PMSとパニック症候群がリアルだけど暗くならずに優しく書かれている。大きな出来事が起きるわけではなく、藤沢さんと山添くんの掛け合いが微笑ましい。映画を先に見ているので、頭の中では上白石萌音と松村北斗。原作の中では自転車が重要なアイテムになっているのに、映画では違う見せ方で残念だという意見があるが、確かにそう思う。後半のストーリー展開は原作の方が好み。

これらの名建築が来年もあるとは限らない。行けるうちに見ておきたい。訪問済みは紹介された約70建築のうち4割ほど。代官山の旧朝倉家住宅と日本のガウディと呼ばれる建築家梵寿鋼の奇抜な外観のビルは見てみたい。

身近にある植物なのに、知らないことだらけ。“そんなふうに生きていたのね”というタイトルに大きく頷く。そして図鑑ではないので学習的な教えがないからか、読んでいて見ていてとても楽しい。わぁっへぇほんとに？という驚きがあり、知らなかったことを知る喜びにあふれている。こんなにも植物愛のある著者が港区生まれ新宿育ちということにビックリ。

PMSとパニック症候群がリアルだけど暗くならずに優しく書かれている。大きな出来事が起きるわけではなく、藤沢さんと山添くんの掛け合いが微笑ましい。映画を先に見ているので、頭の中では上白石萌音と松村北斗。原作の中では自転車が重要なアイテムになっているのに、映画では違う見せ方で残念だという意見があるが、確かにそう思う。後半のストーリー展開は原作の方が好み。

非常に楽しく読んだ。漁師になるまでの第1章、生育環境や大学生活のこと。猟期を迎えてからのあれこれのこと。肉の捌き方はもちろんのこと、毛皮のなめし方、ワナの臭い消しやけもの道の見分け方までも具体的。休猟期の薪割りや山菜採りアユ漁も読んでいて楽しい。実際に自分がこの生活をしたいかと問われれば否なのだけれど、読んでいてとても楽しい。東出昌大のWILLを劇場で見ておけばよかった。

見慣れた道の足もとにある白くて丸くて愛らしいシロツメクサ。小さい花が集まった集合体なのは知っていたけど、タネのでき方にはビックリ。グリンピースみたいなちっさいさやができて、翡翠色のタネ。そこから形も模様もいろいろのみつばが出てくる。写真が大きくてわかりやすくて、発見のある本。著者の鈴木純さんは植物観察家で植物生態写真家、植物愛をビンビン感じる。

米澤穂信のミステリー作品は割と好きだったのだが、本作は何となく乗り切れなかった。パラレルワールドの設定で元の世界に戻るという単純な結末にはならないだろうと、期待していた。最後の一通のメールの何と残酷なこと。リョウはどうなるのか。