何も知らずに読んでしまい、どこか内容が子供向けっぽいし、トリックも弱いなと思ったら、ミステリーランドの作品だったのか。それなら納得。最初からそのつもりで読んでいたら良かったものの、そうじゃなかったもんで、物足りなさを感じてしまった。

浅く広く。ちょっと私には浅すぎたかな。幽霊も妖怪もモンスターも怪奇現象も一緒くただし。ただ、観たことにあるホラー映画のタイトルや中に出てきたキャラクターの意味やもともとの出所、「事実を基に…」という謳い文句のホラー映画の元ネタが知れた点は良かった。

何も知らずに読んでしまい、どこか内容が子供向けっぽいし、トリックも弱いなと思ったら、ミステリーランドの作品だったのか。それなら納得。最初からそのつもりで読んでいたら良かったものの、そうじゃなかったもんで、物足りなさを感じてしまった。

ただただちょっとした問題を薬に関する知識で解決していくだけでなく、しっかり人間関係に関することなどが話として展開していくので全然飽きずに読了。登場人物が多いのに、それぞれ個性があって、わけがわからなくならないのも良い。

文章も設定ちょっとクセがあるせいで、やや読みにくいと思いつつ、まぁ暇潰しには悪くないかなという程度にしか思っていなかったが、謎解きシーンで一旦、それまでの印象よりミステリーとして面白いぞと。そして、最後の最後で、素で目を見開いてしまった！すげー！！何も予備知識が無い状態で読んだ方が良い。

ノンストップホラーアクションという謳い文句に納得。初っ端から飛ばしてくる。気になるところは多かったが、なんやかんやで結構面白かった。荒唐無稽だし、ツッコミどころも多いし、同じ文言の繰り返しがクドいので、これは実写映画で観たい！アメリカが映画化したら、馬鹿馬鹿しさも良い感じに処理してくれそうだし、このグロさもきちんと再現してくれそう！

会話形式だから読みやすかった。結局明確な答えが出ない、屁理屈の言い合いみたいなところが好き。日ごろから自分が思っていた事柄についても触れられていて（そして、案の定、答えなんか出ない）面白かった。絶対に喧嘩にならないという確信があれば、こんな感じで誰かと哲学したい。