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2023年10月の読書メーターまとめ

ちくわん
読んだ本
18
読んだページ
2257ページ
感想・レビュー
18
ナイス
383ナイス

2023年10月に読んだ本
18

2023年10月のお気に入られ登録
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2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちくわん
ネタバレ1946年4月の新潮。坂口安吾をいろいろ読んでいて「堕落論」を読んでいなかったことに今さら気づき、急いで読んだ。戦中・戦後を生き抜き、本書冒頭の「人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのこと。」という真理にたどり着く。遠回りした分、「堕落論」に安吾の主張が濃縮されている、のではないかと感じる。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ちくわん

2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:43冊 読んだページ数:5389ページ ナイス数:728ナイス 坂口安吾に明け暮れた9月。再就職するので、読書量が減るか?悩みは尽きない。 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/690249/summary/monthly/2023/9

が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
18

ちくわん
ネタバレ全24作品。ほとんどはKindleで大きな字で読む。初めて手に入れた坂口安吾の本。しかし、なかなか読みきれなかった。各々のメモは作成したが、どうやってまとめようか。まぁ、もうしばらくは坂口安吾を中心にしようか。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1927年3月の改造。坂口安吾が「青春論」に「 芥川龍之介が『河童』か何かの中に隣の奥さんのカツレツが清潔に見える…」と書いたので読む。……ない。近くて「我々人間と比べれば、河童は実に清潔なものです」。まぁ、同じか。いろいろ感想はあるようだが、小学生の時に観た「猿の軍団」を思い出した。
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ちくわん
ネタバレ1947年6月の肉体。鈴鹿峠で都の旅人を襲う山賊。夫を殺され拐かされた美しい謎の女。山奥で、そして都で。平清盛の時代を思わせる幻。
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ちくわん
ネタバレ1949年11月の文藝春秋。そのままズバリ。「新人に良いものなし」というのは頭が悪いジャーナリストと愚痴っぽい老人。気を付けよう。
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ちくわん
ネタバレ2010年1月の新訂版。問題文と解答欄が別冊になっている。問題は10題。実際に書いて解いてみた。50~60%くらいの手応え。問題5が読みかけの「術語集」(中村雄二郎)。まだ数冊あるので解いてみよう。
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ちくわん
ネタバレ1936年9月の「作品」。「吹雪物語」の書き出しということか。確かにタイトルについて一纏まりになってはいる。本体は大分長篇のようなので後日。
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ちくわん
ネタバレ1923年7月の文藝春秋。坂口安吾関連で気になり探す。牧野信一自身の話。「地球儀」は祖父と父の関係を象徴しているが、それをただただ邪魔にする母、何となく弄ぶ純一。2013年センター試験第二問に出題された。問題文を見たがそれほど難解とは思えなかった。(ちゃんと解いてはいないが…)第一問が小林秀雄で「滅多なことでは出題されない大物」とあったが。えっ?そうなの。昔はよく見かけた気がしたが…。
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ちくわん
ネタバレ1987年7月の文庫化。ドラマや芸能人、スポーツ選手が取り上げられているが、私にとって1987年は昔ではない。明治生まれでパソコンは使えない、仕組みがさっぱりわからない、と言い切る姿勢が潔い。というよりスマホならともかく、さすがにパソコンは、と思う。初期の作品も読んでみたい。
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ちくわん
ネタバレ1954年8月の週刊朝日別冊。安吾が一時期暮らした上州は百姓剣が盛んな所。上野国利根郡追貝に法神流という強い流派があった。弟子の筆頭房吉は江戸で道場を開き、道場破りをことごとく破り、恨みをかう。そんな中、房吉は神道一心流山崎孫七郎の誘いに乗り、弓鉄砲が待ち受ける試合へ一人向かう。超人のような房吉(石)が、剣の道に拘り、人間臭く破れ散る姿を人々は「花を咲かせた」と後世に語り継いだ、ということか。
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ちくわん
ネタバレ2013年9月の本。「今さら…」と言われそうだが仕事の必要で、ざっと復習。STRING文と部分参照を確認。何かあったらの心の支え。COBOLは、世間(情報処理教育の世界)では、すっかり絶滅扱いなので本書もなかなか見付からなかった。いわんやPL/Iは。(図書館にはあるか)
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ちくわん
ネタバレ1953年11月の講談倶楽部。東京の菓子屋梅玉堂の主人、大学生の倅一夫、海玉堂の見合い相手初音は、関東の山奥黒滝温泉に発掘旅行に出掛ける。そこには希な美人の娘オ花、オバアサン、少年と木ノ葉天狗のようなジイサン、お握りジイサンが住んでいた。「希な美人」は安吾にするとアレなのでその後の展開は予想通りだったが。しかし、タイトルへは行き着けなかった。それとも素直に取るべきなのか?
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ちくわん
ネタバレ1946年6月の新潮。隣家の嫁が伊沢の家に逃げ込んで帰らない。そのまま居座る。4月15日の大空襲で家を焼かれ「二人で」逃げる。なかなか深い、考えさせられる。
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ちくわん
ネタバレ1947年1月の新世代。安吾作品には、織田信長、黒田如水、道鏡といった人名の歴史作品がいくつもある。本書は徳川家康についての短編。家康は、古狸というよりはお人好しで図太い平凡な偉人、という評価。
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ちくわん
ネタバレ1946年4月の新潮。坂口安吾をいろいろ読んでいて「堕落論」を読んでいなかったことに今さら気づき、急いで読んだ。戦中・戦後を生き抜き、本書冒頭の「人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのこと。」という真理にたどり着く。遠回りした分、「堕落論」に安吾の主張が濃縮されている、のではないかと感じる。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ2003年4月の本。読了まで大苦戦。事前にフランスに関わる基礎知識(歴史、文化、地理、制度など)がある程度準備できていないと。本書は、フランスへの移民が「同化」できているかをみる。移民が母国を離れる理由、受け入れ先となるフランスの事情は変化する。ある国民、例えばアルジェリア国民がフランス国民に変わるということはどういうことなのか。国籍、国民、国家が問われる。翻って日本はどうなる?どうする?どうしている?
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ちくわん
ネタバレ2017年12月の本。群像の2016年4月号~2017年7月号に連載。主な登場人物は、河野多惠子と市川泰、大庭みな子とその夫。ほか作家を中心に多くの有名人が登場し、ここまで書いて大丈夫かと心配になる。市川さんが亡くなった場面と、大場さんが亡くなった場面は泣いた。タイトルは202ページ目からか。それにしても読書感想文を書くために本書を購入したうちの娘、何を書いたのだろうか?
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ちくわん
ネタバレ1951年3月の別冊文藝春秋。安吾が大酔っ払いになり、九段の祭り直前の待合で目覚め、祭り用の浴衣を借りたまま宿に戻った。当時できたばかりの九段のタイトルを獲得した大山康晴が同じ宿に泊まったとき、その浴衣を出され、自分に対する宿の気遣いと勘違いした、という話。
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ちくわん
ネタバレ1947年6月から11月に複数の雑誌に掲載された。(金銭無情、失恋難、夜の王様、王様失脚の四話)終戦後のある哲学者の人生を描く。最上清人と妻富子はタヌキ屋という飲み屋を始める。闇屋の倉田、女給、客、コックを巻き込み、酒、女、金の欲に興じる。このあと強烈な登場人物と最上が織り成す人生模様。最後はすべてを失いつつも、爽やかな最上。哲学とは何かを安吾流に語る。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/08(2933日経過)
記録初日
2016/07/07(2934日経過)
読んだ本
1774冊(1日平均0.60冊)
読んだページ
361051ページ(1日平均123ページ)
感想・レビュー
1774件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
性別
血液型
B型
職業
その他
自己紹介

ポーと円朝を頑張ろう。しかし、決して目標を可視化はしない。人生とは、そういうものではない、とつくづく思う。(2024年5月19日更新)

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