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2024年3月の読書メーターまとめ

ジュンジュン
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4179ページ
感想・レビュー
14
ナイス
270ナイス

2024年3月に読んだ本
14

2024年3月のお気に入り登録
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2024年3月のお気に入られ登録
1

  • お昼寝猫

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ジュンジュン
西武に捧げたあの夏から四年、成瀬は京大生になっていた。相変わらずわが道を行くが…「成瀬って、ですます調でしゃべれるの?」「はい、その気になれば話せます」(140p)…いや、ちゃんと成長していた(笑)。着実に世界を広げる成瀬に、寂寞の思いを感じる島崎。彼女の隣はもはや私の定位置ではないのでは?島崎が漠然とした不安を吐露する最終話「探さないでください」で、物語はギュッと引き締まる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
14

ジュンジュン
ネタバレ舞台は古代エジプト、”あの”ファラオの御代。ミイラとなった主人公は冥界で愕然とする。黄泉の国に旅立つのに必要な心臓が欠けていた。その欠片を求めて現世に舞い戻り、ピラミッド密室の謎に挑む。タイムリミットは3日間!あらすじ読んだ時はめちゃくちゃ期待したんだけど…う~ん。世界滅亡が絡んだ時点で興ざめしてしまい(😒)、最後の仕掛けも想定内(😞)。
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ジュンジュン
西武に捧げたあの夏から四年、成瀬は京大生になっていた。相変わらずわが道を行くが…「成瀬って、ですます調でしゃべれるの?」「はい、その気になれば話せます」(140p)…いや、ちゃんと成長していた(笑)。着実に世界を広げる成瀬に、寂寞の思いを感じる島崎。彼女の隣はもはや私の定位置ではないのでは?島崎が漠然とした不安を吐露する最終話「探さないでください」で、物語はギュッと引き締まる。
が「ナイス!」と言っています。
ジュンジュン
2021年がマゼランの”フィリピン到達500周年”という事で、各種イベントが同国で行われたそう。本書もその関連で、マニラ発行の邦字新聞連載をまとめたもの。という事で、マゼランよりフィリピンがメイン。…ちょっと失敗したなあ(苦笑)。ただ、知らない事が沢山あり、例えば…なぜ中道で斃れたにも拘らずマゼランの世界一周なのか?その裏には後を継いだエルカーノと記録者ピガフェッタとの確執が…とか。
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ジュンジュン
これは凄い!世界観はまるでジョジョ。承太郎編みたい。平成のエラリークイーンは令和でも躍動する。裏染天馬シリーズを超えてイチバンかもしれない。
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ジュンジュン
講和独立の吉田茂、日ソ国交回復の鳩山一郎、安保改定の岸信介、沖縄返還の佐藤栄作に混じると、池田勇人の「経済政策しかないじゃないか。所得倍増でいくんだ」はちょっと控えめだ。一国の総理が経済成長率を政策の中心に置いたことは、かつて歴史上なかったから(229p)。だが、戦後史を眺めると、池田の存在はとても重要だ。市場経済か計画経済か、積極財政か緊縮財政か、経済成長か社会福祉か、政治から経済へ、戦後日本の転換点に池田は立っている。
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ジュンジュン
真珠湾攻撃後、舞台が太平洋に拡がると、めっきり情報量が減る中国戦線。まるでガザ地区攻撃以後のウクライナのようだ。本書はミッシングリンクを埋めるように影の薄くなった中国戦線を「後期日中戦争」としてスポットを当てる。画期的だと思うが難点もある。叙述方法は、最後まで中国で戦った第三師団が参加した作戦を順次追いかけるやり方。なので戦局は理解できても、全体像を把握することはできない。追記:続編が出ていた。
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ジュンジュン
最近読んだ「物語オーストラリアの歴史新版」にも出てきたと思うけど、全然記憶にないディーキンさん。多分日本では知名度0の人。若い国(1901年誕生)で白豪主義とくれば、剛腕系(セシルローズみたいな)かと思ったが全然。とてもスマートに豪州の針路を定める。健全な国内産業を育成する為、関税障壁で保護。ここまでは普通。ユニークなのはその保護貿易に福祉政策をリンクさせた点。即ち、保護を受ける代わりに「公平かつ理にかなった・ほどほどの賃金」を従業員に支払えとした。やがて自由化した時、それは強靭な経済力の礎となった。
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ジュンジュン
あと一歩で頂点に辿り着けなかった三人の実力者を各120ページ程でまとめている。床次竹二郎の右往左往ぶりが、共感できて何だか微笑ましい(笑)。あとがきで三人のシルバーメダルコレクターの共通点を洗い出し、「過渡期でのアジャスト能力不足」が一応の結論になっているが、僕的にはもうほとんど”運”だったように思える。もっとも「運も実力のうち」なんだろうけど。
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ジュンジュン
未熟児で産み落とされた明治日本で、先進技術と精神を会得した幕末留学生達が変革を牽引する。と同時に、未熟児ゆえ理解なきバッシングも浴びる。そんな悲喜こもごもを、長州ファイブの井上馨を中心に描く。論旨はこんな感じだろうが、もっと井上馨をフィーチャーしてもよかった。留学生”たち”だと、話があちこちに飛んで論点がぼやける。
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ジュンジュン
桜井俊彰氏の「長州ファイブ」より本書に辿り着く。いやぁ~、この順番でよかった。生涯を予め知っていたので、何とかついて行けたが、予備知識なしだと挫折していたと思う。閑話休題。「鉄道の井上か、井上の鉄道か」と言われるほど鉄道行政に君臨したテクノクラート。その功績に比して、現在の知名度は低い。また、鉄道国有化と私鉄の買収を主張したという減点ポイントも大きい。本書は、彼の生涯を追いかけながら、そのマイナスイメージを払拭し、井上像の更新を目指す。
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ジュンジュン
最初は疑問だらけだった。長州ファイブ?なんかダサいなあ。英国史の桜井さんがなぜ幕末を?でも、あっという間に氷解した。そして、最後はChoshu Fiveか、カッコイイなあ。その一人、「鉄道の父」井上勝を中心に五人の航跡を追う。著者のフランクな語りは相変わらず読みやすい。
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ジュンジュン
正史とは国家が編纂した歴史書の事。正統性をアピールしたい明治政府によって、その任務は2人に託された。以前の時代なら生涯をかけて成し遂げられただろう。だが、時は文明開化、否応なく近代歴史学の洗礼を浴びる。旧き正史を新しき方法で書く、二つの潮流の激突に翻弄される二人。結果、未完。二人を通じて、難産となった”歴史家”誕生の瞬間に立ち会う。
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ジュンジュン
薩摩の人。下級武士出身ながら、西郷や大久保の引きもあり、幕末の動乱で出世の糸口を掴む。出身母体が下層の為、軍人にはなれず、警官に。それでも腐らず、視察したフランスの警察制度をモデルに組織確立に尽力。「日本警察の父」と呼ばれる。生涯はよくわかったが、不満点もある。副題にもある”日本警察をつくった”部分。もう少し掘り下げて欲しかった。
が「ナイス!」と言っています。
ジュンジュン
目で見る占領史。年ごとに区切られていて分かり易い(最後の3年間は纏められている)。有名な写真から庶民の生活まで幅広く掲載されているが、心打つのは今日を必死に生きようとする市民の姿。駅構内で、闇市で売るタバコを作る為、吸殻を拾い集める孤児の姿(101p)。雑炊のみの食事を囲む母子(106p)。駅をねぐらにする浮浪者達(356p)。それでも、援助物資を受け取る子供達の笑顔は明るかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/08(2973日経過)
記録初日
2015/11/01(3101日経過)
読んだ本
1427冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
433004ページ(1日平均139ページ)
感想・レビュー
1410件(投稿率98.8%)
本棚
11棚
性別
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