かなりの長編で読みきれる気がしなかったのに、残りのページが少なくなるにつれ読み終わりたくないと思えた作品。今年読んだ中でベストかも。ヨウムのネネが人と人を繋いでいく。自分がもらった親切を次の人に返しながらどんどんと善意が繋がり、どんどんみんなが優しくなっていく。イヤな人も少し出てくるけど安心して穏やかな気持ちで読了。読めて良かった。【図書館本:16】

最近の窪美澄さん、作風が変わったのかしら。傷ついた心にそっと包帯を巻くような、優しい再生の物語。もちろん引き込まれてするすると読了したのですが。でもわたしがもとめている窪さんとは違う気がする。少し残念。【図書館本:20】

アミの会のアンソロジー、久しぶりでした。作家さんの個性が出ていて愉しく読ませていただきました。福田和代さん、松村比呂美さんがワタクシ的おすすめです。【図書館本:19】

はいりさんの文才、素晴らしいです。温度や湿度、人々の描写、匂いや手触りまでリアルに感じられるなんて。次回は是非ともお母さんをグアテマラに連れていって差し上げてください。そしてまたエッセイの続きを読ませてくださいませ。【積み本:19】

初読みの作家さん。50年前の新設大学の医学生４人の成長譚。もっと苦戦するかと思ってたけど意外とするするとページが進み、無事読了。4人の正直な心情に共感するところもたくさんありました。【積み本:18】

スマホでいろいろと検索しながら読み進める読書は楽しい。つい最近、明治天皇の后のミステリアスなドレスについての報道で見た、補修を終えた美しく気高いドレスも興味深く、この本に出会っていなければただ見過ごしてしまうだけの話題だったと考えれば、まさに今読むべき本だったのだと不思議な気持ちになりました。千早さんは何冊か読んでいますが追いかけたい作家さんです。【積み本:17】

ラストラインシリーズ前日譚の短編集。なかなかの読みごたえ。シリーズ5まで既読だが、岩倉さん自体にあまり魅力を感じなくなってきた(えらく年の離れた愛人←あえてそう呼ぶ、出来の良い娘、美しく聡明な妻、とやたら女性関係がきらびやかなところ)のであとを追いかけるかちょっとビミョーです。まぁそんな事言いながら読んでしまうだろうけどね。【図書館本:18】

かなりの長編で読みきれる気がしなかったのに、残りのページが少なくなるにつれ読み終わりたくないと思えた作品。今年読んだ中でベストかも。ヨウムのネネが人と人を繋いでいく。自分がもらった親切を次の人に返しながらどんどんと善意が繋がり、どんどんみんなが優しくなっていく。イヤな人も少し出てくるけど安心して穏やかな気持ちで読了。読めて良かった。【図書館本:16】

シリーズ3作め。前作は醤油がテーマだったが今回は塩。ところ変われば料理も変わる。都会と田舎では家族の在り方も違ってくるけれど、昭和の時代で時が止まったような家族の構図はいかがなものか。自分の人生の主役は自分で在りたい。それは性別や年齢で奪われてはならない大切な光だと思う。 【図書館本:15】