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2025年11月の読書メーターまとめ

NY
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入られ登録
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  • 愛の伝道師カロン@世界に誇る、大きさですよっ

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

NY
著者のグルヌイヨはフランスの奴隷貿易研究者。本書は奴隷貿易が廃止されつつあった18世紀末から1830年頃、アフリカがヨーロッパから本格的に植民地支配を受ける前に、西アフリカ(現在のセネガルからマリが中心)の奥地を探検した英人、仏人たちが残した資料から、彼らのアフリカに対する「意識」を丹念に分析したものだ。身の危険に晒されながら未踏の地を進む彼ら自身には、植民地支配の尖兵という意識はなく、奴隷貿易時代の偏見に囚われつつも、マンディカ人をはじめとする現地人の習慣や風俗をありのままに受け止める姿勢が見て取れる。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
2

NY
著者のグルヌイヨはフランスの奴隷貿易研究者。本書は奴隷貿易が廃止されつつあった18世紀末から1830年頃、アフリカがヨーロッパから本格的に植民地支配を受ける前に、西アフリカ(現在のセネガルからマリが中心)の奥地を探検した英人、仏人たちが残した資料から、彼らのアフリカに対する「意識」を丹念に分析したものだ。身の危険に晒されながら未踏の地を進む彼ら自身には、植民地支配の尖兵という意識はなく、奴隷貿易時代の偏見に囚われつつも、マンディカ人をはじめとする現地人の習慣や風俗をありのままに受け止める姿勢が見て取れる。
が「ナイス!」と言っています。
NY
アルジェリアの作家、ヤスミナ・カドラの最新作(2023年時点)。タイトルは「高潔な人々(良い訳かは自信ありません)」。アルジェリア内陸部の貧しい村の羊飼いの少年ヤシンが、ある日、突如、「カイード(地方の絶対権力者)」のガイード・ブラヒムから呼び出され、家族から引き離される。心の病にかかった息子、ハムザの身代わりとして、ハムザの名前で第一次世界大戦に参加して欲しいというのだ。ヤシンは到底逆らえず、そのままハムザとして戦地に送り込まれる。激戦の最前線を生き残り、伍長まで昇進して帰国したヤシンを、
NY
2025/11/15 10:41

カイードは抹殺しようとするが、辛くも逃れたヤシンは、自身の出征中にカイードに追放されて行方不明になった家族を探し、大都会オランから砂漠地方を、運命に弄ばれながら転々とする。その後、最愛の妻と息子を得たヤシンを、カイードのさらなる非情な仕打ちが襲う...カイードが象徴する、理不尽で不条理な運命に苦しみながらも、最後の最後でヤシンは究極の幸せを得るが、大団円では私も大きな幸福感に包まれた。このような、大きな優しさに満たされるような読後感を得るのはなかなか稀だ。未邦訳なので僭越ながら訳してみたいと思った。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/16(3618日経過)
記録初日
2016/01/01(3633日経過)
読んだ本
243冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
78064ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
243件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
50歳
血液型
A型
現住所
海外
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