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2024年10月の読書メーターまとめ

アプネア
読んだ本
6
読んだページ
2136ページ
感想・レビュー
6
ナイス
221ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ヒポポタス

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アプネア
表題からオカルトや怪談を思わせ、確かにその要素はあるが、謎の女性の来し方を追う「火車」、「白夜行」の系譜に連なる社会派ミステリになっている。死の喪失は、過去のことであっても、当人に取っては、決して過ぎ去ったことじゃない。その記憶が、想いが、今なお、人を縛り付けるのだから。そう、たとえ幽霊であっても、懸命に生きようとした一人の人間だった。彼女の無念を自身のやりきれない悔恨に重ね合わせ。真摯に向き合おうとした、松田の優しさにこみ上げるものが・・・。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

アプネア
シンプルなゲームに新しいルールを導入することで、こんなにも面白いものになるのだな。その新しいルールで、思いつく限り試行錯誤し、セーフ・アウトの境界線や戦略を探っていく。その上、自分優位の心理戦に持ち込む(勝ち確になれば相手に隙が生まれるとか)ところがいいよね。ただ、ルール上で打ち負かそうというより、いかに騙して、ハメてやろうという方向になっている。そこら辺は福本漫画に通じるものがあるな〜。
が「ナイス!」と言っています。
アプネア
アクションやサスペンスなどのエンタメ要素、これは元々凄く上手い方なんですけども。今作はコミカルさがググッと強調され、キャラの深みに、融合させるスタイルを確立した感じ。サービス満点な娯楽作になっている。ただ、このシリーズ三作目で確変しただけに、期待値が上がりすぎたのかも。
が「ナイス!」と言っています。
アプネア
誰も同情しないような人物を被害者として選び、殺害予告をした上で、完全な密室での毒殺。その上、容疑者エステル・ドイルなど、てんこ盛りのミステリ幕の内状態。コメディタッチが前面に出た、娯楽作品に振り切っていて、短い章立てで、テンポ良く読み進める。いや〜やっぱオモロイわ。下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
アプネア
往復書簡の形式で進む。この男女には、過去に何かあり。お互いに、腹に一物を持っていそうだが・・・。露悪的な情報の断片が蠢動し、互いの醜穢な姿を現す終盤、クロスカウンターの応酬が。さあ、どちらが立っているのか。と、まあ、いろいろツッコミはあるが、読んでいる間は気にならないほどの、サクサク読めるリーダビリティと吸引力が凄いです。ただ、キモイけど・・・。
が「ナイス!」と言っています。
アプネア
読み方を間違えた。SF的要素(時間もの)を期待して読むと、肩透かしなのかも。だって、ひたすら時間を遡るだけだから。何か仕掛けがあるのかな?と思ってたけど、何もない。ミステリとしても、中盤あたりで、トリックや全体的な構図は分かる。ゆえに家族小説として、丁寧に読むのが正解なのかもね・・・。
が「ナイス!」と言っています。
アプネア
表題からオカルトや怪談を思わせ、確かにその要素はあるが、謎の女性の来し方を追う「火車」、「白夜行」の系譜に連なる社会派ミステリになっている。死の喪失は、過去のことであっても、当人に取っては、決して過ぎ去ったことじゃない。その記憶が、想いが、今なお、人を縛り付けるのだから。そう、たとえ幽霊であっても、懸命に生きようとした一人の人間だった。彼女の無念を自身のやりきれない悔恨に重ね合わせ。真摯に向き合おうとした、松田の優しさにこみ上げるものが・・・。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/09/09(3363日経過)
記録初日
2016/02/21(3198日経過)
読んだ本
795冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
325753ページ(1日平均101ページ)
感想・レビュー
765件(投稿率96.2%)
本棚
7棚
性別
血液型
AB型
現住所
大阪府
自己紹介

海外翻訳(ミステリー・SF・ファンタジー・ホラー)を中心に読んでます。

寝食を忘れる程、没頭する小説を探し求めて日々読書。凄い本は年に数回位しかないんだけど…。  以下夢中になった作品です。

海外
「このやさしき大地」     クルーガー
「ひとりの双子」       ブリット ベネット
「古書の来歴」        J・ブルックス
「春にして君を離れ」     クリスティ
「夢幻諸島から」       プリースト
「香水」           ジュースキント
「あなたの人生の物語」    テッド・チャン
「息吹」           テッド・チャン
「嘘の木」          F・ハーディング
「大聖堂」          ケン・フォレット
「観光」           ラッタウット
「鯨」            ミョングァン

・氷と炎の歌         J・RRマーティン
・ヴォルコシガンサーガ    ビジョルド

国内
「図書館の魔女」        高田大介
「ブラックライダー」      東山彰良
「アイの物語」         山本弘
「旅のラゴス」         筒井康隆

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