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2023年12月の読書メーターまとめ

菊地
読んだ本
70
読んだページ
20693ページ
感想・レビュー
70
ナイス
282ナイス

2023年12月に読んだ本
70

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

菊地
予備知識なしで手に取ったので読む前は「勇者殺人事件」みたいなものを想像していたけど、「死んだ勇者」「勇者が死んだ」ことについて様々な視点・アプローチで描く群像劇のような物語だった。 「誰が勇者を殺したか」というタイトルに複数の意味合いが含まれており、「誰が勇者を殺したか」について次々と表情を変えていく構成は非常によく作りこまれている。完成度が高い。 各キャラクター造形にもドラマや様々な感情に満ちていて、味わい深いものがある。全体的に良質な物語体験でしたね。いい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2023年12月の感想・レビュー一覧
70

菊地
初動失敗の弱小Vtuberかと思ったら人間辞めてるレベルの最強チート生物だったという奴。 現代ダンジョンものとしての要素、VTuber要素、ファンタジー食材グルメもの、戦闘力・財力チート無双ものの要素を含んでいて、下手に組み合わせるとどっちつかずの中途半端なものか「〇〇要素はいらなかった」みたいなものになりがちだけど、本作においては全てがバランスよくまとまっていて実に良質なエンタメに仕上がっていた。 とてもいい作品でした。次巻も期待したいし、早く2巻読みたい。
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菊地
予備知識なしで手に取ったので読む前は「勇者殺人事件」みたいなものを想像していたけど、「死んだ勇者」「勇者が死んだ」ことについて様々な視点・アプローチで描く群像劇のような物語だった。 「誰が勇者を殺したか」というタイトルに複数の意味合いが含まれており、「誰が勇者を殺したか」について次々と表情を変えていく構成は非常によく作りこまれている。完成度が高い。 各キャラクター造形にもドラマや様々な感情に満ちていて、味わい深いものがある。全体的に良質な物語体験でしたね。いい作品でした。
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菊地
ラブコメのようなハッピーエンドを迎えた「メインヒロイン」が"アフターストーリー"の中で"前世の主人公"に裏切られて絶望し、逆行して人生をやり直すラブコメ。 1周目のトラウマによって踏み出す怖さを感じながらも、確かな未来に向かって一歩ずつ進んでいるヒロインの強さ、知らず知らずのうちにヒロインを支えて背中を押している本作の主人公の存在、その二人の関係性がとても良かったですね。満足。 前世との因縁には一区切りを付けた形だけど、この二人のラブストーリーの決着までは読みたいので、続きが出て欲しいですね。
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菊地
何かしらの目的を持って「乙女ゲーム展開を無視する」という切り口はよくあるし、「最強を目指す」という方向性は悪くない。 ただ、「主人公が乙女ゲーム展開を無視する」のはいいと思うんだけど、全体の流れでも乙女ゲーム要素を無視し過ぎた結果、「別に舞台が乙女ゲーム世界じゃなくて良くない?」という感じで乙女ゲーム要素が死に過ぎている。これだと普通のコンシューマRPG・ダンジョンRPGゲーム世界でも成立するよなぁ。 「最強を目指す主人公」ものとしては悪くないけど、乙女ゲーム要素を生かせていない匙加減は微妙ですね。
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菊地
ネタバレよくある「聖女冤罪追放もの」に見せかけて実は、みたいな内容。 よく言えば「読者にとっても意外な展開」を見せてフックになっているけど、悪く言えば途中からの展開に唐突感はある。 各所に「こういう裏があるなら、あそこでああいう風になるのは疑問が残る」という部分もあったので、こういう落としどころにするのであれば序盤からもう少し上手く伏線を張れていればよかったと思いますね。
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菊地
ジュニア・ユース世代のサッカー組織についての仕組みについては解像度が高めで地に足が着いているし、初々しい恋愛描写も中々良かったけど、特定の同級生や教師が「ザマァ」されるだけのためにあからさまな程に繰り返し露悪的な描写がされているところは少し気になるし、勿体なさは感じる。もう少しリアリティラインは一般文芸側に引いた方が良かった気がしますね。 ただ、僕自身がサッカー好きということもあり、総合的には割と好きでした。
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菊地
身分階級が崩壊した世界における元王女、みたいな設定周りには珍しさがあったけど、特権階級時代から意識が変わっていない元〇〇も多いので、読み味が階級があるタイプの作品とそう変わらない印象はがあるし、それらの設定が物語としての面白さ・気持ちよさに繋がっていないという印象。 後はコメディ展開とシリアスな展開が混在していることで、どっちつかずな感じになってしまっている気がするのも、好みからは外れる。正直もっとコメディ全振りで分かり易く快刀乱麻してくれた方が気持ちよく読めた気がしますね。 僕には合わない作品でした。
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菊地
旧版刊行が3巻までだったので新装版も巻数で追いつく。 旧版既読だけど、アレ、旧版もここまでだったんだっけか……? 数年前のことなのでさすがに忘れてるな…… さすがにここで終わりはぶつ切り感があるので是非4巻以降も出て欲しいですね。
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菊地
尖った溢れる才能を持つ引き籠りによる反撃の物語。 語っている内容は割と重めなエピソードも含んでいるんだけど語り口で重さをコントロールしきって「楽しいこと」「エンタメであること」の範疇で走り切ったバランス感覚が素晴らしい。 更に「こういう展開にすれば、こういう部分が突っ込まれる」という想定が適切でそれに対するエクスキューズが完璧。ご都合主義的なものを感じさせないままリアリティラインを維持して、「Vtuberは楽しくなければいけない」という理念のまま走り切ったのは本当に鮮やか。最高に面白かったので次巻も期待。
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菊地
オコジョさんの可愛さ、美味しそうに感じさせるアフタヌーンティーの描写、ちょっと心が温かくなるお話、全体的なバランスがとても良い。 更に最後のオコジョさんの正体などもいい感じのフックになっていて、満足度が高い話でしたね。好きな作品でした。
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菊地
パティ周りのエピソードで牛歩戦術と寸止めを食らっている感じがする。
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菊地
さすがに面白さはピークアウトしてきており、マンネリ感は随所で感じるようになってきた。
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菊地
やはり主人公のキャラクターがいい。
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菊地
文章からも滲み出てくる「みんなに愛されるんだろうな……」と感じさせる優しく天真爛漫な人柄に思わず笑顔になってしまいましたね。 アイドルとしては鳴かず飛ばずで天職は声優だったのかもしれないけど、こういう人ならどんな形であれ・規模の大小はあるにしても少なくない人を幸せに出来たんじゃないかなぁ、と感じさせてくれる。そういう高い人間力を感じさせた。 とても良い本でした。 幼少期から青春時代にかけて、僕の人生に寄り添ってくれた声優さんの一人である日髙のり子さんに感謝を。
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菊地
タイトルにもある「謎解き」要素を期待して読んだんですが正直期待外れでした。 「寿命が分かる能力で、特定行動を取るたびに寿命が増減するのが分かる」というアイディアは上手く使えば面白くなりそうなんだけど、肝心の寿命の増減があまりに雑。 この設定だと「こういう行動を取ると、こういう結果に繋がって、結果として〇〇年増減する」というディテールの部分が重要なのに、あまりに軽率かつ大幅に増減を繰り返していて作りが大雑把。 こんな感じにするならコメディに全振りした方が良かった気がするんですけどね。全体的にノリが中途半端。
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菊地
予備知識無しで読んだけど先行のシリーズ作品があったのね。そちらは未読という前提的でのコメント。 バスに乗ることを趣味にする人達が色んなバス関係の謎に向き合う短編集で、方向としては旅情サスペンスとかトラベルミステリーのような読み味に近い。 ただ自分の生活の中に「バス」という乗り物の優先度が低く、尚且つ作中で舞台になっている東京の路線バス事情に疎すぎてバス周りの話・描写が上手く頭に入ってこずイマイチ楽しめなかった。 こういう地域に根付く作品は現地知識が乏しいとやや厳しいですね。僕には向いていない内容でした。
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菊地
魔剣にテンション上がる兄弟かわいい。
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菊地
「無双できるだけの能力がありながら、本当の力や正体を隠しながら他大陸の混乱を収める」というイマイチテンションが上がらない場面も多かった新大陸編もここで一段落。長かった。 次はユキさんや嫁さんが十全に能力を振るうような展開を期待します。
菊地
近年、西洋絵画を観てた過程でブーシェ等が活躍したロココ美術時代の勉強をしていたので、ブーシェの名前が出たり、退廃文化の描写に対しては解像度を高く読めたので時代小説としての面白さはあった。ただ、時代についての説明や描写が多いので事前知識が無いとテンポを損なってしまう気がするし、この辺事前知識の有る無しで面白さの大きな開きが出てしまう辺りは問題かな、と思う。 そういった舞台設定的なものを除くと割とオーソドックスな男女バディミステリという感じ。主要キャラは好きだけど、ミステリ的なインパクトには欠けるかな。
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菊地
実妹がツンツンになってしまって落ち込んでいたシスコン主人公のところに義妹2人がやってきて実妹のキャラ崩壊、ブラコン(ヒロイン)レースの開幕だ!みたいな話。 ブラコン・シスコンもの、ラブコメもの、家族ものとしても仕上がっているので中々良かった。
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菊地
やっていることが「ずっと前に亡くなっている大叔父の妻は不倫をしていたのか?」という内容で、正直どうでもいいと感じてしまう導入でテンションダダ下がり。 導入で入っていけてないから、途中で事件が起きても真相が明らかになってもずっと上滑りしたままで最後までノッていけなかった。 この導入なら短編や中編くらいのサイズで収めて欲しかったし、長編をやるんなら読者の興味をそそる魅力的な謎・秘密を提示して欲しいと思いますね。
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菊地
「戦記」なのに、戦争も人間関係も動きが乏しく正直退屈な巻だった。
菊地
「魔法使いの引っ越し屋(魔法を使う引っ越し屋)」というあまりにもニッチ過ぎる題材だったけど、様々なアプローチで色んなドラマを描けている。 キャラも立っていて、全体としても非常に良くまとまっており、泣かせるシーンに向けての構成・演出もお見事で、全編を通してのストーリーテリングが上手い。 とても良い作品でしたね。面白かったです。
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菊地
趣味を広げるために浮世絵の勉強中。まずは起点となる有名絵師ということでまずは葛飾北斎からと思い手に取ってみた。 富嶽三十六景、引っ越し魔、絵師名が沢山あって「画狂老人卍」みたいな変な名前のものもある、みたいなイメージしかなかったので、一気に解像度が高まった。 「画狂老人卍」という名前に相応しい「画狂」っぷりな生涯に思わず笑ってしまった。 「職人」という性格を持つ浮世絵師ながら、しっかりした理論と技術に基いた画力とあくなき向上心を持つ生粋の絵描きだったんだな、と脱帽。 その生き様に好感度が爆上がりでしたね。
菊地
1巻に引き続き、自己評価が低い卑屈な主人公の内面描写や地の文の癖のある文章が印象的。相変わらず人を選びそう。 展開や文章に冗長気味なところがあるけど、大衆の評価や自己評価が低かった主人公が実力者や美少女に認められていく展開は割と好き。 しかし、積んでた本を読み始めた形だけど、1年半くらい新刊(3巻)出ていないのか……打ち切られたとしたら残念ですね。
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菊地
逆行再生勘違いファンタジー。 良くも悪くもありがちな内容だったけど、主人公の程よい小物ムーブが勘違いに繋がるところには手堅い面白さはあったし、ヒロインのエトナのキャラクターにも味わい深さがあって、全体的には割と嫌いじゃなかった。
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菊地
散々ヘイトを貯めていたジキスヴァルトを始めとする王族が報いを受けて概ね満足です。
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菊地
んー、この内容だと「男だと思っていたゲームフレンドとオフ会で会ったら女の子だった!」みたいな「ネットフレンドとのオフ会」ものと筋立てとあまり印象が変わらず、Vtuber要素が生かされているとは思えなかったかなぁ。 そして純粋に「ラブコメ」として見ると、ヒロインのキャラから展開まで、全体的に個人的な好みとズレていたので一通り僕には合わない作品でしたね。
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菊地
他国にここまで分かり易く高く評価されている宮廷魔法師が冷遇されて追放されることになるまでのディテールが雑。
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菊地
Web3の知識が歯抜け状態だったので知識の再整理のために読んでみた。 この手の本としては破格の読み易さで、Web3の概要を把握する入門書としてはかなりオススメ出来る内容。 ただWeb3の理念は分かるし、ブロックチェーンの目指す理想像などは理解できるんだけど、現状の仮想通貨(暗号資産)・NFTなどは投機商品にしかなっていない現状を見ると理念・理想通りにはいかなそうかなぁ、とも思ってしまうところではある。 まあ、全てが理想通りにはいかないのは当然だし、どの辺に着地するかは冷静に見定めていきたいところですね。
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菊地
ちょっと不思議な能力を持った子達の青春群像劇。 特殊な能力を持っていても上手くいかないところが青臭くて良かった。 キャラクター像に対する好みがズレているところがあり、僕にとっては少し合わないところもありましが、それなりに楽しめたので良しとします。
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菊地
やり直しものとして、斬新さは無いけど手堅い。 クマがいる幸せ風景な表紙イラストが実に良い。かわいい。
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菊地
勘違いとか冤罪とかじゃなく本当に悪いことをした上で、女神に説教を食らった上での逆行再生、という導入が少し目を引くものでしたね。 とりあえず、愛嬌あふれるシャンドラちゃんのキャラクターが好き。
菊地
積もり積もった恨みを晴らすがごとくのフェルディナンド君大活躍。いいぞもっとやれ。君にはそれくらいえげつないことをやるだけの権利がある。
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菊地
タイトル通りの内容。 金髪碧眼美少女が思った以上に駄目な子ムーブをしてくるので、そこが割と好きでしたね。既成事実デキ婚セックスを迫ってくるようなキャラは駄目な奴の方がしっくりくる。
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菊地
発動条件・MPに対する見返りが大き過ぎるため「資産をやり繰りしながら発展させる」的な面白さには欠けるし、これだけチートなホテルが登場した時の街経済に与える影響の見積もりの甘さなど、随所でディテールの甘さという瑕疵はある。 ただ、能力がチートすぎることによって進化や発展が早く、テンポも良くサクサク進んでいくので、あまり細かいことを考えなければ「どんどん発展していく」事自体は楽しさはあるし、実際に読んでいる最中はそれなりに楽しい。 この巻だけなら深く考えなければ楽しめることは確かです。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
西洋絵画鑑賞を趣味にしてきたけど、特定年代の西洋絵画は海外から有名作品がレンタルされる特別展以外では観れる機会が少ないので、鑑賞する美術品の幅を広げる一環として改めて浮世絵の理解を本書を手に取ってみた。 「浮世絵とはどういうものだったのか」「国内における立ち位置と海外での立ち位置と影響」についてキッチリと説明されており、「浮世絵」についてのアウトラインは掴める。 各浮世絵師の細かい違いや経歴等の情報は甘いけど、「美術鑑賞における浮世絵に対する視点」を手に入れる目的は満たすことが出来たので満足な内容でした。
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菊地
ミオンが着々とショウの攻略を進めている。
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菊地
猥談がバカバカしすぎて面白かった。 適度にゆるいスローライフ描写自体はとても良いんだけど、「もう少し主人公が周りに認められて欲しい」という想いが無くも無い。まあ、主人公本人は「認められたい」とは思っていないだろうし、あくまで読者である僕の願望だけなんですが。
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菊地
ミステリとしてのパンチは弱いけど、親の再婚による義兄弟の関係性が中々良い。適度にユルイ探偵の兄と、適度な柔軟性がある真面目な弟のバディが噛み合っている。 ただ探偵サイドに舎弟キャラがいて、そちらでバディのようになっているシーンが多いので、「義兄弟バディ」という焦点は少しボケている気がするのでそこは少しだけ勿体ないかなぁ。
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菊地
男運が悪いお菓子作り系女子と甘党男子のじれったいラブコメ。 趣味嗜好の相性はピッタリなはずなのに、元カレことを引きずって、恋愛関係にまで発展しない距離感が良かったですね。 「お菓子作りの趣味」を男に媚びているとみなす同僚の悪意が実際にありそうな感じが可哀想だった。主人公には幸せになって欲しいですね。
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菊地
「血の繋がらない私たち」が疑似家族関係の同居生活を構築する1冊丸ごとプロローグみたいな内容。 家族愛なのか恋愛なのか親愛なのか未分化なまま、「同居」という形で距離を詰められたことで生じる心の揺れ動きが丁寧に描かれている。 今はまだ「家族」だけど、その関係性がどのような形になっていくか、続きも読んでみたい気はしますね。
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菊地
本編であんなにポンコツな天才と紙一重技術者が、まるで怜悧な天才技術者っぽく描写されてて戸惑ってしまったんだぜ。 誰の視点で観るかでここまで印象が変わる描き方が面白い。
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菊地
やはり幼女……!幼女の可愛さはすべてを解決する……!
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菊地
千佳さんのハッタリ啖呵が鮮やかだった。役者だねぇ。
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菊地
テーマ自体は割と重めだったけど、快刀乱麻出来る主人公の能力と愛嬌あるノリのおかげで重くなり過ぎずに楽しく読めた。いいですね、好きです。
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菊地
義理の妹に婚約者を含めて色々と奪われて追い出されるタイプの作品。 ありがちといえばありがちな内容だったし、義妹・元婚約者の頭空っぽ具合は露骨過ぎて軽々しさは感じるけど、「魔石宝飾」という切り口自体は面白さがあったし新しい場所で心機一転頑張って認められていく展開自体はそう悪くない。 明確に長所と短所は混在している感じだけど、「こういうタイプの作品」を読みたい人が、そこまで大きな期待せずに読む分には悪くないんじゃないですかね。
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菊地
もう少しストーリーが進んで欲しい想いはある。
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菊地
TSエルフ転生。体に引っ張られて幼女であることに適応していく流れと、主人公の癖のある喋り方の愛嬌がとても良かった。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
「心からの望みや本質が具現化した『魔術』」という本作における根本設定に大きく切り込み、どうして特定の人に「魔術」が宿るのかという本質的な部分に納得のいく回答を返した上に、ラブコメとしてもメインヒロインと決着をつけて、色んな意味で綺麗に終わった完結巻だった。 勿論全3巻と言うことで随所で描き足りていないところがあったことは確かだけど、3巻という尺でここまでまとめたことは素直に評価したいですね。いいシリーズでした。
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菊地
幼馴染の同級生美少女がお金持ち主人公のメイドさん(になっている)という話。エロ同人でみた覚えのある設定だ! ボタンの掛け違いですれ違ってしまった主人公とメイドさんの関係性がとても良い。ヒロイン力が高過ぎた。満足。
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菊地
テーマや切り口に統一感が無いタイプの短編集だったせいで、割と好きな短編と好みに合わない短編の落差が激しかった。
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菊地
散々引っ張ってきた色々な謎が解明されていく展開で終始テンション高めで読めた。満足度が高かった。クライマックスも近く感じる。
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菊地
「クズレス」というワードを思いついたときにどうしても使いたくなったんだろうな、と思わせるタイトル。 んー、タイトルに「どうしてもモブ人生をつかみ取りたい」と言う割には『モブに埋没するための努力・工夫』を頑張っているわけではないので、タイトルと内容のミスマッチさを感じるところはある。「お前、本気でモブになろうとしてないやろ」と思ってしまう瞬間が多い。 ただ、良くも悪くも定番の「ゲーム世界に転生して原作知識で成り上がる」作品としてはまとまっているので、そういう作品だと割り切って読めばそれなりには悪くないです。
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菊地
んー、面白くなかったです。 「年上のS級女騎士」が単なるハーレム要員・結婚出産相手にしかなっておらず、騎士ヒロインとしての魅力に欠ける。こんなんならS級じゃなくても低級の騎士でもいいよね… バトルファンタジーとしては戦闘シーンの魅力にも欠けてるし、ラブコメ描写も弱く、キャラクターが薄い。 主人公の家族が欲しい・結婚相手や子供が沢山欲しいという欲望に正直なところはそこまで嫌いじゃないけど、スカしてる感があるので、これだけのヤリチンムーブをするならエロ猿キャラだった方まだマシ。全体的に褒めるところは無いかな。
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菊地
1巻はとても好きだったけど本巻はイマイチでした。 「聖女」の能力と「配信者」の活動・成功がリンクしていてストーリーが向かう方向が明快だった1巻に比べると、この巻は随所でテンポの悪さを感じたし全体的に目的と行動のミスマッチを感じてしまった。正直「地の聖女」との配信対決をする理由がしっくりこなかったし、主人公がバ美肉する展開に行き当たりばったり感を感じてしまいましたね。 「アリスを連れて故国で革命を起こしたいから、アリスのパワーアップ=配信増に協力する」みたいなシンプルなストーリーの方が良かったかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
この手の作品、「バレバレなのに気付かない」という展開だと作者の都合が見えて興ざめなので、その点「ギリギリばれなくてもおかしくないかな?」という匙加減に納まっているので好印象。 煽り煽られ喧嘩友達みたいな関係性と、品行方正先輩キャラの融合で一粒で二度おいしい。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
ゲームの悪役転生も、エロゲ転生も先行作品がそれなりに出ているのでそういう意味での新鮮味はそこまでない。 設定・文章の練り込みは甘く、読み応えは乏しい、このレーベルでありがちな先行作品の量産型フォロワーって印象だけど、テンポ感としてはサクサク進むので大きな期待をせずに「とにかくこういうのを読みたい」って人には悪くないんじゃないですかね。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
良くも悪くも安定しているシリーズだけど、ふとした瞬間に「子供たちも大きくなったなぁ……」という親戚のおじさんみたいな感慨が湧いてくる。僕も年を取ったものだ……
が「ナイス!」と言っています。
菊地
人妻NTR回。 NTRの背徳感はある一方で、主人公と人妻の夫の間に面識があってそれなりに交友関係あり、夫と妻の間に「子供」についての行き違いがあったにせよ離婚される程の落ち度では無かったという点でいまいちスッキリしない読後感になってしまった。「落ち度のない男から寝取る」という展開には背徳感と興奮を感じられる一方で、「罪悪感」のせいで楽しみ切れないあたり、僕のNTR属性は甘いなぁ……
が「ナイス!」と言っています。
菊地
サラナが愛されて、楽しそうにしているところはいいですね。
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菊地
国立西洋美術館が世界遺産となった理由である建築家、という以上の知識がなかったル・コルビュジエだけど、キュビスム展で名前を見掛けたこともあり改めて知識をつけたくて読んでみた。 んー、僕自身に建築に関する基本素養に欠けていることもあり、初心者向けであるこのシリーズであっても付いていけない部分が各所であった。やはり建築に関する勉強をするべきか。 ただ、氏の芸術的な魅力はよくわからなかったものの、個人の経歴等の客観的な情報やセルフプロデュース力等についてはある程度の知識がついた気はするのでこれはこれでよかった。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
今巻も地に足がついた冒険者描写がしみじみと面白い。 チート能力を持っていないし、生活の変化から不器用なところも見せる完璧とは言えない主人公だけど、仲間のたまに誠実に頑張る姿が素敵でしたね。好き。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
んー、主人公がアイドルに(背徳)メシを食わせようとする動機があまりシックリこなかったし、「そういう理由」で食べるものを拒否しておきながら欲望に負けてチョロく食べたり一方で拒食が過ぎて体調不良になったりするあたりプロ意識に欠けるようにも感じてしまう。 結局「食事を拒否するアイドル、食べさせようとする主人公」という根本的な導入の部分で入っていけなかったので最後までふわふわした感じの読感になってしまった。 んー、ちょっと細々とした部分でしっくりこない部分が多くて、僕には合いませんでしたね。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
「1」とナンバリングされてる通り本巻だけでは一区切りついていない点は弱みではあるけど、区切りを気にせず心理変化の段取りにページ数をかけられているので、良くも悪くも丁寧。 そのおかげで監禁状況におけるストックホルム症候群的心理がある程度描けているので「監禁もの」としてはある程度以上評価できる気がしますね。 ただまあ、主人公の容姿についての作中の描写とイラストとのミスマッチは悪い意味で気になったかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
「『ヒロイン』の『攻略』によって混乱する学園」「悪役令嬢もの」「婚約破棄もの」という定番のモチーフを使いながら、複数の「悪役令嬢」についてのメタを貼った物語が展開される。 「次期王妃としての矜持」を持つヒロイン、「性差によって抑圧された天才」であるヒロインなど、様々な背景を持つヒロイン達によって「揺るがない(揺るがないものを手に入れていく)」ドラマが描かれており、芯がしっかりしたストーリーラインは面白い。 「ヒロイン」についても、「悪」を押し付けるだけじゃない落としどころが良かったですね。楽しかったです。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
タイトルで「自分専用のメス」という口汚い言い回しをしているけど、基本的にはリーマンとJKが愛ある肉体関係になっていくタイプの作品なので、タイトルから鬼畜ものを期待するとそこは期待からは外れるかな、と。 ただ1対1の年の差いちゃラブものとして割り切れば、(ページ数がやや少なめだし、相変わらず本文イラストがないなりに)それなりに楽しめるとは思う。
が「ナイス!」と言っています。
菊地
期待値を極端に下げて頭を空っぽにして読む分にはこういう作品があってもいいと思うんだけど、この手の「モノづくり」をする作品で、モノを作るための対価と結果が見合っていないとガバガバに感じてしまうところはあるよな、と。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/10/05(5687日経過)
記録初日
2008/10/01(5691日経過)
読んだ本
11946冊(1日平均2.10冊)
読んだページ
3443884ページ(1日平均605ページ)
感想・レビュー
11830件(投稿率99.0%)
本棚
252棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://snowillusion.hatenablog.com/
自己紹介

登録しているのはラノベ、ミステリ、一般文芸、ジュブナイルポルノ、雑学本など。
漫画は登録していません。

・Twitter
http://twitter.com/snowillusion

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