読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

shin_ash
読んだ本
4
読んだページ
1040ページ
感想・レビュー
4
ナイス
46ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shin_ash
「年収500万のコンサルなんてあり得ない」が目について、著者を見ると以前セミナーを受けた津田先生だったので、読んでみた。津田先生がよく言ってた「結論仮説」は師匠でもう一人の著者の堀先生の言葉でもあったので、この世代のボスコンの標準的な考え方なのだろう。津田先生のお話と堀先生が書かれている部分があまりにも一致しているので、ますます津田先生の話は戦コンの基本的な考え方だと思えてきた。本書はコンサルの選び方と言うよりコンサル活用の覚悟と心構えを説いている。全くその通りで弊社もダメ企業である事が再認識できた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

shin_ash
センスとは何か?何か磨く方法でもあるのか?と思って手に取ったような気がする。長い間放置していたが通勤の暇つぶしに積読を消化することにした。客観視して情報を集めて冷戦に分析すれば見えてくることも多いと言いたいのだろう。言いたいことはわからなくはないが客観視が重要と主観的に著者の独自用語で語られてもイマイチ理解しにくい。著者の言う客観視の一部はいわゆる「言語化」だったりするのだが、こう言うことを著者の思うままに著者が気持ちよく述べているだけの本だった。いい事は言っているが、それ以上のナルシストぶりが鼻につく。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
認知科学の新しい枠組みとして、多少異分野でも、多少ズレていても、多少胡散臭くても幅広くトピックを取り上げている。現状の認知科学に近しい話題から順番にトピックが並んでる様だ。個人的にはプロジェクション科学(2章)、内受容感覚の予測処理(3章)、自由エネルギー原理(4章)、圏論による認知の理解(5章)、記号創発ロボティクス(6章)が一連の流れで興味深い。7章の全能アーキテクチャはただの色物で浮いて見える。2章〜6章を統合的に理解できれば視野が広がるだろう。設計論的には6章に出てくるSERKETが気になった。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
「年収500万のコンサルなんてあり得ない」が目について、著者を見ると以前セミナーを受けた津田先生だったので、読んでみた。津田先生がよく言ってた「結論仮説」は師匠でもう一人の著者の堀先生の言葉でもあったので、この世代のボスコンの標準的な考え方なのだろう。津田先生のお話と堀先生が書かれている部分があまりにも一致しているので、ますます津田先生の話は戦コンの基本的な考え方だと思えてきた。本書はコンサルの選び方と言うよりコンサル活用の覚悟と心構えを説いている。全くその通りで弊社もダメ企業である事が再認識できた。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
林先生の因果推論の本である。予約してた割にはしばらく積読していたが、広大のセミナーで林先生の話を聞いて急に読む気になった。林先生は以前から資料を公開したり、Xで積極的に発信したりしていて勉強したり共感したりしていたが、それらの話が体系的まとまっているのが本書である。ルービン流の計量経済学の因果推論が全盛の中でパールとルービンの両面から因果推論を体系的に説明した上に統計学の外側である問題設定や解釈まで踏み込んだ解説している類書が無い良書である。因果推論は基本的にややこしい話なのであるが、これを思い切ってシン
shin_ash
2024/10/01 17:53

プルな例で端的に説明しつつも深い議論に繋がる様に豊富な注で補っている。前書きにはビールを引っ掛けて読んでも理解できるとあるが、初学者なら真面目に全力で読んだ方がいいだろう。8章と9章だけでも広く読んでもらいたいが、自分が林先生の断片的な情報が整理されたような気になったところから、やはり、その理解の為には1章〜7章が必要なんだと思う。最後のコラムの「マシュマロ実験の話」は今でも誤解を撒き散らしている。そう言う意味では本書は全ての分析者のあるべき姿勢を示すバイブルであろう。非常に完成度の高い本である。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/27(3133日経過)
記録初日
2009/11/28(5475日経過)
読んだ本
586冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
155929ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
425件(投稿率72.5%)
本棚
20棚
性別
血液型
AB型
職業
技術系
自己紹介

製造業。元は鋳物屋で今は分析屋。製品の加工、製品の開発・設計、CAE、鋳造技術改善を経る傍ら、必要に迫られてコツコツとデータ分析技術を磨く。現在は鋳物を離れて研究開発部門で細々と分析屋を専任。実験計画法から分析技術に入ったので、"ITな世界"が苦手。なので、恐れ多くて"データサイエンティスト"とは名乗れない(名乗る気もないが)。勿論ユニコーンではないし、セクシーでもない。くたびれたおじさん。

分析技術を得る為の手段として読書をしている。それだけではなんなので、多少でも視野が広がる事を期待して、分析関連以外も読む様にしているつもり。思想的には最近流行らないリベラルより。技術屋だけど理系では無く、実は芸大出。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう