
2026年7月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1452ページ ナイス数:92ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/656639/summary/monthly/2026/7
チッソの廃液は不知火海の海を破壊した。不知火海は「古代採集漁民の時代の安らぎを潮の面に夢み続けている故に美しく・・太古からの風が吹いていた」とあるように、近代とは無縁の「母なる海」であった。その古代世界から続いていたであろう神々との絆を、人は自ら破壊してしまったように思える。近代合理主義の名の下に人は神を殺してしまったように思える。『古事記』にあるように、かつてスサノオが治めた「母なる海」。その神々の絆はもう、水俣病によって破壊された脳の神経細胞のように、戻っては来ないのだなと思うとやりきれない思いがした
アダムとイブが禁断の知恵の実を食べてしまい、サタンの肉親である「罪」と「死」が人間の世界に入ってしまった。神の掟を破ったという「原罪」そのために有限になってしまった人間という種族。その罪を贖うためのイエスという神の御子の誕生が待たれるという、聖書の世界観を神話のように読むことが出来る。
古典文学、哲学、思想、ファンタジーが好き。特に好きな作家はゲーテです。スピノザも面白かったですが、カントがあんなにも衝撃的だとは思わなかった。『ファウスト』の解説の「学問も知識も空しい。すべてを認識しようとしても、人間は冷酷に拒絶されるにすぎない」この言葉の意味が分かる気がした。
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チッソの廃液は不知火海の海を破壊した。不知火海は「古代採集漁民の時代の安らぎを潮の面に夢み続けている故に美しく・・太古からの風が吹いていた」とあるように、近代とは無縁の「母なる海」であった。その古代世界から続いていたであろう神々との絆を、人は自ら破壊してしまったように思える。近代合理主義の名の下に人は神を殺してしまったように思える。『古事記』にあるように、かつてスサノオが治めた「母なる海」。その神々の絆はもう、水俣病によって破壊された脳の神経細胞のように、戻っては来ないのだなと思うとやりきれない思いがした