令和の西村賢太。コロナ禍とか男女論とか社会情勢の価値観の影響から逃れられず、人の本質は変わらなくても現れる行動、表現が異なるという感想。西村賢太ですが、主人公の身勝手さの中に、微かな純粋さを感じ取ってしまいます。また本書では、読み手が主人公と共通点が多いほど「これは自分のことだ」と思ってしまいそうです。きっかけがあれば主人公には、伴侶、成功、幸福が訪れる可能性があるだけに、やりきれない思いもします。鬱とか、メンヘラ本とか人生の失敗を親しくない同僚と話す描写が、職場の同僚との距離感が自分には現実味がないです

再読。参考程度に３０分の拾い読み。ほとんどが成功してからの日課であり、そうでない自分はどうしたらいいのか。村上春樹氏は、ジャズ喫茶経営と兼業作家時代はどのように過ごしていたのだろう。▼トニ・モリスン；決まった時間に書くことができないんです。いつも九時から五時まで勤めに出ていたら。仕事の合間に急いで書くか、週末にまとめて書くか、それか夜明け前に/あの文体を落ち着いていない状態で描けるなんて天性のものなのか//才能がないから積み重ねしかないけど、そうできる時間の過ごし方とか環境作りとかできる日が来るのかな。

令和の西村賢太。コロナ禍とか男女論とか社会情勢の価値観の影響から逃れられず、人の本質は変わらなくても現れる行動、表現が異なるという感想。西村賢太ですが、主人公の身勝手さの中に、微かな純粋さを感じ取ってしまいます。また本書では、読み手が主人公と共通点が多いほど「これは自分のことだ」と思ってしまいそうです。きっかけがあれば主人公には、伴侶、成功、幸福が訪れる可能性があるだけに、やりきれない思いもします。鬱とか、メンヘラ本とか人生の失敗を親しくない同僚と話す描写が、職場の同僚との距離感が自分には現実味がないです

読了後一週間を経てのレビュー。もう三読目になるのかぁ。このシリーズ再読繰り返していて、６冊を累計１０回以上読んでいるのに、一度もレビューを書いていない。中世騎士世界の知識とRPGゲームのストーリーと世界の謎が混じっていて興味深い。あと戦闘シーン、政治にまつわるあれこれ。転生ものにありがちな、既知の知識が主人公の活躍になることもおもしろい。でも、主人公の人柄かチートには感じないなぁ。感想が本書のではなくて、シリーズ全体になってしまった。全体への読解は七割程度かな。巻数を追うごとに再読が減っているな。