日経過)
読んだ本
4917冊(1日平均0.92冊)
読んだページ
1207643ページ(1日平均226ページ)
感想・レビュー
4906件(投稿率99.8%)
本棚
27棚
性別
年齢
56歳
血液型
B型
職業
その他
現住所
茨城県
自己紹介

高等遊民にはなれませんでした。ただただ無頼に、曖昧に、そして怠惰に読み漁る無為な日々。合い言葉は『面白ければいいじゃん』。今は小説だけでなく、記しています。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう