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2024年2月の読書メーターまとめ

ykazmah
読んだ本
10
読んだページ
2464ページ
感想・レビュー
9
ナイス
218ナイス

2024年2月に読んだ本
10

2024年2月のお気に入られ登録
1

  • ぶぶ ひこ

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ykazmah
ネタバレ石見銀山を舞台にした時代ものでありながら、主人公ウメの脅威的な身体能力、夜目がきくこと、そして彼女の運命があまりにも数奇な故か、どこかファンタジーのような感覚にもなる。老いたウメが語るプロローグ。彼女は一体どう生きたのか?その答え合わせをしつつ頁をめくり、再び老いたウメのエピローグへと誘われる。しっとりとしなやかで伸びのある文章が、間歩の闇、銀にとりつかれた男たち、ウメの喜兵衛への思慕、隼人や龍との出会いを丁寧に描いていて、惹きつけられ、圧倒されたまま読み終えた。好きだな、この物語^ ^
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

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気づけば二月。新年早々から辛い思いをしている方々の心に、少しずつ少しずつ、希望が芽生えますように。 2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1465ページ ナイス数:222ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/637836/summary/monthly/2024/1

気づけば二月。新年早々から辛い思いをしている方々の心に、少しずつ少しずつ、希望が芽生えますように。
2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1465ページ ナイス数:222ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/637836/summary/monthly/2024/1
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2024年2月の感想・レビュー一覧
9

ykazmah
定時制高校に発足した科学部のお話。事情は生徒それぞれで不真面目な生徒もいるのかもしれないけど、昼間は働いて夜は高校に通うなんて、生半可な覚悟じゃ卒業にたどり着くのは難しそう。本当に頭が下がります。理系の専門的な内容も多く含まれ、実験内容についての理論的な箇所は斜め読みになったけど、爽やかな読み終わりはさすが伊与原さんです。あとがきを読むと、実在する大阪府立の定時制高校二校合同?の科学部がモデルとのこと。いずれの高校も私には耳馴染みがあり、それも読後に更なる感動を与えてくれました^ ^
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ykazmah
タイトルに惹かれて斜め読み。こういう視点で本を作ろうと思った発想がおもしろいです。よく知っている作家さんはそれぞれの『らしさ』が出ている。知らない作家さんや雑誌も多くあった。文章って人柄が出るんだなぁ、改めてそう思いました。
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ykazmah
舞台は九州。でも世界のそこかしこにありそうな物語。生まれ育った地域、思春期の揺れ、未知の世界への憧れ、そして年月を経て振り返るほろ苦い過去。後悔はなくとも、違う道を歩む自分に思いを馳せることは、誰しも経験済みでは?多感な頃を共に過ごした天、ミナ、藤生、その後の人生。地域の行事で再会する3人は、物語の幕が降りた後、どんな話をするのだろう。些細なことでときめき、落ち込み、忙しかった思春期は尊い。だけど、その頃を振り返る時間も尊い。思い出と共に生きている今が最も大切だよ、そんなメッセージが伝わってきました^ ^
ykazmah
2024/02/23 11:23

p91ミナ『天。今、うんざりしたような顔で隣を歩く天の横顔にこっそり呼びかける。女は汚れている。わたしを怯ませたその言葉をあなたはきっぱりと拒んだ。「そういうこと」になっているものを拒むのは言うほど簡単なことじゃないのに。天。わたしは、あなたを嫌いになりたい。あなたはいつだって、私を苦しくさせる』p209五十嵐『帰りたいな。時々、そう思うことがある。会社にいる時や、自宅にいる時に、なぜか。他に帰るべき場所があるような気がしている。どこかに自分の一部を置き忘れたような、そんな気がしてならない』

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久しぶりの俵万智さん。たくみくんの進学とともにかねてよりご縁のあった宮崎に移住し、日日新聞に掲載されたコラムをまとめた一冊。知的でしなやかでおおらかで柔らかい、そんなの生き方が本当に羨ましい。『短歌』という愛すべき軸があり、それを教え広めることを心から楽しんでおられること。美味しいものを大切に味わい、感謝と感動を忘れないこと。日々は色々あるけれど、私も眉間の皺をのばして、万智さんのような心のあり方を心がけたいです^ ^
ykazmah
2024/02/21 23:44

p83『言の葉の森林浴をするように弾んで歩く図書館は森』p102『ハボタンのはじめましてのたたずまい日に日になじみゆく部屋の隅』p111『ひとひらの雲となりたし千年のかくれんぼして君を見つける』p130『特ダネやトップニュースにならねども今朝花ひらくことの喜び』p167『「短所」見て長所と思う「長所」見て長所と思う母というもの』p212『言いきりの優しさ強さ大らかさ寂聴さんの笑顔忘れず』

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二作目ということもあって期待をしすぎたのかな、前作ほどの読み応えは無かったかも…でも高田さんのまなざしは、時代もの現代ものを問わず、市井の人々に本当に優しく注がれていて、その描写にホッとします。余命わずかな父に励まされる男性の話が、何ともいえず良かった。NHKのドキュメント72が好きなのだが、それに登場する人々はたまたまそこに居合わせただけ、でも語りだすその人の半生には深いものが多く、つい感じ入り、見入ってしまう。高田さんの小説にも共通するものがあり、これからも追いかけたい作家さんです^ ^
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ykazmah
先日読んだ対談集で知った絵本。クリハラさんは長新太さんに多大な影響を受けたのこと。うんうん、すごくわかる。荒唐無稽でSFぽくて、多くのクエスチョンを投げかけてきて、何だか癖になりそう。今の絵本世代の子どもたちは、これを読み聞かせてもらった後に、どんな世界を頭の中で繰り広げていくのかな。その世界をそっと覗いてみたいです^ ^
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ykazmah
ネタバレ石見銀山を舞台にした時代ものでありながら、主人公ウメの脅威的な身体能力、夜目がきくこと、そして彼女の運命があまりにも数奇な故か、どこかファンタジーのような感覚にもなる。老いたウメが語るプロローグ。彼女は一体どう生きたのか?その答え合わせをしつつ頁をめくり、再び老いたウメのエピローグへと誘われる。しっとりとしなやかで伸びのある文章が、間歩の闇、銀にとりつかれた男たち、ウメの喜兵衛への思慕、隼人や龍との出会いを丁寧に描いていて、惹きつけられ、圧倒されたまま読み終えた。好きだな、この物語^ ^
が「ナイス!」と言っています。
ykazmah
以前読んだことがある短編もちらほら。久しぶりの周五郎さん、やはりはずれ無し。時代が変わって寿命が延びても、人の抱える生きづらさは変わらない。周五郎さんが描く、実在するかのような市井の人たちは、迷い、怒り、泣き、立ち止まり、また前を向く。その生き方に触れる度に『自分が信じたいことを大切に、心が素直に従う方へ進むのみ』と改めて思い、背筋が伸びます。
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ykazmah
まず、対談集をタイトルから何から戦隊ものというコンセプトに綺麗にあてはめてしまうヨシタケさんのセンスよ!比類ない才能に心から脱帽。自分に自信がなく、周りとの違いに悩み続けてきたというヨシタケさん、そんな思考に共感する糸井重里さんと岸本佐知子さんとの対談、そして、大人からのお仕着せにならないメッセージを込め方など絵本の可能性について語ったかこさとしさんとの対談、これらが特に印象深かった。ヨシタケさんの絵本を、あれこれじっくりと読んでみたくなりました^ ^
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/12/22(3117日経過)
記録初日
2006/09/18(6499日経過)
読んだ本
1003冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
294588ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
747件(投稿率74.5%)
本棚
66棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

本のない生活は想像できません。

国や時代を超えて様々な人生に立ち会えること、
過去〜未来の自分を登場人物と重ね合わせること、
未知の世界に誘ってもらえることが、
読書を通して得られる喜びだと思います。

読書メーターで皆さんのレビューを読ませていただき、
未知の作家さんや作品に多く出会えるようになりました。
感謝です。
世の中、まだまだ知らないことだらけ!

ナイスをくださる方、
お気に入り登録してくださる方、
ありがとうございます。

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これから読まれる方は目を通さない方が良いかもしれません。

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