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2026年8月の読書メーターまとめ

泉のエクセリオン
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4
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2026年8月に読んだ本
4

2026年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

泉のエクセリオン
天草生まれ水俣育ちの著者が「近代への呪術師」と称して高度成長期の日本を背景に、熊本県水俣市の不知火海の海を、漁民の生活を、そして人間そのものを破壊し尽くした水俣病。その患者に寄り添い続けた、普遍的価値を持つ戦後日本を代表する文学作品。水俣病のその、回復不可能な悲惨な症状もさることながら、人の命を金で解決しようと患者たちを騙し続けるチッソ(人間として本当に恥ずかしい見舞金契約書)、上京した患者たちに対して門を閉ざす厚生省・・。国から打ち捨てられた「棄民」と判を押された人間たちの魂の漂泊の記録であると思う
泉のエクセリオン
2026/08/10 20:23

チッソの廃液は不知火海の海を破壊した。不知火海は「古代採集漁民の時代の安らぎを潮の面に夢み続けている故に美しく・・太古からの風が吹いていた」とあるように、近代とは無縁の「母なる海」であった。その古代世界から続いていたであろう神々との絆を、人は自ら破壊してしまったように思える。近代合理主義の名の下に人は神を殺してしまったように思える。『古事記』にあるように、かつてスサノオが治めた「母なる海」。その神々の絆はもう、水俣病によって破壊された脳の神経細胞のように、戻っては来ないのだなと思うとやりきれない思いがした

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2026年8月にナイスが最も多かったつぶやき

泉のエクセリオン

2026年7月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1452ページ ナイス数:92ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/656639/summary/monthly/2026/7

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2026年8月の感想・レビュー一覧
4

泉のエクセリオン
天草生まれ水俣育ちの著者が「近代への呪術師」と称して高度成長期の日本を背景に、熊本県水俣市の不知火海の海を、漁民の生活を、そして人間そのものを破壊し尽くした水俣病。その患者に寄り添い続けた、普遍的価値を持つ戦後日本を代表する文学作品。水俣病のその、回復不可能な悲惨な症状もさることながら、人の命を金で解決しようと患者たちを騙し続けるチッソ(人間として本当に恥ずかしい見舞金契約書)、上京した患者たちに対して門を閉ざす厚生省・・。国から打ち捨てられた「棄民」と判を押された人間たちの魂の漂泊の記録であると思う
泉のエクセリオン
2026/08/10 20:23

チッソの廃液は不知火海の海を破壊した。不知火海は「古代採集漁民の時代の安らぎを潮の面に夢み続けている故に美しく・・太古からの風が吹いていた」とあるように、近代とは無縁の「母なる海」であった。その古代世界から続いていたであろう神々との絆を、人は自ら破壊してしまったように思える。近代合理主義の名の下に人は神を殺してしまったように思える。『古事記』にあるように、かつてスサノオが治めた「母なる海」。その神々の絆はもう、水俣病によって破壊された脳の神経細胞のように、戻っては来ないのだなと思うとやりきれない思いがした

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泉のエクセリオン
スウェーデンの児童作家リンドグレーンによる「世界一強い女の子」ピッピの活躍を描くシリーズ1作目。ピッピはいわゆる孤児なのだが、「お母さんは天使、お父さんは黒人の王様」と想像力豊かなところや、また学校に通っていないため、大人の論理は通用しないところが魅力的。警察を力でつまみ出したりする。学校は子どもたちに「大人になって生きてゆくためのルールを教える」場所であり、合理化された教育の場所であると思っているが、そんな学校で先生を「あんた」といい、質問には好きなように答え、猿を連れて馬に乗って下校するのだから面白い
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泉のエクセリオン
17世紀イギリスの清教徒革命の時代に生きた詩人ミルトンのアダムとイヴの「悪から善が生まれる」楽園追放の物語。いと高き神による世界の創造、神の似姿たる最初の人間アダムの創造。そのアダムのあばら骨からアダムの半身ともいえるイヴが誕生する。神、天使に愛され楽園で暮らしていたが、復讐に燃えるサタンが蛇に入り、言葉巧みにイヴを唆し禁断の木の実(知恵の実)を食べさせることに成功する。アダムとイヴは神の掟を破ってしまい、遂に楽園から追放される。上巻では天使と悪魔の戦いを描いていたが、下巻は「原罪」の物語であると感じた
泉のエクセリオン
2026/08/07 19:58

アダムとイブが禁断の知恵の実を食べてしまい、サタンの肉親である「罪」と「死」が人間の世界に入ってしまった。神の掟を破ったという「原罪」そのために有限になってしまった人間という種族。その罪を贖うためのイエスという神の御子の誕生が待たれるという、聖書の世界観を神話のように読むことが出来る。

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泉のエクセリオン
ダートムアの不気味な沼沢地を舞台にバスカヴィル家に伝わる呪いの魔犬伝説にホームズ、ワトスンが挑む長編三作目。個人的にはまるで映画を観ているようにテンポよく話が進むため、最後まで飽きずに読むことが出来た。ロンドンでヘンリー・バスカヴィルからの依頼、サー・ヘンリーの靴の紛失などの謎を残しながら舞台はダートムアへと移る。ワトスンによる状況報告、ステイプルトンなどの怪しい人物たちの登場。ホームズとの合流、そして魔犬の正体は・・という流れ。あんな犬に追いかけられたら、確かに死んでしまうかもしれない
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/02/20(3847日経過)
記録初日
2016/02/20(3847日経過)
読んだ本
450冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
152723ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
223件(投稿率49.6%)
本棚
3棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
千葉県
自己紹介

古典文学、哲学、思想、ファンタジーが好き。特に好きな作家はゲーテです。スピノザも面白かったですが、カントがあんなにも衝撃的だとは思わなかった。『ファウスト』の解説の「学問も知識も空しい。すべてを認識しようとしても、人間は冷酷に拒絶されるにすぎない」この言葉の意味が分かる気がした。

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