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2024年5月の読書メーターまとめ

shin_ash
読んだ本
6
読んだページ
1320ページ
感想・レビュー
6
ナイス
63ナイス

2024年5月に読んだ本
6

2024年5月のお気に入られ登録
2

  • ルポルポ
  • Sansan Nag

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shin_ash
所謂ナチスに関してわかってるようでよく分かっていないので読んで見た。タイトルを曲解してトンチンカンなコメントも散見されるので、あるイデオロギーにとっては挑戦的な内容なだろう。ネット空間で目にするナチスの「良いこと」をオリジナリティ、目的、名目上の効果の観点で詳細に解説している。この評価軸では「良いと言えるモノではない」が論調かつ結論であるが、それを通じて「その手の論調」を安易に受け入れてしまったり、表面的に理解して積極的に賛同してしまうことへの警告であると理解した。私たち生活者が当然だが当事者であることを
shin_ash
2024/05/05 15:46

忘れてはならないだろう。本書では生活者が当事者性を忘れてしまう根源的な原因については踏み込んでいないが、その議論に踏み込む為には本書の様な理解が前提になるだろう。「民族共同体」なる言葉について本書を読む前から薄気味悪さを感じていたが、それは本書の指摘する「包摂と排除の両立」よりは自分がなんとなく「排除」側にいると感じていたからだろう。逆に包摂を求める人は当人が「包摂」側に勘定されると思っているのかも知れない。あるいは当人が「包摂」される為に「排除」を正当化するのかも知れない。それこそが恐ろしいことである。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
6

shin_ash
家族信託なる制度があるそうなので読んでみた。認知症対策の文脈なので成年後見人の類かと勝手に思っていたが中身は全くの別物。2007年の法改正で個人間で信託契約が結べることになったことが起点で成年後見人や遺言ではカバーしきれない様々な財産の管理・引き継ぎ方法を実現できる様だ。非常に柔軟性が高く、本書はそのメリットをわかりやすく解説している。一方でこれ程柔軟に対応できるのならば、その設計がキモで設計次第ではポンコツで残念なことになりかねないのでは?と思って読んでいると、最後の方にその旨の注意があった。やはりな。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
相続に関して、税金周りはよくわかっていないので読んでみた。税務署の物の見方について、なんとなく雰囲気は掴めた気はする。裏技を紹介はしているが、そちらはあまり参考にならなかった。資産家の様な莫大な遺産なら色々努力のしようも、し甲斐もあるかもしれないが課税ラインに対してギリギリ程度なら、キッチリやっておいた方がいいのだろう。物凄く中途半端な収益物件とかあるとなんかめんどくさそうな上に、親世代が“独自理論”を展開していたりすると、話をまとめるのにウンザリするが、ある程度の覚悟は必要なのだろう。面倒だが仕方ない。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
ずっと放置していた測度論だが、本書はわかりやすそうだったので読んでみた。初学者でも内容がイメージできる様に解説されており大変わかりやすい。確率論に入る前に読んでおけば、確率論の教科書も眠くならずに済む様な気がする。実際の応用先はもっぱら確率論でほぼ一体と言ってもいいが、一般的に測る方向に行ってもいい様な気がする。しかし、浅くググったレベルだが、計測分野では測度論が語られることは書籍レベルでは皆無の様だ。一方機械学習の発展を見るに無関係とも思えないし、そういう指摘も散見される。その意味で重要な入門書だろう。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
所謂ナチスに関してわかってるようでよく分かっていないので読んで見た。タイトルを曲解してトンチンカンなコメントも散見されるので、あるイデオロギーにとっては挑戦的な内容なだろう。ネット空間で目にするナチスの「良いこと」をオリジナリティ、目的、名目上の効果の観点で詳細に解説している。この評価軸では「良いと言えるモノではない」が論調かつ結論であるが、それを通じて「その手の論調」を安易に受け入れてしまったり、表面的に理解して積極的に賛同してしまうことへの警告であると理解した。私たち生活者が当然だが当事者であることを
shin_ash
2024/05/05 15:46

忘れてはならないだろう。本書では生活者が当事者性を忘れてしまう根源的な原因については踏み込んでいないが、その議論に踏み込む為には本書の様な理解が前提になるだろう。「民族共同体」なる言葉について本書を読む前から薄気味悪さを感じていたが、それは本書の指摘する「包摂と排除の両立」よりは自分がなんとなく「排除」側にいると感じていたからだろう。逆に包摂を求める人は当人が「包摂」側に勘定されると思っているのかも知れない。あるいは当人が「包摂」される為に「排除」を正当化するのかも知れない。それこそが恐ろしいことである。

が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
「空いた実家はそのまま貸しなさい」との比較のために読んでみた。こちらの本が想定する空き家が「プチ資産家」クラスで「400坪の土地に…」的な例なので、全く参考にならなかった。また、実家の活用は賃貸以外に色々な方法があること説明しているが、「賃貸にするならリフォームが必須」の論調は「そのまま貸しなさい」とは対象的。むしろ、著者なりの実家を活用した新規ビジネスのアイデアを開陳している。本業は不動産屋件コンサルの様で色々と成功体験を語っているが、ピントのズレた自慢話を聞いてる様でイマイチである。
が「ナイス!」と言っています。
shin_ash
空いた実家を相続することになりそうなので読んでみた。貸すまでのプロセスとポイントが解説してあり、何をどうすれば良いかのイメージを持ちやすくなった。コロナを機に空き家状態になったので、今から手を打てばなんとかなる様な気がして来た。モノの整理が最大のネックだったが遺品整理業者と言うのがあるらしく、それならば何とかなるような気がして来た。遠隔地なので、プロセスを計画に落とす必要があるが、できそうな気になるのが大事である。本書によると似た立場の人は少なくない模様。実家が空き家はこれから身近に聞く問題なるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/27(2978日経過)
記録初日
2009/11/28(5320日経過)
読んだ本
563冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
149765ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
402件(投稿率71.4%)
本棚
20棚
性別
血液型
AB型
職業
技術系
自己紹介

製造業。元は鋳物屋で今は分析屋。製品の加工、製品の開発・設計、CAE、鋳造技術改善を経る傍ら、必要に迫られてコツコツとデータ分析技術を磨く。現在は鋳物を離れて研究開発部門で細々と分析屋を専任。実験計画法から分析技術に入ったので、"ITな世界"が苦手。なので、恐れ多くて"データサイエンティスト"とは名乗れない(名乗る気もないが)。勿論ユニコーンではないし、セクシーでもない。くたびれたおじさん。

分析技術を得る為の手段として読書をしている。それだけではなんなので、多少でも視野が広がる事を期待して、分析関連以外も読む様にしているつもり。思想的には最近流行らないリベラルより。技術屋だけど理系では無く、実は芸大出。

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