読書メーター KADOKAWA Group

2024年8月の読書メーターまとめ

ちくわん
読んだ本
50
読んだページ
1453ページ
感想・レビュー
50
ナイス
633ナイス

2024年8月に読んだ本
50

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちくわん
ネタバレ初出不明。灸(きゅう)は宿屋の子。歌を唄うのが好きで、小さな子と遊ぶのが好きだった。ある雨の夜、婦人と真っ赤な着物の女の子が泊まる。翌朝、灸は女の子と遊んでいて二階の階段から…。あまりの急展開に驚きつつも、この日常さが、残酷ではあるが、私が好きな横光作品のひとつだ。これは新感覚ではない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

ちくわん

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:1099ページ ナイス数:534ナイス あっ、という間に7月が終わった。この夏は、横光利一か。 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/690249/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
50

ちくわん
ネタバレ1924年9月の随筆。主にスポーツに関する横光氏の自慢話。坂口安吾氏にも似たような話があった。私もどこかでひけらかしたい。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ冬山の恐怖の一晩、話はスリリングだった。が、三題噺とは、演じる際に観客に適当な言葉・題目を出させ、三つを折り込んで即興で演じる、とある。小室山の御封、玉子酒(これはあり得るか)、熊の膏薬、この三つを出した観客は誰だ?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ英照皇太后の大喪の礼で落語協会の総代として京都へ行った時の話。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ実在の豪商紳士が七名以上登場。今で言えば会社経営者ということか。なぜ経営者でも、よく名前と顔がマスコミに登場する方と、真逆な方がいるのだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ円朝さんが出掛けたおしるこ屋は、元殿様と元お姫様がやってらした。コスプレに分類されるのか?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ八百屋さんが「狂言しろ物」を客のところに売りに来る。会話の流れで面白そうに感じるが、意味はまったくわからない。これぞ「新感覚」…んな、わけないか___
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1956年1月、5月から12月の中央公論。夫と妻、郁子の日記で物語が進む。夫の日記がカタカナなのに戸惑いつつ。内容はさすがに…ではあるが。実は木村や娘、敏子も日記をつけていたなら…と思った。谷崎にハマるのか。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ独学で医学を身に付けたと思い込んだ元大名が家来相手に医療行為を行う。笑ってはいけないが笑ってしまうブラックな話。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ怪談の種を探していた円朝が本所相生町の塩原多助(初代~三代目)にまつわる話を聞き、上州沼田へ旅立つ。「塩原多助一代記」のプロローグ?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ梅若七兵衛は芝新銭座の狂言師。無欲の上に人付き合いが嫌いで生活は困窮。そんな中、しぶしぶご贔屓の家を訪れ大判を頂くが…少々汚いが、正直の首に神宿る、というお話。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1946年12月の文学季刊。日本のコアな部分を語る。深い…しかし、ある人達には…不快。これも2023年10月に読んでいたのに、なぜ登録がなかったのか?
続堕落論
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1950年4月の新潮。アガサ・クリスティとエラリー・クイーンを絶賛。日本では横溝正史が抜群。2023年12月31日に読んで、読メに登録したはずなのに…作業漏れ?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1924年3月から5月の大阪朝日新聞、1924年11月から1925年7月の女性。朝刊の連載小説!?大正時代は、こんな感じだったのか。今まで持っていた勝手なイメージとは随分異なる内容だった。やはり恋愛経験が多くないと、後々困ったことになるな、というどうでもよい感想を持つ。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1937年5月の内務省主催の神職講習会の速記から。その場で聴かれた方の感想は如何に?さて本書、かな文字ができるまでを推理。音と文字、これが長い時間と多くの人間の日常生活の中で変化(進化)を遂げ、かな文字ができたのではないだろうか。興味ある分野の話。よく本書を見つけたもんだ、と我ながら感心した。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1925年2月の文藝時代。さすが新感覚派のリーダー。んが、川端康成の説明の方がわかりやすかったりして…
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1928年2月の新潮。タイトルのとおり。頭が痛くなる。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1935年4月の改造。小説論。書いた長編小説は、上海、寝園、紋章、時計、花花、盛装、天使とある。読めたのは上海、寝園、時計。Kindleで手に入りそうなのが紋章。あとはどうすれば…。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ初出不明。「美しい家」(1927年1月)と同じく中野の家の風と地形の組み合わせが作り出した悪影響を分析する。さらに政治思想もこれらの影響を…という随筆。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1930年2月の改造。私、リカ子、Qの男、女、男に、さらにAというスーパーな男を加えた愛憎劇。謎のアイテム、デアテルミイという高周波電流の温熱治療機。最後はヨリを戻した二人が飛行機で旅行に出るので…。タイトルのワードが途中で数回(本作は4回?)登場するのが横光氏のパターンか。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1917年7月の文章世界。日露戦争に行った軍馬が縄に繋がれ、エサをもらい、拝まれる。横光利一氏は1917年から1919年、当時文壇の登竜門であった本誌に投稿。この雑誌の編集長が田山花袋。やがて1924年の「絶望を与へたる者へ」へ戻る。この辺りの経緯は…。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1925年7月の文藝春秋。Q川だ、S川だ、とほとんど地学の教科書をみる思いだ。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ初出不明。横光利一氏の「絶望を与へたる者へ」からのスピン。なぜ田山花袋氏は、これ程までに…。まさに今日でも日常溢れているが、こうしたことの履歴はなかなか追えない。それが良いことなのか否か、はっきりとは言いにくいが…。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ初出不明。宇野浩二「子の来歴」などの作品批評。横光さんは物理学絡みの表現が多い?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1948年1月の人間。梶は友人の高田に帝大生で海軍で数学者で俳人の栖方(せいほう)を紹介される。彼はA県T市Y温泉、平田篤胤の生家のそばの出身で…青森県十和田市谷地温泉…と思いきや…。小説らしい小説。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ作品社の「心にふるさとがある」シリーズに収録されている?随筆。小学生時代を過ごした愛着の地、大津を語る。私にとっての「心のふるさと」は、東京・青山なのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1923年7月の新思想。ヘルモン山の上の国ガルタンが大雨。そこから滅亡へ。初期の作品、怖い童話?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ初出不明。馬祖の「われ在るに非ざれど、この痛み何処より来る」、デカルトの「われ思う故にわれ在り」。中国とフランス、北京とパリ。二つは似ている、なるほど。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1917年10月29日の萬朝報(よろずちょうほう)。「今逃がすのは、逃がさないよりも悪い」、考えさせられる。しかし、いろいろ考えすぎるのは体に悪い。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1923年8月の新潮。深夜の踏切で酔っ払った資産家が踏切の番人の制止を振り切り貨物列車に轢かれた事件の裁判。番人、判事の職権と個人の思い込み(ここでは社会主義)。なるほど。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1922年。お園の母を尾行して居所を掴み、ほとんど家宅侵入。その後、お園の母と想像を絶する会話。ここまで来ると恋愛ではなく欲望と憎悪。そろそろ横山利一に帰ろう!
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1922年。流行っていたのはスペイン風邪?要求されて五百五十円は現在の価値に換算すると200万円くらいか。次から次への展開に、読んでいる私が人間不信になりそうだ。まさに…
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1910年の早稲田文学。牛込区喜久井町の元妻の母親の家に居座る自称作家雪岡京太郎は、友人だと思っていた長田と行った桜木という待合で偶然お宮という若い女性に出会う。それからのとんでもない話。こんなことを手紙にするのもどうかと思う。「露骨な愛欲生活の描写によって、代表的な私小説作家の一人」とあったが、こんなことばかり書いて、周りは迷惑だったのではないか?と思う。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1922年。私小説とは作者の経験なのか?老母と暮らす京女と交際、普段は手紙、たまに訪問。男は女との結婚を考えているが…「狂乱」、「霜凍る時」へと続く。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1924年1月の読売新聞。文藝時代創刊の直前。「かくして自然主義は苦き真実の過食のために、そのぼう大な姿を地に倒した」…ここからなぜか私小説、近松秋江(しゅうこう)へ。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1936年7月、パリでの講演。ヨーロッパの国の敵は隣国。日本の敵は地震。様々な視点でまさに、今を的確に言い当てている。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1928年10月から1931年10月に改造などに掲載。芥川龍之介に「上海をみろ!」といわれ1928年4月に一ヶ月間滞在。当時の混沌とした雰囲気を伝える。中国、日本、イギリス、アメリカ、インド、ロシア…様々な国の人と思惑が入り乱れる。小説ではあるが、この頃の状況が掴めた。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ初出不明。灸(きゅう)は宿屋の子。歌を唄うのが好きで、小さな子と遊ぶのが好きだった。ある雨の夜、婦人と真っ赤な着物の女の子が泊まる。翌朝、灸は女の子と遊んでいて二階の階段から…。あまりの急展開に驚きつつも、この日常さが、残酷ではあるが、私が好きな横光作品のひとつだ。これは新感覚ではない。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ初出不明。操られる鵜なのか、操る鵜匠なのか、それとも二つを繋ぐ綱なのか。この綱は「火にもやけぬが、逆に捻ればぽろりと切れた」。それはともかく「妻」(1925年10月文藝春秋)、「寝たらぬ日記」(1926年7月文藝時代)、「馬車」(1931年1月改造)は感想を書けるところがないことを、ここに記す。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1922年1月の中央公論。高崎の辺り。この年、利一は24才。子供はまだいない。父の立場で書いた作品か?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ北川冬彦の詩集に寄せた文章。そういうことか…
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1927年9月の文藝時代。デパートの一階から六階の女子店員と仕事および仕事以外の会話で過ごす経営者の久慈。今ではない県もある商業形態。ところによっては「デパート」は死語になってしまっているのでは?と本書とまったく関係ないことを考えていた。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1925年4月の文藝時代。「良人(よしひと)は生活に窶れ果てた醜い細君の容子(ようこ)を眺める度に顔が曇った」。なんて酷い亭主なんだ!
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1927年4月の文藝時代。「此の盲腸はどこへ行くと云ふのだろう」…「新感覚」の極み?
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1927年2月の改造。亡くなった最初の妻の入院生活。この頃には次の…。まぁ、そういうこともあるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1925年8月の文藝時代。重苦しい時代を「掃き溜めのような窪んだ街」で表現。どこか童話的でもあるが…やはり「新感覚」…過ぎる。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1926年1月の文藝時代。主人公はナポレオン。実は皮膚病に悩む。これが原因でロシアに攻め込む。「文藝時代」の作品は私には難しい。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1924年10月の文藝時代創刊号。とある駅で先へ進めなくなった特急列車。プラットホームに溢れた乗客達の選択は…。登場人物がまったく理解できない、これが「新感覚」か。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1935年1月の文藝春秋。家族と姉と姉の娘と父の十三回忌で大津を訪ねる。琵琶湖の眺めながら仏教を想う。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1944年2月の改造。梶(「寝園」の登場人物か?)がウィーンからブダペストへの汽車から見たのが真紅の雛罌粟(ひなげし)。ブダペストで出会った謎に満ちた独学の通訳ヨハン。ハンガリー王国の帝都の異国情緒豊かな五日間。
が「ナイス!」と言っています。
ちくわん
ネタバレ1940年7月の文藝春秋。下北沢に家を建てた。近くを散歩していた若夫婦も近くに家を建てた。特に何もなく十数年が経ち、ある日陸軍刑務所の看守長だった若夫婦の旦那が酔って電車に轢かれて亡くなる。香典返しに届いた歌集のタイトルが…。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/08(3067日経過)
記録初日
2016/07/07(3068日経過)
読んだ本
1894冊(1日平均0.62冊)
読んだページ
370212ページ(1日平均120ページ)
感想・レビュー
1894件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
性別
血液型
B型
職業
その他
自己紹介

最初は数学の本を読む。次に、中古の新書を読み始める。その時購入した積読書を今も積んでいる。そして、嶋中文庫の銭形平次捕物帖から野村胡堂に出会う。捕物帖つながりで岡本綺堂へ。Kindleを使うようになり幅が拡がる。坂口安吾に共感する。佐々木味津三も捕物帖から。寺田寅彦に時々戻る。向田邦子も読む。最近は横光利一が多い。子供たちの教科書も使い終わると目を通す。二十代前半は推理小説中心だった。さてさて今後はどうなるやら。(2024年8月12日一部更新)

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう